《タイム
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タイム3 シド UC 光/水文明 (3) |
クリーチャー:エンジェル・ドラゴン/革命軍/ドレミ団 4000 |
革命チェンジ:光または水のクリーチャー |
相手の呪文を唱えるコストは2多くなる。 |
DMR-21で登場した光/水のエンジェル・ドラゴン/ 革命軍/ドレミ団。
光または水のクリーチャーを条件にした革命チェンジと敵の呪文のコストを2上げる能力を持つ。
類似カードの《剛厳の使徒シュライバー》や《ガチャンコ ミニロボ1号》と比べると、多色とはいえ如何にこのクリーチャーのスペックが突出しているかが見て取れる。
先攻1ターン目に召喚した《予言者クルト》や《希望の親衛隊ラプソディ》から革命チェンジすれば、《フェアリー・ライフ》や《勇愛の天秤》にすら間に合い相手の初動を妨害できる。コストを支払って普通に召喚してもパワーが3000高い《ガチャンコ ミニロボ1号》なので十分に強力。
種族にドラゴンを持つため革命チェンジ先が豊富であり、呪文を使わないデッキが相手でも腐りにくい。
おまけにコスト3以下の光クリーチャーであるため《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》にも対応していると至れり尽くせり。
緩い条件でノーコストにより水のクリーチャーをバトルゾーンに出せるため《時空の戦猫シンカイヤヌス》へのループ覚醒もお手の物。
基本的に欠点らしい欠点が見当たらない優秀なクリーチャーであり、今後呪文が猛威を奮う環境が訪れた場合はそのメタカードとして真っ先に候補に挙がるだろう。
革命ファイナル環境では【サザン・ルネッサンス】(特に【ドレミ団】)における呪文メタ要員として大活躍。【ドギラゴン剣】が3コストのチャージャーやサーチ呪文を搭載していたこと、そのメタデッキとなる【白青黒超次元】が呪文中心のデッキであることが活躍の要因と言える。一時期は色さえ合えばビートダウン・コントロールを問わず妨害札として広く採用されていた。特に【サザン・ルネッサンス】における2ターン目の《制御の翼 オリオティス》との並びは、メタカードによる動きとしては理想の動きの1つであった。当時こちらにメタられにくい除去札が《爆炎シューター マッカラン》程度しか存在しなかったのも追い風であった。
革命ファイナル環境終期には、【緑単ループ】がトップメタの地位を得たことで、徐々に採用率に陰りが見えた。ほぼクリーチャーで構成されている上に、無限マナ加速が決まれば潤沢なマナで多少の呪文コスト加重を踏み越えられる。
新章デュエル・マスターズ環境では【赤単ブランド】や【ジョーカーズ】など《タイム3 シド》で止められる呪文が事実上存在しないデッキが主流化したため、【ロージアミラダンテ】でも《コアクアンのおつかい》が優先されるようになった。
DMRP-04裁・魔期の【サザン・ルネッサンス】では《光牙忍ライデン》と《タイム3 シド》の複合でタップキルを行うという、【ジョーカーズ】を仮想敵に定めた構築が一般化している。
このクリーチャー自体この時点で盛んに使われているとは言い切れないが、ここに来てパワーの高さが際立つようになった。
双極篇環境では【白青赤ドギラゴン剣】におけるファイナル革命先としての個性が活きるようになった。ツインパクトの登場は「呪文にメタを張ってもクリーチャー面で対処されるようになった」という意味であるが、3ターン目あたりにワンショットのオマケのように失敗時のケアになる呪文メタが飛び出ると言えば依然として強力。
また、一時期環境トップに顔を出すことになった【青単スコーラー】への対処札としても注目を集めるようにもなった。
ところが《蒼き団長 ドギラゴン剣》が殿堂入りすると【白青赤ドギラゴン剣】が大幅弱体化し、採用先を1つ失った。より軽く素出しが楽で、早出しに革命チェンジを必要としない分コスト踏み倒しメタにも強い《音奏 プーンギ》も登場し、そちらに出番を奪われるようになった。超天篇環境では《ナゾの光・リリアング》や《イグゾースト・II・フォー》などのような軽量呪文のコスト踏み倒しが多くなり、呪文のコスト加重がそれほどハマりを簡単に生み出せるメタ能力ではなくなった。マッハファイターも充実していったため、そもそもコスト増加を活かせないまま処理されるケースが多くなった。
DMBD-09・DMBD-10発売から1ヶ月が経過すると、呪文が必要最小限となっている型の【青黒緑デッドダムド】が流行。そのため、ますます耐性でアドバンテージが取れる《音奏 プーンギ》に軍配が上がった。
DMEX-18末期には《“逆悪襲”ブランド》を軸としたデッキである【赤白“逆悪襲”ブランド】に1コストクリーチャーから革命チェンジする前提で採用された事例が確認され、その型はオリジナルのチャンピオンシップ4位入賞を果たした。
DM23-RP2発売初週にはこれを2枚入れた【オボロティガウォック】がオリジナルのチャンピオンシップで優勝している。この種の呪文コスト加重が【絶望神サガループ】や【青魔導具】への妨害手段として評価される風潮に乗った採用と見られる。
『DMGP2024-1st』終了後のオリジナルで【白単ウイング】がポツポツと結果を出したが、そちらでの実績が見られるようになった。【青赤マジック】や【白青赤ゴスペル】、【アカシック3】といった呪文基盤に覿面に刺さる。
それぞれの団の次鋒を務めるクリーチャー。《二族 ンババ》のみコストが5である