【バルガライゾウ】 (デュエプレ) [編集]

概要 [編集]

DMPP-11で成立。
デュエプレでの強化により山札操作をせずとも狙ったクリーチャーを踏み倒しやすくなった《超天星バルガライゾウ》フィニッシャーに起用したデッキ。メテオバーンにより、ワンショットの盤面を形成する。

《バルガライゾウ》自身とマナブースト自然に、強力なドラゴンの多い、さらに防御力の高いを加えた白赤緑をベースに構成されるのが一般的。しかし、その性質上ドラゴンならばどんなクリーチャーでも投入を検討できる。

TCG版と比べ山札の上からめくる枚数が増えているため、必ずしもドラゴンばかりでデッキを組む必要はないが、《龍の呼び声》《エコ・アイニー》《メンデルスゾーン》と非常に噛み合いが良いため、成立以来ドラゴン統一で組むのが一般的である。

超天星バルガライゾウ SR 自然文明 (9)
進化クリーチャー:アース・ドラゴン/フェニックス/サムライ 15000
マナ進化GV-自分のマナゾーンのドラゴン3枚
T・ブレイカー
メテオバーン3:攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、自分の山札の上から5枚を表向きにする。その中から進化でないドラゴンを3枚までバトルゾーンに出してもよい。残りを墓地に置く。

主要カード [編集]

《超天星バルガライゾウ》自然フィニッシャー
《メンデルスゾーン》火/自然最優先で入れたい、ドラゴン主体デッキで使えるマナブースト
《龍の呼び声》自然《メンデルスゾーン》の役割な5〜8枚目の呪文
《ミステリー・キューブ》自然かつて非ドラゴンである《エコ・アイニー》《フェアリー・ギフト》などを入れていた枠に0〜4枚採用

候補カード [編集]

単色 [編集]

《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》cipで相手1体破壊に加え、メテオバーン《龍仙ロマネスク》で墓地に落とした非進化ドラゴンを踏み倒せる
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》VANナイン大王で完封したいなら。あるいは【バルガライゾウ】ミラー対策に投入する
《光神龍スペル・デル・フィン》呪文が多い環境なら素出しもあり。《ロマネスク》のマナ基盤
《偽りの王 ナンバーナイン》
《獅子頂龍 ライオネル》《ロマネスク》のマナ基盤かつ、《ミステリー・キューブ》などで早出しできればシールドの《ヴィオラ・ソナタ》などが受け札になる
《魔龍バベルギヌス》攻撃中の《バルガライゾウ》を破壊してアタックキャンセルできる。メテオバーンなどで墓地にあるドラゴンを利用可能。場合によっては厄介な相手のゴッドサイキックの除去にも使える
《黒神龍オドル・ニードル》攻撃先を誘導するS・トリガー獣。《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》で無限耐久
《龍世界 ドラゴ大王》cipで、盤面の高パワーを利用した効果バトルで1体除去をしつつ、ドラゴン以外の登場をロックする
《永遠のリュウセイ・カイザー》味方全員スピードアタッカー付与、相手獣全員タップインさせるマッドネス
《翔竜提督ザークピッチ》手札補充ができるマッドネス
《竜星バルガライザー》後続ドラゴンを呼び出せるスピードアタッカー
《緑神龍ミルドガルムス》7→9と《バルガライゾウ》に繋げる ランデスミラーマッチで輝く
《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》S・トリガー獣が使う効果や、ターンを返したときにクリーチャーでの逆転に蓋をする
《フェアリー・ライフ》2→4と繋げる
《フェアリー・ギフト》最速で《バルガライゾウ》を出したい場合に。両立はほぼないが《ホーガン・ブラスター》のヒットでは強制で空撃ちになり、《ミステリー・キューブ》のヒットでは1マナ加速になる
《エコ・アイニー》《メンデル》《龍の呼び声》をフル投入だと9枚目以降のマナブーストとなり、抜ける場合もある
+  カードプールの変遷により現在では使われないカード

多色 [編集]

《武装竜鬼アカギガルムス》火/自然S・トリガー。マナゾーンにドラゴンが3枚以上あれば3000火力+マナブースト
《無双龍聖イージスブースト》光/自然マナブースト付きS・トリガーブロッカー スムーズに《メンデル》を唱えるため多色枚数は要調整
《無双竜鬼ミツルギブースト》火/自然セルフマナ送りすることで6000火力除去
《偽りの王 ヴィルヘルム》闇/火/自然ランデスと単体除去、マナブーストを行う 《聖鎧亜キング・アルカディアス》対策にも
《龍仙ロマネスク》光/火/自然4マナブーストと自ターン終了時にセルフランデス。貴重なドラゴンの単体ブロッカー。《バベルギヌス》や《ヴィオラ・ソナタ》用の墓地肥やしも担える。相手のターン中の《父なる大地》《ミステリー・キューブ》で登場してしまうのに弱いのが数少ない欠点
《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》火/自然スピードアタッカーのコスト踏み倒しメタメテオバーンで落とし、踏み倒したクリーチャーにリアニメイト持ちがいる場合、能力はリアニメイト→山札回復の順で発動するため、リアニメイトは可能。次ターンからは墓地が空になってしまう点は注意が必要
+  カードプールの変遷により現在では使われないカード

このデッキの回し方 [編集]

序盤は《メンデルスゾーン》《龍の呼び声》《エコ・アイニー》などでマナを溜める。その後は相手の出方に応じて《武装竜鬼アカギガルムス》《無双竜鬼ミツルギブースト》等で盤面除去をしつつ、さらにマナを溜める。
9マナ、もしくは7マナ+《フェアリー・ギフト》が集まったところで《超天星バルガライゾウ》を召喚し、メテオバーンで出てきたドラゴンと一緒に一気に詰める。

マナブーストを多用するため、手札消費が激しい。ハンデスを撃たれうると判断したなら《永遠のリュウセイ・カイザー》などのマッドネスを抱えておく選択を取る場合もある。

《龍仙ロマネスク》のランデスや《バルガライゾウ》の召喚で進化元とする3体は、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》でのリアニメイトを見据えて、強力な常在型能力持ちやワンショットを後押しするためのスピードアタッカー付与持ちを選ぶのがよい。

平均パターン

  • (2ターン目)《メンデルスゾーン》→(3ターン目)《メンデルスゾーン》または《龍の呼び声》または《無双龍聖イージスブースト》→(4ターン目)《龍仙ロマネスク》→(5ターン目)《超天星バルガライゾウ》
  • (3ターン目)《コッコ・ルピア》または《龍の呼び声》→(4ターン目)《龍仙ロマネスク》または《ボルシャック・NEX》で《コッコ・ルピア》リクルート→(5ターン目)《超天星バルガライゾウ》

最速パターン

  • (2ターン目)《メンデルスゾーン》→(3ターン目)《メンデルスゾーン》×2→(4ターン目)《超天星バルガライゾウ》
  • (2ターン目)《フェアリー・ライフ》→(3ターン目)《コッコ・ルピア》または《エコ・アイニー》または《龍の呼び声》→(4ターン目)《フェアリー・ギフト》と《超天星バルガライゾウ》

長所 [編集]

最速4~6ターンでドラゴンが最大4体並ぶのは単純に強い。《超天星バルガライゾウ》のメテオバーンで《光神龍スペル・デル・フィン》《龍世界 ドラゴ大王》が捲れればS・トリガーによる反撃もケアできる。
マナ進化GVクリーチャーの《バルガライゾウ》や、《勝利宣言 鬼丸「覇」》《永遠のリュウセイ・カイザー》といったスピードアタッカー、それらをリアニメイトできる《魔龍バベルギヌス》などを採用できるため、マナさえあれば今引きは強め。

短所 [編集]

ドラゴンのS・トリガー受け札の性能が低く、種類も少ない。しかし、非ドラゴンのS・トリガーを投入すればするほど、《メンデルスゾーン》などの追加ブーストや《バルガライゾウ》メテオバーンが失敗しやすくなる。

序盤に《龍の呼び声》《エコ・アイニー》が手札に来ないと、5ターンの間マナチャージしかできないということも起こりうる。

デッキに投入される1/3程度が非ドラゴンである。例えば、《フェアリー・ライフ》《龍の呼び声》《エコ・アイニー》の合計12枚以外をすべてドラゴンで統一すれば、ちょうどデッキの30%が非ドラゴンになる。流石に山札の上から5枚見るメテオバーンでは不発のリスクは少ないものの、《龍の呼び声》《エコ・アイニー》は結構な確率で外してしまう。
DMPP-21時点では確定枠の《メンデルスゾーン》《龍の呼び声》の最低8枠まで圧縮できているため、ドラゴン参照マナブーストが外れる確率は過去より下がっている。

レアリティの高いものが多い高コストドラゴンを多く搭載するため、デッキ構築コストは高くなりがち。

自分より先に《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》を出されると何もできなくなる。汎用性皆無のヤケクソなら、最速4ターン目開始時に《ドラゴンの執事ニャンパッタ》からの踏み倒しで《VAN・ベートーベン》が登場できて、S・トリガーで《ニャンパッタ》を対処できなければ敗北が確定する。

環境において [編集]

デッキが構築できるようになったDMPP-11時点ではフィニッシャーは《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》、サブフィニッシャーは《竜星バルガライザー》などが起用されていた。S・トリガー受け札の質は低く、一般的な構築の白赤緑では《光神龍ベティス》《武装竜鬼アカギガルムス》ぐらいしかなかった。《ベティス》は《龍仙ロマネスク》用の白マナとしての側面も大きかった。

DMPP-13《魔龍バベルギヌス》を獲得した。《バルガライゾウ》のメテオバーンから登場し、その《バルガライゾウ》をアタックキャンセルしつつ、メテオバーンで墓地に落とした《サファイア・ドラゴン》を踏み倒し、安全にシールド焼却できるようになった。
それまでの【バルガライゾウ】は、せっかくシールド焼却できる《サファイア・ドラゴン》を踏み倒すのに、その前にシールドブレイクしなければならない、《サファイア・ドラゴン》を踏み倒しても2枚しかシールドが残っていない欠点を解消した形となる。

DMPP-14《アブドーラ・フレイム・ドラゴン》を獲得し、《バルガライゾウ》のアタックキャンセル手段が増えた。
一方で、《龍仙ロマネスク》や《光神龍スペル・デル・フィン》がND落ちしたことで、New Divisionでは白抜きの構築が増えた。

DMPP-15で起死回生の1枚になるS・トリガーの《ホーガン・ブラスター》を獲得した。前弾のDMPP-14で登場した《龍聖大河・L・デストラーデ》と組み合わせた黒抜き4色の構築も見られるようになった。

DMPP-17で《バルガライゾウ》本体がND落ちしたことで、【バルガライゾウ】はAll Division専用デッキとなった。

DMPP-19《メンデルスゾーン》と強力なドラゴンを複数獲得した。このころになると、《バルガライゾウ》の攻撃はキャンセルするのではなく、S・トリガーが捲れても《偽りの王 ナンバーナイン》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》《永遠のリュウセイ・カイザー》で使わせない、あるいは返しのターンに反撃させない構築へとシフトしていった。ブロックされるとただのファッティでしかなく、そもそも《ライゾウ》でシールドブレイクしているため、シールド焼却のうまみが薄い《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》は抜けていった。
同時に、《魔龍バベルギヌス》《アブドーラ・フレイム・ドラゴン》といったアタックキャンセルを目的に採用していたドラゴンも、キャンセルせずそのまま突っ切るのが主流化したのでデッキから不要になった。

かつては《龍仙ロマネスク》の持つ墓地肥やし効果がアクセス不安定で、セルフランデスが自分の首を絞めることが多かったが、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》の登場により6→9と《バルガライゾウ》を引けていなくてもスムーズにアクセスできるようになり《ロマネスク》は必須級まで評価を改めた。
《ヴィオラ・ソナタ》は《魔龍バベルギヌス》と違い文明の解放が必要なく召喚できるのと、墓地肥やししていなくても敵のクリーチャーの除去ができて、《バベルギヌス》の担っていた除去札の仕事も完遂できるのが大きい。

DMPP-21では、《バルガライゾウ》の攻撃中に登場して即座に常在型能力でドラゴン以外に着地置換効果を発揮する《龍世界 ドラゴ大王》を獲得した。《勝利宣言 鬼丸「覇」》《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》は、2番手の攻撃要員になると途端にメリットが少なくなる悩みがあったがそれを解消できた。同じく強力な常在型能力《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》も獲得。

《光神龍スペル・デル・フィン》or《偽りの王 ナンバーナイン》《龍世界 ドラゴ大王》(or、ブロッカーは許すが《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》)のセットの時点でオールタップ呪文と《終末の時計 ザ・クロック》などが無効になってしまう上、《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》墓地利用で揃う確率も低くないのが凶悪である。オーバーキルだが《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》も投入し出すことに成功すればドラゴンS・トリガーの《黒神龍オドル・ニードル》などすら防いでしまい、バトルゾーンに存在する打点で相手からリーサルを受けないのなら、100%勝利になる。

2023年8月24日付で《龍仙ロマネスク》AD殿堂に指定された。《メンデルスゾーン》《龍の呼び声》の8枚体制からの4ターン目に6マナ到達《ロマネスク》召喚→5ターン目大型ドラゴンという黄金ムーブにメスが入り、総合的にデッキ速度が落ちた。《フェアリー・ギフト》《ダンシング・フィーバー》などリペアとなりそうなものは非ドラゴンということで濁りの元にもなる。

その他 [編集]

サンプルレシピ [編集]

DMPP-11のレンタルデッキ。

参考 [編集]