基本セット環境 [編集]
カードプールが狭く、デッキ構築のノウハウなどもまだ確立せず、地域や個人によりデッキはさまざまであった。
一応、除去、S・トリガー、ブロッカー、マナブーストなど、ゲームの根幹を成す要素は一通り揃ってはいたが、複雑なテキストのカードはなく、バニラや準バニラによる殴り合いが中心だった。
ドローソースとブロックされないクリーチャーのある水文明は他を圧倒し、中級者以上のプレイヤーは好んで使用した。DM-03で《ストリーミング・シェイパー》や《アングラー・クラスター》が登場すると、その流れは決定的になっていった。
火文明は漫画の影響で人気だったが、強いデッキは【赤単ヴァルボーグ】ぐらいであった。
DM-01期には自然の高パワークリーチャーと闇のデメリット付き高パワークリーチャー、光のタップを合わせた殴り返し主体の【クリーチャーコントロール】が一定数使われていた。青黒のコントロールデッキも人気であり、マナブーストから重量級クリーチャーに繋ぐ【青黒緑コントロール】も一定数使われていた。
DM-02の進化クリーチャーはこの環境では飛びぬけて強かった。特に《クリスタル・ランサー》はアンコモンで入手もし易く、定番の進化獣であった。
DM-02期には《大勇者「ふたつ牙」》と水の進化クリーチャーの2つの軸を持った【青緑リキッド・ピープル】なる型も一定数存在した。
また、この時期の「ドラゴン」(=アーマード・ドラゴン)は《ボルシャック・ドラゴン》や《ボルテール・ドラゴン》などの準バニラであり、今や考えられないが、弱さの代名詞、ジャンクデッキの申し子であった。
DM-01の段階で三大S・トリガーの《デーモン・ハンド》《ホーリー・スパーク》《ナチュラル・トラップ》は登場していたが、120枚セットのレアだったため当時は高価だった。
DM-04で凶悪な手札補充進化クリーチャー《アストラル・リーフ》が登場し、環境は【リーフ青単】一色に染まる。
DM-04で登場した1マナのサイバー・ウイルス《マリン・フラワー》や、元からあった《サイバー・ブレイン》、《ストリーミング・シェイパー》など水の強力ドローソースもその原因。
環境が【リーフ青単】一色に染まってすぐ、そこに自然のマナブーストを備えた【トリガーターボ】も流行。強力S・トリガーの《デーモン・ハンド》と《ホーリー・スパーク》をタッチで搭載することも可能であり、《アストラル・リーフ》は強さに磨きをかけていった。
一方、後に環境のキーカードになる《アクアン》もDM-04に収録される。当時のリーフデッキに強さで及ばないが、【白青コントロール】や青黒もよく使われた。
またサバイバーもDM-05で登場したが、サバイバーデッキの要は闘魂編で登場するため、まだファンデッキ止まりだった。
当時の主流デッキ [編集]
主なカード [編集]
参考 [編集]