社長 [編集]
アニメ「VSR」に登場するキャラクター。
ロボットの姿をした「デュエマーランド」の社長。公式では「謎の社長」と表記される。
- その口の形や機械の体から推察すると、元ネタは恐らく「スター・ウォーズ」の「ダース・ベイダー」。デュエマーランドの勢力が使う侵略者を英語にすると「インベイダー」になるのもポイント。
- 頭のアンテナは栓抜きや耳かき、果てはリコーダーなど様々な機能があり、勝太がこれを物掛けがわりに使ったことに対してデュエマウスが激怒した際、「物掛けもアリなんじゃね?」とナレーターに突っ込まれていた。
飄々とした物腰だが、他者の大事なものに平気で手を掛けたり、仲間同士で争うよう仕向けたりと、卑怯卑劣を地で行く外道。自分の配下に対しても例外ではなく、バサラも彼のせいで父の形見のバイクを失っている。
脳に搭載されたスーパーコンピューターの稼働に膨大な電力を必要とするため、普段はデュエマーランドから離れず、裏からバサラら幹部たちに指示を出している。
勝利時の決め台詞は「懲戒解雇完了」。
デッキは、対ホカベン戦のみ大半が殿堂入りカードの【5色フェアリー・ミラクル】を使用。以降は《英知と追撃の宝剣》や《完全不明》などで相手を妨害しつつ《夢の変形 デュエランド》や《伝説の正体 ギュウジン丸》でエクストラウィンを狙う【青単コントロール】を使用している。
第22話でルシファーからの宣戦布告を受け取った際は、バサラのルシファーへの対抗心を利用して焚きつけ、さらにはデュエマに介入してお互いに「命」に相当するものを賭けさせている。上述通り敗北したバサラのバイクを爆破した後、デュエマウスを通してバサラと《禁断》を接触させた。
第24話で地下帝国のストライキが原因で電力供給が不足した際には、地上に出て盗電を行った。これが、ホカベンの所属する野球部のナイター練習の妨害となり、ホカベンとデュエマで勝負することに。《正体不明》から踏み倒した《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を《二刀流トレーニング》で2回攻撃させ、反撃の余地も与えず1ショットキルを達成。八尾町全体を停電させ、勝太に宣戦布告して去っていった。
第25話では勝太を地下帝国送りにするため、コジローの弟達を人質に取り、彼と勝太に星全てを賭けたデュエマを行わせる[1]。結果はコジローが勝利したが、彼が弟達が解放されたタイミングを見計らって勝太に星を1個返却したことで、目論見は潰えた。
第38話にて《伝説の禁断 ドキンダムX》の呪いが暴走していることを受けてバサラと勝太のデュエマを中断させ、バサラに重傷を負わせた挙句、彼から《伝説の禁断 ドキンダムX》と《轟く侵略 レッドゾーン》を強奪。更にデュエルマ・スターカップの本来の役割は、星を餌にして全てのデュエリストの抹殺と暴露した。勝太を完全に排除すべくデュエマウスを差し向けるも、彼が敗北したことでその正体がロボットであることを告げた上でバサラ、ハカセ、ランボー共々クビにする[2]。デュエルマ・スターカップ上位にランクインした人をデュエ悪マ城に招待し、更なる殲滅を実行した。
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| | 正体・及びその後の動機
| 第44話終盤にて正体が判明し、邪藩 牛次郎だったことが明かされた。
声優は牛次郎と同じく志賀克也氏が担当したが、正体が判明するまで「???」名義になっていた。
またデュエマ甲子園での出来事からか、勝舞だけでなく勝太にまでも憎悪を抱いていた。
同話でのバサラとの闘いではデュエマ中にイカサマをする、相手のクリーチャーの効果を忘れて迂闊な事をする、などいかにも牛次郎らしいデュエマを行った。バサラに敗北した後、デュエマ城を放棄し何処かへ去っていった。
なお、この話以前にアニメやDMX-21で社長の正体に関する伏線が示唆されていた。
- 「ビクトリー」以前のキャラクターをテーマとしたDMX-21のパッケージイラストに登場。《目的不明の作戦》のイラストのロボットの一部に「牛」の文字がある。
- 2016年1月号コロコロコミックの別冊付録で「昔、勝舞アニキの敵にこんなのがいたような…。まさか、革命時代も牛耳ろうっての!!?」と紹介された。
- 第38話にてロボットを通して勝太たちと対面した際や第44話のほとんどで「べらららららら」と笑っていた。
- ルシファーの事を憎たらしく思っているのは彼の作戦を妨害するだけでなく「昔、僕(社長)をいじめていたヤツに似ている」と第40話で語っていた。
新三幹部のゲンちゃんとチューやんが勝太の敗北の責任を感じ彼の元を去り、友達であったゾンさんも勝太に敗北した後この世からいなくなってしまった(本当に昇天した)ことから、牛次郎の勝太への復讐心がより強くなった。
第49話では牛次郎を止めに来たデュエマウスと戦う。《極まる侵略 G.O.D.》の能力でデュエマウスのバトルゾーンにクリーチャーを大量に出されて追い詰められたようにも見えたが、返しのターンに召喚した《伝説の正体 ギュウジン丸》のエクストラウィンで勝利した。
同話で「デュエマーハカイツリー」(元ネタは言うまでもなく「東京スカイツリー」から)を利用して「デュエル・マスターズ」そのものの記憶を消し去ろうとしたもののデュエマウスの決死の覚悟によってそれを阻止される。
続く第50話ではデュエマウスに成りすまして勝太に接触、勝太のデュエマウスが帰ってきたのかという期待を裏切った挙句滝川 るるらを人質にとり、デュエマを挑む。《伝説の正体 ギュウジン丸》を召喚し勝太を追い詰めるも、エクストラウィンを《完全防御革命》によって無効化され、《燃える革命 ドギラゴン》の前に敗れた。
第51話のエピローグではデュエマウスを修理し、デュエマウスの回想と同じように「皆とデュエマをする」よう命令を出す…が、実はデュエマウスの尻尾には爆弾が仕掛けられており、勝太の元で爆発。爆発オチで物語は幕を閉じた(曰く「大人は汚いものなのさ、べらららー!」)。良心があっても牛次郎はやっぱり牛次郎である。
- 原作以上に卑劣な一面が目立つ一方、デュエマウスが自らの身を犠牲にしてデュエマーハカイツリーを止めた際、「本当に馬鹿な奴だ」といつものように嘲笑しながらではなく悲しげに呟く、勝太に敗北した後はデュエマウスの幻を見た際には涙を流す等、演技や方便ではない本心を見せる場面もあり「哀愁漂う悪役」として描かれている。
- デュエマウスが完成した際、初めて下した命令は牛次郎と「デュエマをする」であり、そのほかにもデュエマウスとデュエマをしている際も楽しそうな表情を浮かべるなど、デュエリストを全滅するといっている割にはデュエマを楽しんでいるようにも見えるが…。その笑顔には、かつて白凰を殺害しようとし、仲間からの殺意すら買っていた卑劣漢の面影はなかった。
- デュエマウス曰く「(脚色・美化された)イメージではない」とのこと。牛次郎に残された僅かな良心、あるいは本心が窺える。
- 正体が判明した後の「VSRF」第13話ではモブとして、牛丼屋からデュエマウスと共に出て来るシーンにて一瞬だけ登場。何だかんだで、デュエマウスとは仲良くしている模様。
- ちなみに第16話では舞が「今週はデュエマウスちゃんいなくて、家事大変だわ…」と発言している事から、時には彼の家にもデュエマウスが泊まりこんでいるらしい事が窺える。
- 第15話では社長の姿として登場(牛次郎として出てくるのは憚られたからだろうか?)。「デュエマVS感謝祭」に参加し、「顔面パンストバンジージャンプ」を躊躇していた勝太を突き落としたり新幹部3人とも相変わらず仲良さそうだった。しかしキレた勝太が転がした大岩にその他大勢共々轢かれてぺしゃんこにされてしまっている。
- ちなみに第20話の監督が考えた今週のストーリー展開が貼り付けられたボードにはギョウと戦う展開が用意されていたが、実現しなかった。
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戦績 [編集]
アニメ「デュエル・マスターズVSR」 [編集]
- 通算成績:2戦1勝1敗
話数 | 対戦相手 | 勝敗 | デッキ名 |
24話 | ホカベン | 勝利 | 正体不明の襲撃者 |
44話 | バサラ | 敗北 | その正体、一切不明! |
関連カード [編集]
参考 [編集]
恐らく《魔の革命 デス・ザ・ロスト》も、勝太を倒すためコジローに与えたものと思われる。
ハカセとランボーのクビの理由の詳細は当人の項目に譲るが、一応理にかなっているものではある。バサラのクビの理由ははほぼ私怨かつ自己中心的なものだが、後に彼が行うことを踏まえるとやや妥当ではある。