うつぼみかづら [編集]

漫画「VS」およびアニメ「VSRF」に登場するキャラクター。アニメ版の声は寿美菜子氏が担当。「うつぼみ」が姓で「かづら」が名前である。

頭に花のつぼみのようなものがくっついている少女で、勝太と一緒にいたがる。そのため、るるとは犬猿の仲。

「〜ですわ」「〜ですの」のようなほんわかとした口調で話し、天然な風に振る舞っている。そのため男性からの人気は非常に高く、あのレオも彼女に惚れ込んで交際を申し込んでいた(結果は見事な程の玉砕だったが)。
しかし実は相当な腹黒であり、表情は笑っているが心の中では顔をしかめている等、言動・表情と心境が全く一致していない。更に言えばその正体はバサラ率いるレアキラーズの女幹部で位も上位のNo.3。本性を露わにした時は口調こそ普段と同様だが、冷酷非道な行為を容赦無く行う悪女となる。

  • 漫画では早々にレアキラーズの一員である事が判明しているが、それを知らないアニメ視聴勢のミスリードを誘う為か、エンディングのクレジットは準レギュラー枠、さらに第27話ではるると組んでレアキラーズの仲間であるたーくんと戦い、そして破るという徹底ぶりである。
    • ただ、同話ではたーくんに対抗して幼児退行した(正確には赤ちゃんキャラづくりのトレーニング中の)勝太を見かけた際、「母乳が欲しい」と間違った方向で察した挙句自らのを飲ませようとするシーンも見受けられた[1]ので、天然な一面は恐らく素。
  • アニメでは第20話で絵が壊滅的に下手である事が判明し、恐らくクリーチャーを書いたであろう原画が、余計におぞましい化け物になってしまっている。
    実際にこの原画を書いたのはデュエマウス役の声優である小林ゆう氏であり、この回のデュエマウスには台詞はなく、まさかの作画担当としての出演となった。
    また、ファンの間で「画伯」として有名な小林氏の絵がデュエマのアニメに乗った事に衝撃が走ったのは言うまでもない。

アニメでの初登場は第10話でデュエマウスの中の人(※臨時バイト)としてであり、この時点では「うつぼみかづら」の名前はクレジットでしか明かされていなかった。
その後の第12話で勝太のクラスに転入、勝太やるると親しくなっていったのだが、第31話にてるるとのデュエマ中に上記の通りレアキラーズのNo.3である事を明かす。さらに、るるが大事にしていた勝太とのツーショット写真やときめきメモを目の前で燃やしてしまうという、るるの精神を抉る行為を行い、更に勝太への好意すらも全て騙す為の演技だと暴露した。

  • 第31話のデッキ名「悪の種、アクミ団…?」は前作「VSR」第46話のギョウのデッキ名「決意の革命龍…?」とどことなく似ており、この時点で今後の展開を察した視聴者もいたことだろう。

本性を現した後はNo.2ルシファーから奪った《時の法皇 ミラダンテXII》を保管していたことも発覚。そして第38話で予め勝太にラブレターを送りつけることでるるを失意の底へ落とした上で彼女を連れ去り、自分の「ママ」を生きながらえさせようとしたが、それが第31話の一件から彼女を敵視していたるるの兄ルシファーを怒り心頭に発する結果となり、るる《時の法皇 ミラダンテXII》を奪還された上に彼との決闘となる。善戦こそするもののファイナルタイムストップデュエルには及ばず、クリーチャー召喚および攻撃する事呪文唱える事Dスイッチ使う事できない状態に追い込まれる。後はただ敗北するのを待つだけになるが、止めを刺される前にるるの嘆願で助命され、更に「ママ」も生まれ変わったことで彼女たちと和解。バサラのいるレアキラーズのアジトの場所を教えた。

  • 第32話冒頭では、不気味な森の中にいる巨大な植物を「ママ」と呼んでいた。
    • また、ママに対して「もうすぐ太陽を連れて来る」と嬉しそうに話しかけており、後にこの「太陽」とは第38話でるるの事を示していた事が判明した。
    • アニメではこのようなマイルドな描写になってはいるものの、漫画版では彼女のためとはいえ殺人を犯していたことが示唆されている。

最終決戦から約12年後である第49話にて道明寺 ゴンザブローと共にポスターのみの登場だが、歌手として活躍している事が判明した。

  • 担当した寿氏は歌手業も兼業しているが、これが関係しての設定かは不明である。

漫画版では上述通り初登場の時点からレアキラーズの一員であることが明らかにされていた。
勝太が落とした《燃える革命 ドギラゴン》のカードを拾い、バサラがデュエマ甲子園で敗北した原因だと妬み禁断の釘を打ち付けて使用不可能にさせた。
その後意地悪 清盛と共に勝太のクラスに転入し、レアキラーズの作戦を間接的に手助けをするスパイとして暗躍した。
月刊連載ではその程度しか描写されず、知らぬ間にフェードアウトしていたが、後に別冊にて学校を怪植物で占拠しアニメ同様るると対決。デュエマには事実上勝利しているものの、「ママ」が本当に求めていたものを悟って投了、るると和解した。

使用するデッキ革命軍側のアクミ団黒赤に見せかけているが、他のレアキラーズメンバー同様イニシャルズカードやD2フィールドも所有しており、本性を露わにしてからはそれらも容赦なく使用している。アニメのルシファー戦や漫画のるる戦では完全に革命軍無しの【ドグライーター】型の構成だった。

  • アニメのスペシャルドローテーマ曲はオリジナルのように聴こえるが、実はナッシュスタジオの「Devil Lord」という曲をそのまま流用したもの。そのため他キャラのように公式サントラに収録されていないことを留意されたし。
  • 彼女の登場により、デュエマにおいて「闇文明を使う女性キャラはストーリー中盤で裏切る」というジンクスが確定する事となった。前例だった神月 ルナは正体を露わにした後に勝舞の命を助けたり、兄である神月 ミカドを止めるために彼にデュエマを挑んでおり(結果は敗北した)、プラマイ 零(れい)(アニメ「ビクトリーV3」のみ)はオラクルに寝返った後に再びアウトレイジ側となり味方となっているが、彼女が使うアクミ団は背景ストーリーで革命軍を裏切った後は最後までイニシャルズ側のままであった。
    • 一応上記の通り、最終的にはるる達とは和解して、レアキラーズを脱退している。

戦績 [編集]

アニメ「デュエル・マスターズVSRF」 [編集]

  • 通算成績:3戦2勝0敗1中断
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    12話滝川 るる勝利悪の種、アクミ団!
    31話悪の種、アクミ団…?
    38話ルシファー中断[2]裏切りのアクミ団!

使用カード [編集]

参考 [編集]


[1] 当然色々な意味でアウトな為、未然に阻止されている。
[2] 敗北直前に中断された