強敵バトル [編集]

20th クロニクルデッキで登場した、1人で遊べるデュエマルールのこと。

用意するもの [編集]

「敵キャラカード」……初期値は9枚
「敵クリーチャーデッキ」……初期値は10枚
「自分のデッキ」

  • ゲームバランスは無改造のDMBD-16DMBD-17で想定されているため、敵デッキの内容、敵キャラカードの枚数や順番、「パワー5000以下のクリーチャーでは敵キャラを攻撃できない」ルールのパワーライン変更、オリジナルの敵キャラカードを作成して難化させてみても面白いだろう。
  • 敵クリーチャーデッキのカードを強化する場合はシャッフルはしないのがオススメ。デフォルトのカードでも「【5色コントロール】で挑んだら1ターン目に《偽りの王 ナンバーナイン》を出されて何もできず負けた」ということが起こっているため、ゲームの勝敗を決定しうるクリーチャーは数ターン経過しないと出てこないようにすればちょうど良い。
  • 《フィーバー・ナッツ》のようにこちらを助けるクリーチャーや《学校男》のように双方に被害が及ぶクリーチャーを投入して難易度を調整して遊んでみるのもいいだろう。また《蹴断の閃き マトリクス》などの普段あまり使われないクリーチャーでも強敵バトルでは面白い動きをするカードも多いので、探してみよう。
  • オリジナルの敵キャラカードを作成する場合、リッチのようなお助けキャラクター、もしくは行動制限やデメリットを持つキャラクターを1枚は作成し、最初に配置するのがオススメである。

ゲームの流れ [編集]

https://dm.takaratomy.co.jp/battlecard_rule/

  1. 敵クリーチャーデッキはシャッフルして置き、敵キャラカードは番号順に表向きで重ねて置く。その一番上のカードが相手プレイヤーとなる。必ず敵キャラが先攻でゲームを開始する。
  2. 敵キャラのターン開始ステップに《敵》クリーチャーを1体呼び出す(敵クリーチャーデッキの上から1枚目をコストを支払わずにバトルゾーンに出す)。このクリーチャーは召喚酔いする。
  3. 敵キャラの攻撃ステップでは、《敵》クリーチャーは「可能なら相手プレイヤーを攻撃する」状態として扱う。攻撃の順番やブレイクするシールド、《敵》クリーチャーの対象を選ぶ効果などは自分が選ぶ。攻撃できるクリーチャーがなくなったら敵のターンが終了する。
  4. 自分のターンは普通のデュエマと同じようにプレイする。
    • 《敵》クリーチャーがバトルゾーン以外のゾーンに行った場合、敵クリーチャーデッキの一番下に戻す。
    • 敵クリーチャーデッキが0枚になっても相手の敗北にはならない。超GRと同様に、クリーチャーを出す処理ができなくなるだけでゲームは続行される。
  5. 自分の攻撃ステップでは、適正な攻撃対象に加え、敵キャラにも攻撃することができる。ただし、パワー5000以下のクリーチャーは敵キャラを攻撃できない。
  6. 攻撃を受けた敵キャラは「撤退」する。W・ブレイカーのような能力を持っていたとしても1回の攻撃で1枚ずつ撤退する。そのカードを敵キャラの束から取ってその脇に置き、次の敵キャラを一番上にする。
    • このタイミングで、「○○が現れた時」というテキストを持つカードが一番上になったら、その効果を解決する。
  7. することがなくなった時点で自分のターンを終了して敵のターンを開始する。
  8. 敵キャラカードをすべて撤退させた時点で自分の勝利となる。すべて撤退させる前に自分がライブラリアウトダイレクトアタックになったら敗北する。

強敵バトル~ガルド編~ [編集]

DMBD-16に収録

https://dm.takaratomy.co.jp/product/battlecard16/

SP2リッチ《敵》クリーチャーが攻撃する時、あなたは山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
SP3シズカシズカが現れた時、あなたはバトルゾーンまたはマナゾーンから自分のカードを2枚、手札に戻す。
SP4トト《敵》クリーチャーは攻撃されない。
SP5U《敵》クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。
(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
(「スレイヤー」を持つクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
SP6バベルバベルが現れた時、あなたは手札を3枚捨てる。
SP7ホワイトホワイトが現れた時、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。その後、あなたのクリーチャーをすべてタップする。
あなたは多色ではない呪文を唱えられない。
SP8キサナドゥキサナドゥが現れた時、《敵》クリーチャーを3体呼び出す。
あなたのクリーチャーが攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。
SP9イエスマンイエスマンが現れた時、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。
あなたは多色ではないクリーチャーを召喚できない。
あなたのクリーチャーはアンタップしない。
SP10ザキラザキラが現れた時、クリーチャーをすべて破壊する。その後、《敵》クリーチャーを3体呼び出す。

スレイヤーである《腐敗電脳メルニア》や、条件が整うと攻撃されないT・ブレイカーとなる《神滅竜騎ガルザーク》が厄介。
手元に《ボルシャック・大和・ドラゴン/大和ザンゲキ剣》《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》等の除去カードを常に備えておき、
相手の行動を許さず早めの段階で破壊していくのがよい。

強敵バトル~ライバル編~ [編集]

DMBD-17に収録

https://dm.takaratomy.co.jp/product/battlecard17/

SP2オンセン《敵》クリーチャーが攻撃する時、あなたは山札の上から1枚目を墓地に置く。
SP3ドラゴン龍《敵》クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)
あなたのクリーチャーは、出たターン攻撃できない。
SP4オサムライ・ヴァン・オサムオサムライ・ヴァン・オサムが現れた時、あなたは自分のクリーチャーを2体破壊する。
SP5ヨミ[1]《敵》クリーチャーはすべて、シールドをさらに1つブレイクする。
SP6イズモ《敵》クリーチャーは離れない。
SP7デュエマウスデュエマウスが現れた時、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。
あなたは「S・トリガー」を使えない。
SP8ルシファールシファーが現れた時、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。その後、あなたは自分の墓地と自分のクリーチャー1体を山札に加えてシャッフルする。
SP9No.2No.2が現れた時、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。その後、あなたは自分の残りのターンをとばす。
SP10バサラバサラが現れた時、あなたのクリーチャーをすべて破壊する。その後、《敵》クリーチャーを1体呼び出す。
《敵》クリーチャーが攻撃する時、あなたは手札を2枚捨てる。

《黒神龍オドル・ニードル》攻撃誘導とイズモのクリーチャーへの除去耐性によるハメに注意。
無改造のDMBD-17なら、敵クリーチャーの攻撃順は自分が決められるルールを利用して、《六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》を使用した状態で《オドル・ニードル》以外の敵クリーチャーに攻撃させれば《オドル・ニードル》をアンタップ状態で自分にターンを返させ突破が可能。

その他 [編集]

  • 余談だが、公式の強敵バトルのルール紹介で、《暴走龍 5000GT》および《ボルシャック・クロス・NEX》は「その特性に当てはまるクリーチャーを召喚できない」効果であり、《敵》クリーチャーを呼び出す処理は召喚ではないので問題なく出すことができると明記してある。
    • DMBD-16DMBD-17には入っていないが、相手ターンの召喚以外に反応する《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》《異端流し オニカマス》、マナゾーンにカードがない敵キャラに《奇石 ミクセル》などを使ってしまうとルールでは《敵》クリーチャーの呼び出しにぶっ刺さってしまう。一人遊びのルールである強敵バトルでそれをしてもただ虚しいだけなので、強敵バトルをする際は各種メタカードは使わずにプレイするのが好ましい。(公式サイトでは「呼び出された敵クリーチャーを即座にバトルゾーンから離す効果は、処理を無視して遊ぶのがオススメです」とも明記してある。)
  • このルールは、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛ムードから生まれたものともされる。

参考 [編集]


[1] ゾロスターのイラストが使われている不備がある。https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31635/