「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力 [編集]

青銅の鎧 C 自然文明 (3)
クリーチャー:ビーストフォーク 1000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

よくクリーチャー文章中でみられる表現で、主に3種類の意味がある。

  1. cipのこと。闘魂編以前および革命編以降十王篇までの表現で、「このクリーチャーバトルゾーンに出した時」「このクリーチャーが出た時」と意味は同じ。
  2. クリーチャーバトルゾーンに出てトリガーする能力の一例(《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》など)。
  3. 文字通り、テキスト「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力のこと。

本項では、3の用法について解説する。

「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力」について [編集]

ジョット・ガン・ジョラゴン MDG 無色[ジョーカーズ] (7)
クリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ 11000
このクリーチャーを召喚する時、ジョーカーズを好きな数バトルゾーンから自分の手札に戻し、その数だけ、召喚コストを1少なくしてもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。
ジョラゴン・ビッグ1:ジョーカーズを自分の手札から捨てた時、その「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を1つ使ってもよい。
黒豆だんしゃく VR 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト/スペシャルズ 12000
T・ブレイカー
相手の、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
白米男しゃく VR 自然文明 (3)
呪文
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

一見するとcip全般を指しているように見えるが、そうではなくこの文面に忠実に従う裁定になっている。

「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力とみなされないもの [編集]

  • 前に別の条件がある場合
    • コストを支払わずにこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時」
    • 相手のターン中にこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時」
  • 対象が広い場合
    • 自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時」

「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力とみなされるもの [編集]

  • 後ろに別の条件がある場合
    • 「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば
    • 「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時
  • ラビリンスなど、「(能力名):このクリーチャーがバトルゾーンに出た時〜」という構文の場合(総合ルール 205.1a)
    →参考
    • 区切り文字が「:」ではなく「-」だったり、「<鬼エンド>このクリーチャーが出た時」だったりしても、それは「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力として扱う。
  • 「このクリーチャーバトルゾーンに出した時」と書かれている場合
    • 革命編以前のカードで用いられた表現であり、このテキストでも「このクリーチャーバトルゾーンに出た時」で始まる能力として扱う。
  • 「このクリーチャーが出た時」と書かれている場合
    • 王来篇以降でのカードで用いられる表現であり、同様に「このクリーチャーバトルゾーンに出た時」で始まる能力として扱う。→参考
    • 同じく王来篇以降のカードに登場する「「このクリーチャーが出た時」で始まる能力」を対象とする能力は、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力もその対象となる。

状況によって変わるもの [編集]

  • スーパー・S・トリガースーパー・ボーナス
    • スーパー・ボーナスが「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まっている場合、スーパー・S・トリガーで出せば対象になり、そうでなければ(バトルゾーン以外にある場合も)対象にならない。なぜなら、スーパー・S・トリガーはそのカードにスーパー・ボーナスを新たに追加する能力であり、それが発動しなければそのカードはスーパー・ボーナスを持っていないからである。
      →参考
  • 付与で得た能力
    • 他のクリーチャーが持つ「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を、サバイバーなど付与で得たクリーチャーは対象になる。なぜなら、能力の付与そのクリーチャーが能力を持っている状態にするためである。
      サバイバー以外でこれに該当するカードには、《電脳 メディクリ-1》ジャストダイバー付与能力がある。

その他 [編集]

注釈が「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力であるキーワード能力 [編集]

その一部は、効果の内容を別のアイコン行に書いてあるものもある。

「「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力」に関連するカード [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.ジョラゴン・ビッグ1の指す「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力とはどういうことですか?
A.文章の最初の■の後が「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」から始まってるテキストのことを指します。例えば、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」を文中に含んでいても、「■相手のターン中にこのクリーチャーがバトルゾーンに出た時」などのように途中に入っているテキストは該当しません。
引用元

Q.自分のバトルゾーンに《黒豆だんしゃく》がいる時に、相手が「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」で始まる能力を持つクリーチャーを出した時どうなりますか?
A.「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時」は以前の表現方法で、テンプレート改正により「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」として統合されています。同じものとしてマナゾーンに置いてください。
引用元

Q.「侍流ジェネレート」のテキストの書き方は他のキーワード能力と異なっていますが、《パック・リーマン》の能力で相手の《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》をマナゾーンに置いた時、それが持っている「侍流ジェネレート」を使用することはできますか?
A.はい、出来ます。
引用元

Q.バトルゾーンに相手の《地封龍 ギャイア》がいます。この状況で自分が「ジャストダイバー」を持つクリーチャーを出す場合、そのクリーチャーは出るかわりにマナゾーンに置かれてしまいますか?
参照:《隠れ潜む者 シードラン》
A.はい、マナゾーンに置かれます。「ジャストダイバー」のように、注釈のテキストが「このクリーチャーが出た時」で始まっている能力を持つ場合にも、《地封龍 ギャイア》の置換効果が適用されます。
引用元(2021.11.19)

Q.《MAXジョーカーズ》を唱えて《キンチョーラー》をマナゾーンに置きました。「スーパー・S・トリガー」の能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「スーパー・S・トリガー」の能力は、それを持つカードがシールドゾーンから手札に加わり、その際に自分のシールドが1つもない時にだけ与えられます。
今回のように効果で《キンチョーラー》を参照して「出た時」の能力を使う場合、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選んでもよい。その2体をバトルさせる。」しか使えません。
引用元(2022.4.22)

Q.バトルゾーンに相手の《地封龍 ギャイア》がいる状況で、自分は《超戦龍覇 モルト NEXT》をバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。「マナ武装5」が「このクリーチャーが出た時」で始まる能力ですので、《超戦龍覇 モルト NEXT》はバトルゾーンに出るかわりにマナゾーンに置かれます。
「マナ武装」のようなキーワード能力のテキストを参照する場合、キーワード部分は飛ばし、参照されません。そのため、《超戦龍覇 モルト NEXT》の「マナ武装」も「「このクリーチャーが出た時」で始まる能力」として扱われます。

+  総合ルール 205.1a

引用元(2022.12.16)

Q.自分の《ア:ニーオ:マクア》がバトルゾーンにいる状況です。
自分のターン中、相手のシールドを2つブレイクした時、相手は「S・トリガー・プラス」で《水雲の聖沌 5u170n》を召喚しました。
《水雲の聖沌 5u170n》は通常は「このクリーチャーが出た時」の能力は持ちませんが、「S・トリガー・プラス」で「このクリーチャーが出た時」の能力を持ちます。
この時、《ア:ニーオ:マクア》の「相手の「このクリーチャーが出た時」で始まる能力を持つクリーチャーが出る時」の置換効果を適用し、《水雲の聖沌 5u170n》をマナゾーンに置かせることはできますか?
類似例:《地封龍 ギャイア》《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
類似能力:「スーパー・S・トリガー」
A.はい、できます。
「S・トリガー・プラス」の条件を満たしている状況で《水雲の聖沌 5u170n》が出ようとしている場合、それは「このクリーチャーが出た時」の能力を持つクリーチャーとして扱われます。
引用元(2023.12.15)

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