【メルゲループワンショット】 [編集]
《アクア・メルゲ》、《盗掘人形モールス》、《疾封怒闘 キューブリック》のコンボで無限にドローを続け、増えた手札で1ショットキルを狙うデッキ。単に「【メルゲループ】」や「【メルゲワンショット】」と呼ぶことが多い。
色は準青単と呼ぶべき構成で、タッチは闇と火となる。最大で《超電磁マクスウェル Z》4体と《百万超邪 クロスファイア》1体が、最速4〜5ターンでバトルゾーンに並ぶ。
【墓地ソース】と主要パーツは共通しているが、ビートダウンかコンボデッキかで性質は大きく異なる。
アクア・メルゲ R 水文明 (2) |
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000 |
自分のターン中、自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、カードを1枚引く。 |
※プレミアム殿堂 |
盗掘人形モールス UC 闇文明 (5) |
クリーチャー:デスパペット 2000 |
G・ゼロ−自分の墓地にクリーチャーが6体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。 |
※殿堂入り |
疾風怒闘(スパイラルアクセル) キューブリック P 水/火文明 (7) |
クリーチャー:アウトレイジ 6000 |
自分のマナゾーンに火のカードが3枚以上あれば、このクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上あれば、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
※殿堂入り |
ループが成立するための条件は
- 自分の墓地にクリーチャーが6体以上ある。
- 自分のマナゾーンに水のカードが3枚以上ある。
- バトルゾーンに自分の《アクア・メルゲ》がいる。
- 手札に《盗掘人形モールス》がある。
- 手札か墓地に《疾封怒闘 キューブリック》がある。
- コスト踏み倒しをメタるカードのうち、特定のメタカード(《百発人形マグナム》等)が存在しない。
以上、6点である。
手札に《疾封怒闘 キューブリック》がある場合、手順は以下のとおりである。
- G・ゼロの条件が満たされているため、《盗掘人形モールス》をコスト0で召喚。
- 《アクア・メルゲ》の能力を解決。《疾封怒闘 キューブリック》を捨てて、1枚ドロー
- 《疾封怒闘 キューブリック》の能力を解決。《盗掘人形モールス》をバウンス。
- 《盗掘人形モールス》の能力を解決。《疾封怒闘 キューブリック》をサルベージ。
- 墓地のクリーチャーは変わらず6体以上なので、1.に戻る。
墓地に《疾封怒闘 キューブリック》がある場合、手順は以下のとおりである。
- G・ゼロの条件が満たされているため、《盗掘人形モールス》をコスト0で召喚。
- 《盗掘人形モールス》の能力を解決。《疾封怒闘 キューブリック》をサルベージ。
- 《アクア・メルゲ》の能力を解決。《疾封怒闘 キューブリック》を捨てて、1枚ドロー
- 《疾封怒闘 キューブリック》の能力を解決。《盗掘人形モールス》をバウンス。
- 墓地のクリーチャーは変わらず6体以上なので、1.に戻る。
結果、太字で強調した1ドローの部分だけが積み上がっていき、理論上は山札のカードをほぼ引き切ることができる。
そうなってくると、2体目以降の《盗掘人形モールス》、《疾封怒闘 キューブリック》を引く機会が増えていくため、引いた場合は、相手のクリーチャーなどをバウンスし、防御や返しの反撃を防いでいく。ちなみに《疾封怒闘 キューブリック》のバウンスは、墓地にいるクリーチャーによる効果なので、《巨人の覚醒者セツダン》等で防ぐことはできない。従って基本的に相手にこのバウンスを防ぐ手立てはなく、劣勢の一方となる。
手札が9枚以上になった場合は、《ルナ・コスモビュー》をG・ゼロで召喚し、ソウルシフトにより、《超電磁マクスウェル Z》を1コストで降臨させる。
これらの作業を繰り返してゆき、最後に《百万超邪 クロスファイア》をG・ゼロで踏み倒せば、体制は完了する。《超電磁マクスウェル Z》により、S・トリガー呪文による反撃が困難になるので、そのまま押し切るのも難しいことではない。
既存の墓地利用メタ、ウィニーメタがそのままぶっ刺さるデッキではあるが、成功したときのインパクトは凄まじく、負かした対戦相手に与える心象は大きいものになるだろう。
- 2013年6月22日付けで、つまりDMR-09使用解禁を境に、このコンボの核である《アクア・メルゲ》が殿堂入りとなった。DMX-12で再録があったことから、メーカーとしてもアウトレイジとの墓地肥やし戦略との組合せが頭になかったわけではなかろうが、ここまで強力になるとは思わず、カード開発上の不合理を重視したものと思われる。特に今回は同年3月に既に殿堂入りが発表された直後であり、かつ公式ホームページ上で同年6月14日に緊急的に発表されたことから、公式が事態を重大に受け止めていたことが分かる。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
弱点 [編集]
参考 [編集]