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時空の雷龍チャクラ SR 光文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5500 |
H・ソウル |
ブロッカー |
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。 |
ホーリー・フィールド |
HF―覚醒―自分のターンのはじめに、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 |
覚醒後⇒《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》 |
DM-36で登場したH・ソウル持ちのアポロニア・ドラゴンサイキック・クリーチャー。
同エキスパンションの7コストサイキック・クリーチャーサイクルの光担当。
覚醒すると《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》になる。
光文明によくある相手プレイヤーを攻撃できないブロッカー。
覚醒条件が少し特殊な書き方をされているが、要は「自分ターンの初めに、自分のシールドの枚数が相手のシールドの枚数以上である」ならば覚醒する。
光文明は序盤からブロッカーを展開することが出来、シールドを守りやすい。覚醒後はブロッカーをダイヤモンド状態にするため、【ダイヤモンドリエス】系のデッキにかみ合った覚醒条件である。
同サイクルのサイキック・クリーチャーらと比較してとびぬけて覚醒条件が緩く、シールドの枚数差が「相手より多い」ではなく「相手以上」であるため、ゲーム開始時のシールドの枚数差を維持していれば覚醒出来る。つまり、相手がブレイクをしてこなければ《時空の雷龍チャクラ》の覚醒に必要な動作が一切必要ないということである。
ただ1ターン放置するだけで、パワー13500のブロッカーでT・ブレイカーに除去耐性もちに変貌するという、勝舞編の中ではあまりに手軽で凶悪なフィニッシャーである。解除されても1ターン放置すれば勝手に再覚醒するため、相手からしてみれば1度覚醒してしまうと、1ターン(前の相手のターンを含んで2ターン)中に2回除去できなければ、《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》が延々と盤面に居座り続ける惨状となる。
その手軽さと実践性から、覚醒・再覚醒に手間を要する同サイクルのサイキック・クリーチャーらとは一線を介したフィニッシャー性を持つ。
シールドの枚数差をつけられてしまうと覚醒できなくなるが、一度《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》のT・ブレイカーが通れば枚数差がつくことはほぼないだろう。また、ここで《時空の雷龍チャクラ》がブロッカー持ちであるという点が生き、出された時点でのウィニー1体の攻撃では覚醒を妨害出来ない。
登場当初のカードプールでは早期除去以外の対策が非常に困難であることから、《チャクラ》相手に先手をとれているか、序盤で軽量除去を引けているかどうかが覚醒編環境での試合の分水嶺となった。
同時に、これは《デーモン・ハンド》などの重い汎用除去の採用率の低下を招いた。
パワーが5500であるというのもミソであり、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》や《死神術士デスマーチ》を打ち取ることが出来、《勝利のガイアール・カイザー》に打ち取られず、《ボルシャック・スーパーヒーロー》や《希望の守り手ファンク》に巻き込まれない絶妙なラインである。
《時空の尖塔ルナ・アレグル》と比較しても、500の差で大きく火力耐性が向上していることがわかる。
種族もアポロニア・ドラゴンとなかなか優秀。そのスペックから進化元にはあまり適さないが、《時の法皇 ミラダンテXII》や《未来の法皇 ミラダンテSF》は《時空の雷龍チャクラ》を出せる超次元呪文をコスト踏み倒し出来、いざとなったらそちらに革命チェンジ出来る。
その覚醒条件の緩さと単体で動きが自己完結していることから、ブロッカーデッキ以外であっても十分に採用できるポテンシャルを持つ。
シンプルなデザインながら、非常に完成度の高いサイキック・クリーチャーであるといえよう。
弱点として、一度盤面やシールドの枚数差をつけられてしまうと、《時空の雷龍チャクラ》やお供にいるであろうブロッカーが相手に攻撃出来ないために差を詰める事ができず、途端に覚醒が難しくなる。状況が平行線や優勢ときは一方的に《時空の雷龍チャクラ》の対応を迫れるため強力であるが、劣勢に陥ると《時空の雷龍チャクラ》で巻き返すことは不可能であることを覚えておきたい。
また、序盤からブレイクを仕掛けてくる【速攻】相手には覚醒出来ない。ひと昔の【速攻】であればウィニー主体であったためパワー5500のブロッカーというだけでも脅威であり、凌ぎきるだけで勝ちを狙えたものの、近年の【速攻】は大型クリーチャーが飛び出てくるのはザラであるため、あまり役に立たない。
運用時は劣勢時の弱さを考慮して、序盤からブロッカーでしっかりシールドを守るか、《時空の雷龍チャクラ》が使えなくなった時用に別のフィニッシャーを用意しておくなどしておきたい。
火の入った攻めっ気の強いデッキで使っても面白いだろう。
登場直後から環境を席巻したパワーカードであり、DM-39期から2011年6月殿堂レギュレーション改訂までは《王機聖者ミル・アーマ》から5コスト超次元呪文で呼び出し、その次のターンに覚醒してから適当な超次元呪文でサイキックを呼び出すことで《超時空ストーム G・XX》の超無限進化に繋げるのが勝ちパターンであった。
だがミル・アーマの殿堂入りによって【超次元コントロール】に光文明が採用されづらくなり、更にエピソード1以降は《ドンドン吸い込むナウ》や《父なる大地》の登場で手軽に除去される機会は増え、革命編環境に入ってからは高速化によって影が薄くなってしまった。
しかし革命ファイナル環境では【NEXミラダンテ】のテンプレパーツとして再ブレイク。【NEXミラダンテ】の流行は新章デュエル・マスターズ環境になると過ぎたが、双極篇環境ではやや地味ながらも【エビートミラダンテ】で最低限の実績を残した。
時空の雷龍チャクラ PS 光文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:アポロニア・ドラゴン 5500 |
ブロッカー |
相手プレイヤーを攻撃できない。 |
ホーリー・フィールド |
(HF)覚醒:自分のターン開始時、このクリーチャーを《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》のほうに裏返す。 |
覚醒後⇒《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》 |
DMPP-13で実装。パックや生成では入手できず、《超次元シャイニー・ホール》入手・生成時に特典として付いてくる。
H・ソウルが消え、レアリティがなくなった。SRの特典カードなので入手難易度はSRのままである。
細かな違いでは、「コストの大きいほうに裏返す」から「《カード名》のほうに裏返す」となっている。
紙のデュエマでは、《アカシック・パラレル》のように存在しない側に裏返すのはどうするのかという疑問が生じた[1]が、カード名指定となったため、総合ルール101.3に示される「実行不可能な処理は無視する」という原則がわかりやすくなっている。
DM-36/DMPP-13のサイキック・クリーチャーサイクル。TCGではこれら5種そのものがスーパーレアであり、デュエプレではそれぞれに対応したスーパーレア超次元呪文を入手した際に自動的にストレージに加わる。
それぞれ覚醒条件が異なり、覚醒後は全てのクリーチャーが解除を持つ。