壊滅(かいめつ)悪魔龍(あくまりゅう) カナシミドミノ》 [編集]

壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ SR 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 6000
バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは−1000される。
他のクリーチャーが破壊された時、そのターン、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。
W・ブレイカー

DMX-19で登場したデーモン・コマンド・ドラゴン

相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する常在型能力と、他のクリーチャー破壊された時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する誘発型能力を持つ。

《カビパン男》上位種のようなパワー低下能力を持つが、こちらは自分のクリーチャーを巻き込まないため、《希望の親衛隊ファンク》に近い。能力によってクリーチャー破壊するたびに更に相手のクリーチャーすべてのパワーを-1000する能力を併せ持つため、相手のクリーチャーパワーが1000、2000、3000のように並んでいる状況で出せば、その名の通りドミノのように連鎖的に破壊することが出来る。

自分のクリーチャー破壊にも反応してパワー低下が発生するため、スーサイド戦術とも相性が良い。《学校男》で互いのクリーチャー破壊すれば、それだけで-4000のパワー低下となる。

《希望の親衛隊ファンク》同様、複数並べてやれば制圧力はより高まる。2体だけでも常時-2000、1体破壊するたびに更に追加で-2000ずつのパワー低下が発生するようになる。

《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の左上の封印外しによる1111火力効果と自身のパワー低下を組み合わせれば、それだけで実質的にパワー2111以下のクリーチャーを起点にすることができる。

ルール [編集]

  • 他のクリーチャーが破壊された時にトリガーするパワー低下は効果を使った後から出たクリーチャーには働かない(2019/11/13事務局確認)。
    • 2019年秋頃の一時期、プレイヤー界隈で後から出たクリーチャーにも効果があると勘違いされており、この能力の裁定が「誘発したターンバトルゾーンそのものに影響を及ぼす継続的効果」というものにいつの間にか変わったのではないかという憶測も生じた。
  • このカードの持ち主がターン・プレイヤーの場合、パワー低下の誘発型能力のストックをすべて解決してから非ターン・プレイヤーである相手の誘発型能力解決する。パワー低下のストックをいくつか解決してクリーチャーを除去し、ストック残っている状態で除去したクリーチャーのpigなどの解決を割り込ませ、その能力で出てきたクリーチャーを残ったストックを解決することでさらに除去するいう処理はルール上間違い。

環境において [編集]

登場以降、ドラゴン・サーガ環境終期から革命編環境にかけて【イメンループ】【サザン・ルネッサンス】メタとして活躍。やや重めの【グレンモルト】《希望の親衛隊ファンク》のような感覚で使われ、《希望の親衛隊ファンク》同様に中速ビートダウンデッキコントロールプランにも役立った。

革命ファイナル以降は環境高速化や大型環境の到来に伴い勢いが落ちていった。

新章デュエル・マスターズ環境初期の大会ではやや重めの構築にした【青黒ハンデス超次元】にたまに出張するなどしていたが、DMRP-03辺りから【ジョーカーズ】ビートダウンのスピードを落としてコントロール寄りになったため、除去として間に合う場面が増えた。一時期【ゲイル・ヴェスパー】に対してパワー12000以上サポート戦略を阻害する手段として使われた。

双極篇環境終盤から超天篇環境にかけては【黒緑ドルマゲドン】でよく見るカードとなった。クリーチャーの潰し合いが常になる超天篇環境では《Dの牢閣 メメント守神宮》Dスイッチによるタップキルを絡めてパワー10000を超える大型をも根こそぎ除去するクリーチャーとしての個性が生まれた。他にも、中速かそれより遅いスピードのデッキであれば色が合う場合なら採用されるケースがポツポツ見られた。

だがDMRP-11期にミッツァイル・マスターズが到来すると、除去を受け付けるタイミングが無くなったという意味でこのカードも凋落。2020年1月1日付で《BAKUOOON・ミッツァイル》殿堂入りに指定されて以降も、2020年7月1日付で《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が殿堂入りを果たすまで下火の傾向は変わらなかった。

王来篇環境 (オリジナル)では、《奇天烈 シャッフ》《絶望と反魂と滅殺の決断》で遅延してからの一層手段として、【青黒緑デッドダムド】に稀に1枚積みされるケースがある。主に【我我我ブランド】【ゼロ・ルピアループ】に刺すためのカードだが、重くて間に合わないことが多いので、睨み合いを打破するためのプランやサブプラン扱いが殆ど。

DMBD-21DMBD-22期に強化を受けた【赤黒ドルマゲドン】アドバンスのトップメタに立ったが、基本的にウィニー対策なら《終断χ ベガスランチャー》S・トリガーコマンドなどの諸々の受け札や汎用ドラグハートで十分なので、【我我我ブランド】対策としても好みによって2枚程度挿される程度。

その後も、全体除去インフレ、そもそも起点となるパワー1000のクリーチャーが【我我我ブランド】を除けば環境にあまりいないことから、採用には恵まれない。

その他 [編集]

  • カナシミドミノではない。間違えないように注意。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-23で同じ性能で実装。レアリティベリーレアになった。

環境において [編集]

DMPP-23期の【モルト「王」】の流行が過ぎ、【リキッド・ピープル】【アウトレイジ墓地ソース】といった小粒を使うデッキが増え始めると、対策カードとして浮上した。

出た瞬間から働く常在型能力を疑似cipとして1000刻みでドミノのように倒すTCGと同じ立ち回りも優秀で、出し終えた後も常在で《青銅の鎧》《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》《飛散する斧 プロメテウス》といったパワー1000を打点としても維持を許さない点でTier2以下の地雷ビートダウンを封殺しうる。

ただし【モルト「王」】はもちろん、【ヘブンズ・ゲート】系全般、【黒単ワルボロフ】《爆弾魔 タイガマイト》以外)と、溶かせるクリーチャーに乏しいデッキには微々たるバトル火力補助にしかならない状態で腐るため枚数は要調整となる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMPP-23
    悲しみは連鎖し続ける。もう止まらない。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]