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憎悪と怒りの獄門 SR 闇/火文明 (6) |
呪文 |
相手のシールドが自分のより多ければ、この呪文を唱えることができる。 |
自分のシールドと同じ数のシールドを、相手は自身のシールドゾーンから選ぶ。相手は残りのシールドを手札に加える。(相手は、こうして手札に加えたシールドカードの「S・トリガー」を使える) |
相手のシールドの枚数を、自分のシールドと同じにする。
自分のシールドが減っている状態ほど効果が大きい。もちろん自分のシールドが1〜0枚のときに使えば非常に強力である。
ただし、相手はそのS・トリガーを使うことができる上、シールドは手札に加えられて次のターンの反撃を助長する。使ったターン中に止めが刺せる構成を心掛けたい。
普通に使うなら【速攻】、ビートダウンへの対策が考えられる。
ブロッカーや殴り返しで時間を稼ぎつつ、シールドが減りきったところで唱えれば逆転することが可能。
《光器ペトローバ》《地神エメラルド・ファラオ》などのアンタッチャブルクリーチャーが攻撃できる状態で使えば、《スーパー・スパーク》など全体に効果が及ぶS・トリガーを踏まない限り、確実に攻撃を通すことができる。色の合う黒赤緑の五元神ではしばしば【速攻】対策に採用される。
闇を含む呪文のため、《邪眼皇ロマノフI世》等ロマノフ一派の効果によってタダで唱える事が可能である。
うまく使えばシールドの差を一気にひっくり返して1ショットキルが可能なスペックは魅力的である。使いこなすのは難しいが、強力な呪文の1つである。
登場からしばらくは速攻・ビートダウン対策としてのグッドスタッフ的な使い方が多かった。
例として、色が合いアンタッチャブルをフィニッシャーにする【五元神】、同じく色が合いトリガーの《インフェルノ・サイン》で早期《邪眼皇ロマノフI世》が望める【ロマノフサイン】で採用された。
ところが、《邪神M・ロマノフ》が登場してからは立場が一変。《デビル・ドレーン》で自分のシールドを全て手札に加えてからそちらの効果でこの呪文を唱えて1ショットキルを行うデッキも出現した(>【マッドロマノフワンショット】)。そちらのデッキが成立した当時としては、1ショットキル自体が小刻みにブレイクを行って手札を相手に献上するのと違って滅多に反撃のチャンスを与えづらい強力な戦法として認識されており、さらに無制限の《光牙忍ハヤブサマル》に加えて《光姫聖霊ガブリエラ》も登場していたためシールド0枚の状況で耐えることにはあまり困らなかった。
《邪神M・ロマノフ》がプレミアム殿堂に指定されたその後も逆転札、1ショットキル手段として活躍したが、革命編環境以降1ショットキルが当たり前となり、このカードのメリットが低下。
その後、双極篇の【ドギラゴン剣】、【“B-我”ライザ】など上手くいけば3マナ域で何もないところから1ショットキルができるデッキまでが登場し、このカードでわざわざリスクを背負いながら1ショットキルするメリットは少なくなった。
憎悪と怒りの獄門 VR 闇/火文明 (5) |
呪文 |
自分のシールドと同じ数になるように、相手のシールドをランダムにブレイクする。 |
DMPP-05で実装。全体的に強化されているが、他のエターナル呪文に合わせるためかレアリティがベリーレアに降格。
TCG版では相手にどのシールドを手札に加えるか選択権があったが、こちらは相手に選択権を与えない。
とはいえ、自分のシールドが1つもない場合はランダム化は全く関係ない。
さらにコストが1下がっているため、1ターン早く使うことができるようになった。
カードの性質として、速攻や中速相手に押し切られる可能性がある遅めのデッキ、あるいはビートダウンのデッキにてミラー時に劣勢に陥った際の保険目的として採用される。
ギリギリの場面でヤケクソのように使われることが多いが、S・トリガーの採用を少なくしたビートダウンには、安定感は意外と高い。
この呪文で1枚でもブレイクできれば、実質「攻撃の後に自壊する5コストのブロックされないスピードアタッカーを召喚してシールドブレイクした」のと同じであることは覚えておきたい。