【Nエクス】 (デュエプレ) [編集]概要 [編集]《サイバー・N・ワールド》と《ボルバルザーク・エクス》が登場したDMPP-16で成立。 New Divisionでは、再録がない限りDMPP-22が実装される前まで《サイバー・N・ワールド》と《ボルバルザーク・エクス》が使用可能。 序盤は大量に積まれたブーストカードを連打し、減った手札を《サイバー・N・ワールド》や《超次元リュウセイ・ホール》などで補充しながら6〜8コスト帯のパワーカードを使って攻めるビートダウン。 DMPP-20現在ではここから派生した【カイザー「刃鬼」】などがよく使われている。
環境での変遷 [編集]DMPP-16 [編集]このころはフィニッシャーたるカードが何もない時期だった。 特筆すべき点は《N・ワールド》のおかげで《お清めトラップ》に依存せずに【M・R・C・ロマノフ】の妨害ができることと、出してしまえば性能の高い《永遠のリュウセイ・カイザー》を素早く目指せるデッキタイプだったこと程度。 【赤緑ハンター速攻】には苦戦を強いられるとはいえ、数少ない【M・R・C・ロマノフ】に対抗できるグッドスタッフとして一定数使われていた。 環境後期には《エンペラー・キリコ》がDP殿堂に指定された。《ボルバルザーク・エクス》の効果を十二分に使いこなせるデッキだったが、これにより環境から身を引き、《ボルバルザーク・エクス》を活躍させられる採用デッキが1つ減ることとなった。 DMPP-17 [編集]※DMPS-08、DMPS-09、DMPB-03で追加されたカードを含む 《超次元リュウセイ・ホール》、《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》、《魂の大番長「四つ牙」》と立て続けに強化カードを獲得した。 従来までの動きは1→2→4→6の動きが基本だったが、ここからは1→2→3→5→6or7の動きも並行して狙えるようになった。 しかし、依然としてフィニッシャーはない悩みは続いている。他のデッキなら「《母なる大地》で《若頭 鬼流院 刃》を出して勝ち盤面に」「《復活の祈祷師ザビ・ミラ》から《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》完成」、「《ヘブンズ・ゲート》で《魔光大帝ネロ・グリフィス・ルドルフ》などを出して制圧」、「小型ハンターと《超次元ガイアール・ホール》などでゴリ押し」と明確なものがほとんど。 参考:第9回BATTLE ARENAのベスト8のデッキレシピ(はせお選手、松井和代選手、ゴンブリー@CREST選手参照)https://dmps.takaratomy.co.jp/event/battlearena09/ DMPP-18 [編集]かねてより問題だったデッキのフィニッシャー不足を解消させるために考えられたのが【メンチ斬ルゾウ】である。 また、同時期に【Nエクス】と同じ青赤緑にして、《恵みの大地ババン・バン・バン》→《永遠のリュウセイ・カイザー》+《次元院のディメンジョン・ホーン》(=《龍圧の覚醒者ヴァーミリオン・ドラヴィタ》)を出すデッキも登場した。青赤緑のカラーリングで呪文ロックを着地できるのが強みのデッキだが、コンボデッキで自由枠が少ないため、せいぜい《母なる大地》の種ぐらいしかシナジーがない《ボルバルザーク・エクス》は多くは不採用だった。 さらには、【エンペラー・キリコ】では《ボルバルザーク・エクス》が使われた実績があったにもかかわらず、それと共通点のある《真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン》ですら《ボルバルザーク・エクス》はあまり入らない。たったの7だけマナ回復ができるより、DMPP-18で登場した《勝利宣言 鬼丸「覇」》を筆頭に、破壊力の高いクリーチャーが直接出たほうが嬉しいということだろう。 マナを伸ばして安全に殴るという立ち回りには《「祝」の頂 ウェディング》という選択肢もある。シールド焼却持ちで勝つなら、必然的にシールド焼却を持たないクリーチャーでは極力殴らないのが鉄則で、【Nエクス】基盤で11マナ以上に到達させるビッグマナ型デッキなら、通常のアタッカーである《ボルバルザーク・エクス》は必要ない。 消去法的にこの時期の【Nエクス】はDMPP-17期の「立て続けにW・ブレイカーをプレイできる」ことに原点回帰せざるを得なくなった。 DMPP-19 [編集]置きマナブーストの《眠りの森のメイ様》の登場で、相手にも手札を与えてしまう《サイバー・N・ワールド》の立ち位置が悪くなった。 また、それ1体の召喚から大量に打点を並べられる《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の登場から、フィニッシャーの着地前に《N・ワールド》や《ボルバルザーク・エクス》といった打点補助を並べる必要性も薄くなり、デッキ名の《N》も《エクス》も抜けた。【Nエクス】は環境から自然消滅したといえるだろう。 採用カードの多くをコスト7以下に絞ったDMPP-17期風【Nエクス】も【ヘブンズ・ゲート】や【ウェディング・ゲート】など、環境の変化に対応しきれない感が否めない。 DMPP-20後期 [編集]バトルゾーンの《お目覚めメイ様》が《眠りの森のメイ様》になるために条件が付き、普通ならデッキから《メイ様》を抜くようなところを、あえて《大冒犬ヤッタルワン》や《早起きトイプーちゃん》を採用して2ターン目に眠らせる【Nエクス】が考えられた。 通常のデッキなら《ヤッタルワン》はともかく《トイプーちゃん》という準バニラを入れたら手札が足りなくなるが、そこを《N・ワールド》が見事に穴埋めしてくれる。相手が序盤から使うカードをデッキから抜き、自分は序盤から使うカードをデッキに足しているという関係で、こちらの《N・ワールド》で与えてしまう相手のリターンも少なくなっている。 主要カード [編集]
優先度の高い候補カード [編集]
その他の候補カード [編集]
光入りの場合の候補カード [編集]直近の環境では光を入れる場合は【メンチ斬ルゾウ】に寄ることが多いため、純粋な【Nエクス】構築では採用は減っている。
サイキック・クリーチャー [編集]
このデッキの回し方 [編集]序盤は《霞み妖精ジャスミン》と言ったマナブーストを使ってマナを増やし、《ドンドン吸い込むナウ》での手札補充及び除去に繋げる。 長所 [編集]コストパフォーマンスに優れるグッドスタッフを多数搭載しているため、全体的なデッキパワーが高い。特に《ボルバルザーク・エクス》を出せば、1ターン中に実質2ターン分のアドバンテージを得られる。《勝利のリュウセイ・カイザー》や《永遠のリュウセイ・カイザー》等を組み合わせれば相手にほぼ何もさせずに勝利することも夢ではない。 手札と墓地をリセットする《サイバー・N・ワールド》をデッキの主軸に置いているので、大量の墓地肥やしが必要な【M・R・C・ロマノフ】を自然と対策できる。 DMPP-17では、《ドンドン吸い込むナウ》や《母なる大地》といった汎用性の高いS・トリガーの獲得に加え、《超次元ホワイトグリーン・ホール》で《DNA・スパーク》を仕込む動きが可能になって防御力が大幅に上がった。 初動の足回りにも優れ、《ドンドン吸い込むナウ》や《超次元リュウセイ・ホール》等のおかげでキーパーツを手札に加えることができるため、全体的な安定性や再現性も高い。 短所 [編集]プレイングの流れが呪文中心なので、呪文ロックには注意。特に《聖隷王ガガ・アルカディアス》は6コストと軽量ながらパワーが高くほぼ永続的に呪文ロックをかけてくるため突破は困難。超次元呪文なしでも《フォーエバー・プリンセス》、《鬼丸「覇」》等の手出しできるエイリアンは採用されているが、デッキ内ではかなりの重量級であるため、呪文によるブースト手段が封じられるとやはり苦しくなる。 採用されるクリーチャーのパワーラインは低めなので、相手に先手を打って《永遠のリュウセイ・カイザー》や《若頭 鬼流院 刃》等を出されると苦しい。《ドンドン吸い込むナウ》等の除去の扱いが重要。 確定除去が非常に少ない。基本的に除去は殴り返しかバウンスに寄っており、パワーで勝てない相手には《母なる大地》で無理やりどうにかする以外に対処方法がなくなる。ミラーマッチの場合は特にこの傾向が顕著であり、《永遠のリュウセイ・カイザー》、《フォーエバー・プリンセス》は自力でどうにかできる手段が少なく、これらを先に出せたほうが大幅な有利をとれる。 《サイバー・N・ワールド》の取り扱いにも注意が必要。下手に場に出したり、《母なる大地》で無理やり呼び出されたりすると、手札・山札を回復される、キーパーツを引かれるなどの恐れがある。《フォーエバー・プリンセス》を立てられていた場合は《N・ワールド》自身ですら場に残らない。 メタ的な視点だと構築に必要なDMポイントが高くなりがちなのも難点。成立したDMPP-16の時点で《N・ワールド》《ボルバルザーク・エクス》をはじめ高レアをふんだんに盛り込んだデッキだったが、DMPP-17ではビクトリーの《超次元リュウセイ・ホール》を4枚搭載するようになって高級化に拍車がかかった。 サンプルレシピ [編集]リストは「新規作成」→「デッキレシピから作る」→「火水自然Nエクス」より
その他 [編集]《サイバー・N・ワールド》、《ボルバルザーク・エクス》は汎用性が高いため、【Nエクス】が他のデッキタイプの基盤になることも多い。例として【エンペラー・キリコ】、【紅蓮ゾルゲ】、【キリコムーン】がある。 参考 [編集]タグ:
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