《ロールモデルタイガー》 [編集]
ロールモデルタイガー SR 水/自然文明 (9) |
クリーチャー:トリックス/チームウェイブ 14000 |
<バズレンダ>[無色(3)](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[無色(3)]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのBR能力を1回と、追加で[無色(3)]支払った回数、使う) |
BR-カードを1枚引き、その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 |
マッハファイター |
T・ブレイカー |
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。 |
DMEX-09で登場した水/自然のトリックス/チームウェイブ。
バズレンダで1ドローし、その後マナの枚数以下のコストのクリーチャーを1体マナから出すマッハファイターT・ブレイカー。攻撃誘導する常在型能力も持つ。
マッハファイターを活かして出たターン中にタップし、次のターンから攻撃誘導を使っていく運用になるだろう。パワーは14000とパンプアップ込みの《ドンジャングルS7》と同程度にはあり、大抵のビートダウンに蓋ができる。《ドンジャングルS7》の現役時代には存在しなかった《蒼き守護神 ドギラゴン閃》なども一方的に破壊可能。
自身は所詮キャントリップ付きのファッティでしかないので、このクリーチャー単体でゲームエンド級のアドバンテージを稼ぎ出すことは難しいが、そこは持ち前のコスト踏み倒し能力で補いたい。
このクリーチャーと前後して《古代楽園モアイランド》《終末の監視者 ジ・ウォッチ》《地封龍 ギャイア》といった相性の良いロック持ちが多数登場しているので、それらを踏み倒すのがひとつの手である。相手のカードのプレイを制限すればこのクリーチャーが生き残りやすくなり、攻撃誘導が刺さる場面が増える。また、適当な攻撃先がなく雑にシールドブレイクする必要に迫られたとしても、攻撃誘導とロックによって二重に保険を掛けられる。
もちろん2枚目の《ロールモデルタイガー》も踏み倒せる。マナの減りは激しくなるが、重量級マッハファイターを多面展開できるため盤面次第では有効な選択肢となる。また、どちらかの《ロールモデルタイガー》が相手の除去やスレイヤーに対処されてももう片方で睨みを効かせられるため、1体の時より相手の手札に負担をかけることも期待できる。
なお、cipはどちらも強制である。他に選択肢がなければ《イチゴッチ・タンク》のような準バニラであっても出さなければならない。もっとも、バニラでも出せるならまだ良い方で、相手の《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などのコスト踏み倒しメタがいた場合、単にセルフランデスしただけになってしまう。
コスト踏み倒しを封じられると同コスト帯の単色クリーチャーと比べても見劣りする程度のスペックしかないので非常に痛い。一応自身がマッハファイターなのでコスト踏み倒しメタ1体までなら自力で対処できるが、タイミングの問題でcipには間に合わない。同じデッキにマッハファイターを多めに入れるなど、デッキビルディング段階で対策を意識する必要があるだろう。
逆に、マナの枚数やコスト踏み倒しメタ対策が磐石でも、山札の残り枚数が少ないためバズレンダを最大まで使えないケースもある。ドローとマナからの踏み倒しにほとんどシナジーがないことも加味すると、強制ドローはデメリットとしてデザインされているのかもしれない。
ルール [編集]
- バズレンダでcipを複数回使う場合、マナの枚数が1回ごとにチェックされる。12マナの状態からだと、1回目はコスト12以下を、2回目はコスト11以下まで出せる。
- バズレンダのマーク能力が待機している場合、そちらより先に踏み倒したクリーチャーのcipを解決することはできない[1]。
他のカード・デッキとの相性 [編集]
環境において [編集]
登場した十王篇期は【ビッグマナ】全体が下火であり、主戦場はブロック構築だった。
性能以前に、この頃は《ヨミジ 丁-二式》《襲来、鬼札王国!》など主流のコスト踏み倒しがコスト8以下しかサポートしておらず、その後の《灰燼と天門の儀式》《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》を見てもわかる通りしばらくコスト9というだけで不遇だった。
さらに、このクリーチャーの場合ある程度マナを伸ばさないとコスト踏み倒しを強く扱えないため、シナジーのある採用先を見つけるまで時間がかかった。
王来篇では【5色ザーディクリカ】の成立により【5色コントロール】が全盛期を迎え、このクリーチャーを採用した構築も結果を残した。
《聖魔連結王 ドルファディロム》の枚数の水増し兼、手札がない時に運良く引けばリカバリーになったが、それほどマナが伸びるデッキではないのでバズレンダは最大限使っても2回程度。
【4色ロマノグリラ天門】では一転してテンプレパーツの仲間入りを果たし、CS上位入賞などの成績を残した。
DMEX-17では《流星のガイアッシュ・カイザー》が登場。以降特別な理由がない限り併用されている。
DM23-EX3期頃活躍した【青緑ゲイル・ヴェスパー】にも入ることがあった。DM24-SD1・DM24-SD2・DM24-SP1期のCS(ただし32人規模)で3位入賞したレシピに採用されていた。
「DMGP2024-1st」でベスト32に残った【青緑キャベッジ・セッションズ】に1枚積みされていた。2024年のゴールデンウィークにはコピーデッキがCS(ただし32人規模)優勝を果たした。
パワー12000以上デッキでの活躍は貴重な青緑マナ基盤としての評価によるところも大きい。そのため、準緑単でタッチ青の【キャベッジ・セッションズ】が登場したDM24-BD1・DM24-BD2期にはあまり見かけないカードとなった。
アニメ・漫画において [編集]
- 第40話の「ジョーvsキャップ」ではマナゾーンに置かれていた。
その他 [編集]
- 「ロールモデル」とは、もともと社会学用語で集団の手本になる人物を指す。今日ではより一般的に模範的な人や物に対して使われることが多い。
関連カード [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.バトルゾーンに相手のタップされている《ロールモデルタイガー》がいます。自分の《“乱振”舞神 G・W・D》は攻撃先を選ぶことはできますか?
A.はい、相手プレイヤーに攻撃することも、《ロールモデルタイガー》に攻撃することも選ぶことができます。
引用元(2020.8.21)
Q.バトルゾーンに相手のタップしている《ロールモデルタイガー》がいる状況で、自分の《轟速 S》はどこに攻撃できますか?
A.相手プレイヤーにのみ攻撃できます。《轟速 S》は自身の能力でクリーチャーに攻撃できないので、《ロールモデルタイガー》がタップしていたとしてもクリーチャーには攻撃できません。
引用元(2021.8.6)