《「業流(ごうる)」の(いただき) ゾロ・ア・スタート》 [編集]

「業流」の頂 ゾロ・ア・スタート SR 無色 (13)
クリーチャー:オラクル/ゼニス 33333
革命チェンジ:パワー12000以上のクリーチャー
ワールド・ブレイカー
相手のターンに相手のクリーチャーが超次元ゾーン以外から出る時、かわりにそれを相手の超次元ゾーンに置く。次の相手のターンのはじめに、相手はそのクリーチャーを超次元ゾーンから出す。
エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)

DM26-RP2で登場したオラクル/ゼニス

革命チェンジパワー12000以上」とエターナル・Ωを持つワールド・ブレイカー

相手のターン中、その相手は召喚・非召喚どんな方法であるかを問わず着地置換効果でクリーチャーはバトルゾーンではなく超次元ゾーンに置く。
この際、超次元呪文やデュエルメイト・クリーチャー跳次元召喚、後述する《「業流」の頂 ゾロ・ア・スタート》の遅延誘発など「超次元ゾーン→バトルゾーンである移動」については着地置換効果は何もしない。

こうしてかわりに超次元ゾーンに置かれたクリーチャーは、次に来たそのプレイヤーのターン開始ステップに超次元ゾーンからバトルゾーンに出すという遅延誘発がかかる。

要するに、(特にオリジナルでは)相手は自身のターン中に出すほとんどのクリーチャーは、1ターン遅れで盤面にやってくるというもの。
これは『マナゾーンのカードをタップせずに手札以外からコストを支払わずに召喚以外の方法で出す』動作であるため、手札以外メタコスト踏み倒しメタなどありとあらゆるメタカードに引っかかる。性質上、相手の「このクリーチャーが召喚によって出た時」および特定条件下のみで得る「出た時」能力[1]すべてを封殺できる。

自分のターン中に限定すれば、大げさな言い方をすれば「単なるファッティ」だが、革命チェンジ自体の優秀さから様々な使い道が考えられるカード。

「自分のパワー12000以上のクリーチャーが攻撃する時」というのは確かに難易度は易しくはないものの、

といった予想外じみたチェンジ元はいくらでも存在する。

上記のような柔軟な発想をせず、順当に革命チェンジするとなればハードルは相応に高く、元々T・ブレイカーを持つレベルの高パワークリーチャーでなければできないが、文明種族の制約はないため様々なクリーチャーとの組み合わせが考えられる。
cip等は持たないがワールド・ブレイカーでのシールド割り切りと「超次元以外」という非常に緩い条件で相手のクリーチャーに着地置換効果を適用できるため、相手の逆転の確率を著しく下げられる。
若干オーバーキルだが、コスト踏み倒しメタを添えたなら相手ターン中のクリーチャーの新規展開を全否定するコンボもできる。

パワーもワールド・ブレイカーなだけあって33333と高いので、スレイヤー等を除いて殴り返しで撃沈するリスクも低い。

また、他の効果と比較して地味だが無色ゼニスのカテゴリな為エターナル・Ωを持つ。その為、即座に攻撃できるパワー12000以上と組み合わせれば除去を食らっても粘り強く革命チェンジで再度着地できる。

ワールド・ブレイカーにより1体で確実に相手のシールドを全損できるというメリットとは裏腹に、相手のシールドが少ない状態でプレイヤーを攻撃してもそれはそれとしてメリットがあるというので単なる脳筋とは一緒にできない。

例えば【赤黒バイク】《影速 ザ・トリッパー》が攻撃する時に《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》《禁断の轟速 ブラックゾーン》を同時宣言する。攻撃の終わりに《ブラックゾーン》状態でアンタップされるように立ち回って、追撃の攻撃時に《「業流」の頂 ゾロ・ア・スタート》と入れ替えて相手に3点を入れた場合、相手はその3枚のS・トリガーで回答を用意できなければ次の自身のターンがクリーチャー展開においてターンスキップレベルの損害を受けることになるだろう。

ただし、革命チェンジ難度の高さにより自分以外のクリーチャーを横に添えにくい事、通常デッキでの運用を考えるとワンショットにおいてもコントロールにおいても呪文ならび「S・トリガーを始めとする相手ターン中のカウンター」に弱いためロックに穴が残る事、そもそもパワー12000以上のクリーチャーはフィニッシャー性能が高いものが多いためわざわざこのカードを引っ張ってくるのがオーバーキルになりやすい事などの課題もあり、様々なデッキで考え無しで採用できるカードとは言い難い。
採用する際はそのデッキと相性がいいかを考える必要はあるだろう。

ルール [編集]

  • 次の相手のターン開始時に踏み倒しする順番は、超次元送りされた順番に依存せず、《「業流」の頂 ゾロ・ア・スタート》の持ち主が決定する。(参考
  • バトルゾーンのカードを進化元にして出す場合、進化元に選んだカードはバトルゾーンから離れない。次の相手ターン開始時にその進化できるクリーチャーを超次元ゾーンから出す場合、改めてバトルゾーンの進化元を選ぶ必要がある。この時、最初に選んだ進化元を選ぶ必要はない。(参考
  • 手札進化などのバトルゾーン以外のカードを進化元にして出す場合、進化元に選んだカードもろとも超次元送りされる。次の相手ターン開始時にその進化できるクリーチャーを超次元ゾーンから出す場合、改めて手札などの進化元を選ぶ必要がある。なお、進化元自体を出そうとしていたわけではないので、次の相手ターン開始時に進化元にしようとしていたクリーチャーは踏み倒しされない。(参考
    • 次の相手ターン開始時の踏み倒し自体は強制だが、手札進化に限っては非公開ゾーンが関与するため、実際には進化元が存在していても、進化元がないと言って不発させることは適正である。
  • 特別な方法で出ようとしたクリーチャーが、次の相手のターン開始時に踏み倒される場合、特別な方法で出ようとしていた事実は失われる。
    • アビスラッシュで出ようとしていたクリーチャーが、次の相手のターン開始時に踏み倒されても、プレイヤー限定スピードアタッカーやターン終了時の山札送りは発生しない。(参考
    • 《轟破天九十九語》の効果により出ようとしていたクリーチャーが、次の相手のターン開始時に踏み倒されたら、cipは誘発し、コマンド封印外しも処理する。(参考

相性の良いデッキ・カード [編集]

  • 汎用的な革命チェンジ元最有力候補は自己コスト軽減を持つグッドスタッフ《飛翔龍 5000VT》か。
    とはいえ、《5000VT》が早期に着地できるという事はつまり相手に5000以下ロックが劇的に刺さるという事でもあるので、《5000VT》を出したターンに次ターンの出せないを保険にしつつ殴るプランで十分になりやすい。
    一応、《5000VT》のバウンスと出せないはメタ処理により《ゾロ・ア・スタート》への革命チェンジを成功させやすいという点で噛み合っている。

環境において [編集]

DM26-RP2期では【墓地ソース】にて採用された。《百万超邪 クロスファイア》《愛銀河プルート・タイドロック》をチェンジ元とし、専用構築に近いものとなっている。
【墓地ソース】としては珍しい最速3ターン目に動けるのが特長。エピソード3のスタートデッキ同士が13年越しに手を組むという奇妙な巡り合わせとなった。
その他には【キャベッジ・セッションズ】《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》と共に採用されるケースも見られる。

革命チェンジでチェンジ元が戻ることに加え、エターナル・Ωで《ゾロ・ア・スタート》が手札に戻ることから、大方除去されても低コストで再展開できるチェンジ元と組み合わせて使われる事が多いようである。

その他 [編集]

  • DM26-RP2で描かれた並行世界勝太編に登場した多くのクリーチャーたちが自身の信念を失い、「熱血」や「ビクトリー」という題目のもとカレーパンの「支配の力」に屈した世界であった。しかしながら、そんな世界にあって数少ない、それらの支配を逃れた存在がゾロスターであった。
    彼はこれまで様々な並行世界で描かれてきたのと同様、この世界においても類稀なる支配への欲求を持っていた。そのため、他のクリーチャーたちが「『熱血』や『ビクトリー』という表面的な名目」のもとカレーパンの「支配の力」に取り憑かれたのに対して、ゾロスターはそのような「表面的な名目」抜きにカレーパンの「支配の力」に適合することができ、結果的に「熱血」や「ビクトリー」という題目による変化を経ることがなかったため、それらの支配を免れた。すなわち、元々「支配」を信念としたゾロスターは、他のクリーチャーたちと異なりカレーパンによる信念の変化を受けることなく、カレーパンの圧倒的な力だけを得ることになったのである。
    この力をもってゾロスターは、自身の自身による自身のための支配を達成した。「支配」の力を自由自在に使えるようになった彼は、支配ための眷属として、伝説上の存在であるゼニスたちを生み出していった。《極俺秘伝ライオネル・ガード》などのアタック・チャンスサイクルに描かれているゼニスたちはこの時にゾロスターのカレーパンの力によって生み出されたものである。ゼニスの力を手にしたゾロスターは自らもゼニスとの合一を果たした。彼は自身の師匠であるヨミを討ち、オラクル教団を手中に収め、《ゾロ・ア・スタート》を名乗るようになった。そして自身を守る親衛隊として、教団に「ラクシャ」の階級を創設した。
    こうして彼はハムスターランド大陸でイニシャルズWらが繰り広げる戦いとは無関係に、その裏で着々とオラクルによる支配を進めていた。この間テスタ・ロッサアウトレイジはゾロスターへの対抗を試みていたが、カレーパンの力に屈しハムカツ団となり[2]アウトレイジとしての信念を失った彼らでは、ゾロスターには太刀打ちできなかった。
    念願かなって「神」と呼ばれる存在になったゾロスターだったが、《燃える禁断 ドルマゲドンW》《烈しき切札 ドギラゴン逆》を倒したことで状況が一変。ゾロスターはカレーパンの、ひいては支配の力を失い、元の姿に戻ってしまった。同時にアウトレイジとしての信念を取り戻したテスタ・ロッサらにより、ゾロスターは成敗されてしまった[3]
    • 上記脚注で示した動画では、水晶世界同様、この世界で《イズモ》がどうしているか不明であることにも触れるとともに、デュエル・マスターズの背景ストーリーがもつ並行世界構造においてかなり特殊な存在である可能性を提示している。
  • フレーバーテキストの「神と呼ばれるだけの存在」に関しては、「神と呼ばれるだけはある、その名にふさわしい存在」と「ただ神という名前で呼ばれているだけで、実態を伴わない存在」の2通り、完全に正反対の解釈ができる。
    元のエピソード3でのゾロスターが我欲により神でも人でもない恐ろしいものに成り果てたことから逆転して物事や世界のスタートゴールを総括する概念的な神の名を得たものと予想できる。
    • カレーパンにより信仰対象であるゼニスを生み出し、それと合一することでオラクルとして初めてゼニスそのものとなった。教団内の地位ではオラクリオンは勿論ゴッド・ノヴァすら凌いでいると思われる。かつて《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》に変貌する際に意気込んでいた「ヨミイズモを超える」という目標が(皮肉な形かもしれないが)遂に叶った。
      また「偽神」になっていた今までと違い、神になった事が明確に書かれているところからもゾロスターの進歩が感じられる。平和主義者で信仰も厚いが停滞を求めてしまったヨミイズモと対照的に、周囲を犠牲にしてでも野心と向上心を捨てなかった男にふさわしい成り上がりと末路と言えるだろう。
  • 余談だが、ゾロスター自身もDMD-10DMR-12でカード化され、エピソード3の「ゴール」と「スタート」を兼ねたクリーチャーではある。
  • パワーが33333なのは《「我」の極 エゴイスト》のパロディか。また、コロコロの漫画版では「ナンバースリー」と名乗っていた所以かもしれない。 

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM26-RP2
    それはと呼ばれるだけの存在。
  • DM26-RP2(㊙2/㊙24)
    業に流された支配が始まる。

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 『このクリーチャーが「ビビッドロー」能力を使って出た時』『このクリーチャーが「キリフダッシュ」能力によって出た時』といったもの
[2] DM26-RP2では《V頂神話 カツムゲン》など、アウトレイジとハムカツ団を併せ持つクリーチャーが収録されている。
[3] 2026/06/09付デュエチューブ投稿動画20:57以降より