【緑零ゼニス・セレス】 [編集]

水晶ソウルで強力なゼニス・セレスを早出しするギミックを軸に、相性の良いオラクルアンノウンを採用したアーキタイプ
水晶ソウルが登場したDM23-EX3発売と同時に成立。さらに本アーキタイプを元にした構築済みデッキであるDM24-SP2で一気に強化された。

蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ SR 無色 (15)
クリーチャー:ゼニス・セレス 57975
革命チェンジ:ゼニス(自分のゼニスが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身の手札をすべて裏向きでマナゾーンに置く。
相手は、自分のマナゾーンにある裏向きのカードの枚数よりコストが小さい呪文を唱えられない。
エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)
「奇妙」の頂天 クリス=バアル 無色 SR (10)
クリーチャー:ゼニス・セレス 17371
G・ゼロ:自分のマナゾーンに裏向きのマナが5枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
T・ブレイカー
このクリーチャーは、出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる。
このクリーチャーが出た時、ゼニスまたは無色のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻す。

主要カード [編集]

《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》革命チェンジゼニス&ワールド・ブレイカー
cipでお互いに水晶マナ化させる形の全ハンデス、自分の水晶マナの数以下の呪文封じ
《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》水晶マナが5枚以上あればG・ゼロで出せるT・ブレイカー
出たターン、相手プレイヤーを攻撃できcipゼニスまたは無色カード墓地回収
《水晶設計図》山札の上4枚からゼニスまたは無色カードを1枚サーチ
水晶マナ生成のおまけ
《シャングリラ・クリスタル》水晶武装2で2マナブーストできる水晶マナデッキのメインエンジン。G・ストライク
《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》Dスイッチで大量マナ回復するD2フィールド能力はおまけ。入れないとミラーマッチで話にならない
《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》手札補充マナブースト除去攻撃誘導など複数の役割を担える。終盤はフィニッシャーにも
《「この私のために華を咲かすのだ!」》最小コストの水晶マナブースト。《シャングリラ・クリスタル》とコンボ
《「これは命懸けのデュエルなのです」》《シャングリラ・クリスタル》の5枚目以降。こちらは自然1マナ多く掛かるが無条件で2ブースト

候補カード [編集]

《クリス=タブラ=ラーサ》クリーチャーのcipをコピーする。ブロッカー敗北回避受けにも役立つ
《「無」の頂天 タブラ=ラーサ》《黙示録の水晶》と同コストで同じく全体除去札だが、こちらはパワー低下+水晶マナブースト無色でない味方を巻き込むため注意
《「無上」の頂天 シャングリラ・ファンタジア》出たターンにプレイヤーを攻撃でき、攻撃する時にアンノウンまたはゼニスをリクルート
《天頂と停滞と水晶の決断》リソース確保に長けたアタック・チャンス
《黙示録の水晶》エレメント指定で全体除去水晶ソウル使用で疑似《サイバー・ブレイン》にも
《水晶のセレナーデ》ゼニス専用《フェアリー・ギフト》。更に1枚マナを裏返す
《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》大量展開メタ
《呪華のサトリ カナザー》疑似《種族選別》内蔵クリーチャー
《奔々のシダン オシャマンベ》2マナブーストできるクリーチャー
《偽りの名 ワスプメリサ》cipメタ+全体MF付与できるフィニッシャー候補。水晶ソウルが無くきっちり7マナ要求されるので注意
《偽りの名 プラット》受け札、水晶ソウル2でも出せる
《ア:グンテ》受け札、水晶マナと一切関連はないが3体同時除去でビートダウン系デッキを強引にねじ伏せるS・トリガー
《ニアピン・モスキート》受け札、マナ回収
《ラブ・エルフィン》呪文を唱えるコスト軽減、水晶マナ生成呪文を連打して一気に水晶マナを増やす
《清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー》手札以外をメタ墓地リセット付き水晶チャージャー
《ピクシー・ライフ》無色カード任意マナ回収できる2コストマナブースト
《セレスティアル・トラップ》受け札、 水晶マナも作れる
《ベートーベン・キューブ》受け札、水晶武装4でアンノウンゼニスを踏み倒し
《プリンセス・パーティ ~シラハの絆~》受け札、水晶マナと一切関連はないが3体同時除去でビートダウン系デッキを強引にねじ伏せるS・トリガー

このデッキの回し方 [編集]

序盤は《「この私のために華を咲かすのだ!」》《シャングリラ・クリスタル》などでマナブースト。中盤戦も《水晶設計図》《呪華のサトリ カナザー》などで水晶マナ作りと手札補充を継続して行い、堅実に準備を整えていく。
十分にマナ枚数を増やしたら、《黙示録の水晶》《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》など強力なカードを用いて盤面・リソース的優位を確固たるものとする。
最後は、G・ゼロで簡単に出せる《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》から《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》革命チェンジで繰り出し勝利する。

長所 [編集]

初動と足回りを担う2・3コスト帯のカードが非常に充実しており、初動事故率が低い。

本デッキのエース級であるゼニス・セレスたちは、ゼニス特有の強力なcipを持ちながら同時に水晶ソウル革命チェンジなど簡単に出す手段が用意されており、ある程度の速度と高い制圧力を両立している。

特に強力なのは水晶マナ5枚でG・ゼロによる踏み倒しが可能な《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》。条件を満たせばコスト0で召喚出来るため、《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》を出したついでにそちらのサーチ効果で回収して出したり、コスト0で《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》Dスイッチを起動する等小回りが利く。フィニッシャーである《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》へ即座に革命チェンジ可能なのは勿論の事、自身のcip《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》の効果で2体目以降の《クリス=バアル》を回収すれば連鎖的に展開する事も出来る。

《黙示録の水晶》水晶ソウルで大幅にコスト軽減しつつ3枚ドロー可能な上、コスト5以下のエレメント一掃効果が小型獣主体の【白黒赤ファイアー・バード】【白赤緑ドリームメイト】等に対して覿面に刺さる。手札や水晶マナを補充しつつパワー19000の強力な壁役となれる《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》も入るため、一度着地まで持って行けばそれらのデッキを詰みに追い込む事すら出来てしまう。【白黒赤ファイアー・バード】対面ではコスト踏み倒しメタである《ハッター・ルピア》が懸念材料となるが、《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》エターナル・Kを持つため、強引に耐えつつマッハファイターで逆に処理可能。

《偽りの名 ワスプメリサ》《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》を同時に立たせることができれば、呪文ロックcip使用不可+オールハンデスで限りなく逆転困難な状況に相手を追い込むという、かつて【黒緑ゼニス・セレス】で行っていた動きを自然文明ゼロ文明のみで再現する事ができる。
また、《偽りの名 ワスプメリサ》水晶武装「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力であれば、その後に続く「または攻撃した時」や「または離れた時」等の部分も無効化の対象となるため、不意に《聖魔連結王 ドルファディロム》等を投げられても安心してやり過ごせる。

《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》を出した後は水晶マナを大量に確保出来るため、《クリス=タブラ=ラーサ》クリスターナル・Kによる敗北回避効果を生かし易い。

短所 [編集]

【ゼニス・セレス】系デッキ共通の特徴だが、マナの色管理が難しい。水晶マナは文明を持たないため、無計画にマナを裏返し過ぎると自然文明のカードが使えなくなってしまう。闇文明など他の文明を混ぜるなら、その分だけ色管理の難易度は更に上がっていく。

切り札のひとつである《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》は自分にもオールハンデスをかけてしまうため、これを出した後に何らかの手段で逆転を許してしまうと立ち直りが難しい。ST持ちタマシードG・ストライクは止められないため、それらで耐え切られるとワールド・ブレイクも相まって相手のみが大量に手札を持つという非常に危険な状況に陥る。

デッキ内のほぼ全カードが水晶マナ加速か重量級のゼニス・セレスで構成されており、前半戦における敵への足止め手段が乏しい。

一部のメタカードを投げられるとフィニッシュまで一手間生じる。《ベイB セガーレ》等のコスト参照かつ着地置換型の踏み倒しメタや《ボン・キゴマイム》等の着地時攻撃制限等がキーカードである《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》に対して痛烈に刺さってしまう他、《クリス=バアル》はエターナル・Kを持たないためG・ゼロにも反応するコスト踏み倒しメタを出されると除去しない限りそちらは封殺されてしまう。

最も苦手とするデッキは【ジョーカーズ】。このデッキは無色のみが主体のため《ジョリー・ザ・ジョニー Final》への耐性こそ有るものの、こちらが苦手とする《ベイB セガーレ》方式の踏み倒しメタG・ゼロに反応する踏み倒しメタ《ボン・キゴマイム》方式の攻撃制限の全てを兼ね備えている上に頭数や過剰打点が早期に並び易く、尚且つ同じ無色主体のデッキであるがために本来大量展開への返しとなる《黙示録の水晶》を完全に無効化されてしまう。《偽りの名 ワスプメリサ》の刺さりが悪い所も痛手の一つ。
さらにこのデッキの主な防御手段はG・ストライク頼りな故に、《破界秘伝ナッシング・ゼロ》《ジョジョジョ・マキシマム》で打点強化された小型ジョーカーズに一突きされるだけで致命傷に至りかねない。そしてそれが《ジョリー・ザ・ジョニー》《ハイパー・ザ・ジョニー》だった場合は最悪エクストラウィンによる即死すら有り得る。
極めつけにブロッカー《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》の攻撃誘導で耐えようにもG・ゼロ呪文の《勝熱と弾丸と自由の決断》で簡単に能力を消されるため役割を果たせない。

環境において [編集]

DM24-SP2の発売直後、オリジナルCSで早速成果を残している。[1][2]

DM24-SP2発売当初は《偽りの名 ワスプメリサ》が相性の良い切り札として注目を集めたが、召喚コストの高さ、【白黒赤ファイアー・バード】との相性の悪さなどから、2枚以下に抑えられる例も多くみられるようになった。中には、踏み倒し手段である《呪華のサトリ カナザー》ともども一切採用せず、S・トリガーや除去札に多く枠を割いてビートダウンデッキに対応した型、最速で《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》をぶつけることに重点を置いた攻撃的な型なども登場した。[3][4]

DM24-SP2登場から数週間が経過すると徐々に見られなくなっていったが、【ガレックマーシャル】の台頭に合わせて、それに対し呪文ロックオールハンデスを同時に繰り出せる《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》が非常に有効であるとして再び環境に姿を現す。
この期には、【ガレックマーシャル】との中盤戦を有利に進めつつ苦手な【ジョーカーズ】【白黒赤ファイアー・バード】を牽制できる《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》、複数体を同時に止めるS・トリガーの一種でありながら同時にマナ回収札としても使用できる《ニアピン・モスキート》水晶マナ加速の手段である各種呪文をコスト軽減し展開速度を強化できる《ラブ・エルフィン》など、初期には見られなかったカード群の採用が散見されるようになった。

サンプルレシピ [編集]

妖精CS inブックオフイオン橋本店オリジナルCS(64名参加)
優勝:明太king選手(自然無色ゼニス)

参考 [編集]