赤黒速攻(あかくろそっこう) [編集]

カードで構成された速攻デッキ

他の速攻デッキに比べるとパワーは低いが、よりスーサイド色の強い戦術が可能。

凶戦士ブレイズ・クロー C 火文明 (1)
クリーチャー:ドラゴノイド 1000
このクリーチャーは可能であれば毎ターン攻撃する。
ねじれる者ボーン・スライム C 闇文明 (1)
クリーチャー:リビング・デッド 1000
ブロッカー
このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃する時、攻撃の後、このクリーチャーを破壊する。

闘魂編期から存在する長い歴史を持つデッキである。

の優秀なウィニーを展開して相手を追い詰めていく。特に1マナウィニーの層は厚いので、序盤から安定してクリーチャーを並べられる。
入りの速攻らしく《死神術士デスマーチ》《死神竜凰ドルゲドス》などの墓地進化ももちろん採用可能。

《福腹人形コダマンマ》《斬斬人形コダマンマ》からS・バック《デュアルショック・ドラゴン》を出すなどの大胆な戦術も行うことができる。

候補カード [編集]

1コスト [編集]

《ねじれる者ボーン・スライム》ウィニー、自壊して進化元に
《闇戦士ザビ・クロー》速攻の申し子。破壊されても進化元に
《孤独の影ロンリー・ウォーカー》1ターン目に出せば自壊して進化元に
《緊縛の影バインド・シャドウ》全ての闇クリーチャーをタップイン

2コスト [編集]

《一撃奪取 トップギア》クリーチャーコストを軽減する
《Re:奪取 トップギア》
《花美師ハナコ》cipシールド手札に加えて手札補充S・バックとシナジー
《斬斬人形コダマンマ》
《斬斬人形コダマンマ GS》
《爆襲 アイラ・ホップ》軽量S・バッククリーチャー
《ピーカプのドライバー》タップ能力ブロッカー除去
《JK軍曹チョキパン》ジャンケンで勝つとスピードアタッカー
《炎舌実況 DJ・ショー》
《斬込隊長マサト》マーシャル・タッチスピードアタッカー
《究極兵士ファルゲン》マナの数に応じてパワーが変動
《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》cipで条件付きランデス
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》コスト踏み倒しメタ
《一撃奪取 ブラッドレイン》クリーチャーコストを軽減する
《Re:奪取 ブラッドレイン》
《福腹人形コダマンマ》cipシールド手札に加えて手札補充S・バックとシナジー
《堕魔 ドゥンブレ》
《ヤット・パウル》
《スプーン=ンプス》
《変身人形イルルカ》墓地進化サポート 進化元にも適している
《イタチ変怪》スピードアタッカー
《漆黒の猛虎 チェイサー》条件付きスピードアタッカー
《虹彩奪取 ブラッドギア》またはクリーチャーコストを軽減する

3コスト [編集]

4コスト [編集]

進化クリーチャー [編集]

シールド削減でコスト踏み倒ししやすいクリーチャー [編集]

《デュアルショック・ドラゴン》S・バックで登場する大型。シールド回収能力と相性が良い。ミラーマッチ対策
《ハクメイ童子》S・バッククリーチャー。スピードアタッカーが凶悪
《ザンジ変怪》防御札にもなるS・バッククリーチャー
《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》鬼タイムコスト踏み倒し可能
《龍装者 バルチュリス》能動的に出せるタダ出しSA1打点
《ボルシャック・ドギラゴン》サブの防御札。投入するなら、他のカードも火のクリーチャーを多く採用する必要がある

その他 [編集]

速攻としてのメリットは、が入ることでブロッカー除去が得意なこと、《早撃人形マグナム》が入ることでコスト踏み倒しメタができることなど。

また、が入ることで《死神術士デスマーチ》をはじめとした各種墓地進化や、《デュエマの鬼!キクチ師範代》《虚構の影バトウ・ショルダー》などの軽量メタカードを使うことができる。

《鬼切丸》《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》《無頼勇騎タイガ》は積めないものの、こちらは《ブレードグレンオー・マックス》《漆黒の猛虎 チェイサー》が使用可能であり、戦力は他の速攻に負けず劣らずである。

また、【黒緑速攻】のように1マナウィニーが豊富であり、初手から安心してクリーチャーを出していける。デッキ全体のパワーは低いものの、破壊されたクリーチャー墓地進化になるため無駄が無い。

型分け [編集]

以下【赤黒速攻】の大まかな区分を述べる。この中からいくつかを組み合わせることも可能である。

基本型 [編集]

特殊なギミックを用いず、ウィニーと各種進化クリーチャーで殴り切ってしまうタイプ。

コダマショック型 [編集]

《福腹人形コダマンマ》《斬斬人形コダマンマ》をフル投入し、S・バック持ちの《デュアルショック・ドラゴン》を利用するタイプ。このコンボが成功すれば、一気に3打点分のクリーチャーを展開することができる。

ただし、シールドを2枚も失うデメリットが痛い上、【赤単速攻】とは異なりカードも使う都合上、確実にS・バックを起動できるとは限らない点には注意したい。

ランデス型 [編集]

《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》《ドリル・スコール》ランデスするタイプ。《ドリル・スコール》マナゾーンから《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》を落としたり、墓地進化を準備する。

《停滞の影タイム・トリッパー》タップイン《デュエマの鬼!キクチ師範代》《虚構の影バトウ・ショルダー》などのメタカードで妨害することも可能であり、速攻デッキの中でもかなりいやらしい動きが可能。

アウトレイジ型 [編集]

《勇気の爪 コルナゴ》《漆黒の猛虎 チェイサー》アウトレイジであることを活かし、《無重力 ナイン》G・ゼロで展開するタイプ。

コスト踏み倒しで序盤にコスト踏み倒しができるのは、非常に強力であり、両コダマによって僅かながらも手札補充が出来る点も噛みあっている。

なお、一撃奪取サイクルは2色で組まれるこのデッキとは相性が悪く、使われないことが多い。

【赤黒速攻】の変遷 [編集]

主な活躍の場は闘魂編環境から聖拳編環境

闘魂編環境では【赤単速攻】と並んで手軽で強いデッキタイプの代表格であった。闘魂編環境では当時優秀だった【アクアンホワイト】等相手にも《火炎流星弾》などで有利に立ちまわれたため、メタゲームへ進出。

また聖拳編環境でも、ボルバルの暴れる中数少ない勝てる可能性のある速攻デッキの1つとして活躍した。

転生編では《爆走戦鬼レッド・ライダーズ》《停滞の影タイム・トリッパー》ランデス戦略も得たが、《地獄スクラッパー》の登場によって活躍を阻まれる。《放浪兵エルジージョ》を除きパワーの高いクリーチャーのいなかった【赤黒速攻】の使用率は大幅に下がり、不死鳥編から極神編にかけては【赤緑速攻】【赤単速攻】が主流に。

戦国編ではマナ進化《ブレードグレンオー・マックス》なども登場したが、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》が使える【赤緑速攻】に劣り、環境に上がる程ではなかった。

神化編になると更なる速攻のライバルとなる【青単速攻】【黒緑速攻】が出現。特に後者は速攻デッキの中でもトップクラスに早く、これ以降速攻の主流となっていく。ここから覚醒編まではとくに新たな収穫はなく、依然としてマイナーな立ち位置であった。

エピソード1になると、新たな戦力である《斬斬人形コダマンマ》《闇戦士ザビ・クロー》を獲得。特に前者は《福腹人形コダマンマ》と合わせてシールド回収8枚体制を可能にし、《デュアルショック・ドラゴン》の高速召喚を狙う「コダマショック」を成立させた。非常にスーサイド色が強いながらも破壊力のある攻めが可能である。

その後、【赤黒速攻】はややマイナーながらも爆発力のあるデッキとして活躍。エピソード3では《勇気の爪 コルナゴ》《無重力 ナイン》《漆黒の猛虎 チェイサー》などが登場し、少しずつ強化されている。

《ドリル・スコール》殿堂入りは痛手だが、他の選択肢も多いので十分フォローできる。
今後の変化にも要注目である。

参考 [編集]