【アッシュランデス】 [編集]

アーマロイド破壊されるとランデスする《猿神兵アッシュ》を使ったランデスデッキ。略称として【猿ラン】などがある。

猿神兵アッシュ R 火文明 (4)
クリーチャー:アーマロイド 3000
自分のアーマロイドが破壊された時、相手は自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
銃神兵ディオライオス R 火文明 (4)
クリーチャー:アーマロイド 4000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手は自分自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
螺神兵ボロック UC 火文明 (1)
クリーチャー:アーマロイド 1000-
このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある光または水のクリーチャー1体につき-1000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

自壊能力を持つ《銃神兵ディオライオス》《螺神兵ボロック》相打ちを取りやすい《砕神兵ガッツンダー》などを破壊し、相手のマナ墓地に送る。

DM-09で登場して以来、細々とではあるがずっと使われ続けている、非常に長い歴史を持ったデッキの一つである。

黒赤の2色で組まれることが多い。

主要カード(現在型) [編集]

火の候補 [編集]

闇の候補 [編集]

闇・火の候補 [編集]

サイキック・クリーチャーの候補 [編集]

このデッキの動かし方 [編集]

《一撃奪取 トップギア》から速やかに《猿神兵アッシュ》に繋ぐ。《アッシュ》が出た後は自壊できるアーマロイドを場に出してランデスしていく。

《ボロック》は《激天下!シャチホコ・カイザー》との相性が良く、自壊の条件を満たせる上に自分のターンのはじめにリアニメイトできる。《アッシュ》とともに3枚揃えれば相手のマナを縛り続けることができるので、非常に強力である。

それ以外には《停滞の影タイム・トリッパー》《デュエマの鬼!キクチ師範代》で相手の足を引っ張って時間を稼ぐ。

フィニッシャーが貧弱なので、パワー6000の《勝利のリュウセイ・カイザー》を使って《時空の喧嘩屋キル》覚醒させてW・ブレイカー《巨人の覚醒者セツダン》を2体用意すると効率がいいだろう。

このデッキと非常に相性のよい《凶星王ダーク・ヒドラ》が2016年2月1日に殿堂入りに降格。さらに2022年7月1日の殿堂解除で4枚使用できるようになったため、後述のコンボを再び使う事が可能となった。

このデッキの弱点 [編集]

キーカード《猿神兵アッシュ》がなければ話にならないため、ハンデスで落とされたり除去されたりすると何もできなくなってしまう。

文明の都合上、手軽なドローサーチカードが使えないため、《ライク・ア・ローリング・ストーム》などのサルベージ《インフェルノ・サイン》などのリアニメイトで対抗していくことになる。

またコンボの完成が遅いため、ビートダウンの相手は基本的に厳しい。

その他のデッキタイプ [編集]

《凶星王ダーク・ヒドラ》が一時期プレミアム殿堂に指定されるまでは、このデッキの回す手順は以下の通りであった。

まず《猿神兵アッシュ》《凶星王ダーク・ヒドラ》バトルゾーンに出す。
次に自壊能力を持つアーマロイドを場に出し、自身を破壊する。
《猿神兵アッシュ》能力で相手のマナ墓地に送る。
アーマロイドバトルゾーンに出したため《凶星王ダーク・ヒドラ》効果で、破壊されたアーマロイドサルベージ
そしてサルベージしたアーマロイドをまた自壊させ、同様にランデスする。
《銃神兵ディオライオス》を使った場合は4マナごとに1マナ破壊+相手クリーチャー1体破壊
このとき、《螺神兵ボロック》が自身の能力破壊された場合は、たった1マナで1ランデスとなる。

必須は、の2だが、このコンボが考えられたのがDM-09が発売された当時と非常に古くから存在している事、さらにその魅力から様々なデッキタイプが考え出された。

火闇2色型(初期) [編集]

最も初期に組まれたのがこの形であろう。
《凶星王ダーク・ヒドラ》がまだ登場していなかったため、《ゾンビ・カーニバル》墓地アーマロイド回収していた。
また、《憤怒の猛将ダイダロス》フィニッシャーアーマロイド破壊するトリガーとして使用していた。
また、ドローとして《邪魂転生》を採用されていた。
これもドロー破壊トリガーとなっているため、非常にシナジーしている。
後に《凶星王ダーク・ヒドラ》が登場してからは、これが投入され、プレミアム殿堂になるまでデッキの中心として機能している。

現在でも非常に相性の良い《封魔妖スーパー・クズトレイン》が登場した事でドローが強化され、この2でも十分やっていける。

色事故の可能性が低いというのも長所の一つであり、補助カードにそれほどスペースを割かなくてよいため、多種多様なアーマロイドを入れる事が出来るのも利点である。

が、このタイプだと、アッシュランデス元来の弱点が他で補えないため、非常に辛い。《凶星王ダーク・ヒドラ》プレミアム殿堂入りもあり、今後このタイプは廃れていくと思われた。

ところが、のちにサイキック・クリーチャーという概念が誕生し、文明を有しておきながらも、《超次元リバイヴ・ホール》などの単色呪文で簡単に呼び出せる《激天下!シャチホコ・カイザー》が登場した。

これにより、ターン開始時に墓地にある《螺神兵ボロック》リアニメイトし、直後に必ず自壊できるようになるため、相手のマナの数を完全にロックできるようになった。

《穿神兵ジェットドリル》を併せて使えば、手札シールドゾーン以外からのブーストは無効化され、《猿神兵アッシュ》が2体以上いれば、毎ターンマナが減ることになる。《超次元リバイヴ・ホール》《螺神兵ボロック》サルベージし、ダメ押しの一撃を与えても良いだろう。

光入り [編集]

小型アーマロイドを投入することで、《雷鳴の守護者ミスト・リエス》による大量ドローを狙い、《ペトリアル・フレーム》による除去耐性、優良ブロッカーS・トリガーの増量による速攻への耐性を付けたデッキ

キーカード《猿神兵アッシュ》を守りやすくなったため、安定してコンボを持続させるという点では、非常に優れている。

更に、全体除去の手段として、《アポカリプス・デイ》が存在する。
アドバンテージの獲得が少々難しいが、クリーチャー全滅に加えてランデスという深刻な被害も与えられるため、逆転の方法としてはかなり有効な手段である。

また、アーマロイド回収する手段として、には《魔光王機デ・バウラ伯》など、墓地呪文回収するカードが多いため、より粘り強くなっている。

弱点としては、事故の要素が非常に大きい事。
アーマロイド以外のカードが増えることによりスロットが狭く、デッキ構築が難しくなるうえ、デュエルでも色事故手札事故に悩まされることになる。

十王篇にて赤白のアーマロイドの《機機-メーカ》が登場。S・トリガー付き軽量ブロッカーのアーマロイドということで十全の活躍が期待できる。

水入り [編集]

かつてこのタイプが一番爆発力が高く、かつ強力であっただろう。
その理由は、《炎槍と水剣の裁》の投入が可能であった事である。
上記の《アポカリプス・デイ》は、全体除去ランデスだけだが、こちらは、さらに破壊された毎数分ドロー出来る。

一回打てればランデス除去ドローとまさに鬼の様なアドバンテージを簡単に稼げたため、非常に強力なタイプであった(《アポカリプス・デイ》と違い、破壊した枚数分ドロー出来るため、《猿神兵アッシュ》破壊するアーマロイドがもう2体いれば、確実にアドバンテージが取れる)。

《炎槍と水剣の裁》プレミアム殿堂により、かなり弱体化したが、《エナジー・ライト》を筆頭とした安定性のあるドローが使えるため、他のデッキに対しても決して引けを取らない。2016年2月から《炎槍と水剣の裁》が再び投入可能になったがインフレによって、必須級の扱いではなくなった。

さらに、相性のよい《フォース・アゲイン》が2016年9月15日から殿堂入りとなった。《禁断〜封印されしX〜》と共に《爆流忍法 不死鳥の術》を採用し、《フォース・アゲイン》のリペアを図ると良いだろう。

また、後述するが、このデッキの弱点の一つにマナカーブの問題があるが、3コスト以下のドローソースで減らすこともが出来るのも強みである。

弱点は入りとほぼ同様。やはり事故が怖い。

その他 [編集]

入りと入りに共通する利点として、《螺神兵ボロック》を自力で破壊できる、ということがいえる。《凶星王ダーク・ヒドラ》と組めば自分のマナの数だけランデスできるので、一瞬で相手のマナゾーンを空にできる。

以上に上げたどのデッキにも言える事だが、弱点は相手の除去によって《猿神兵アッシュ》《凶星王ダーク・ヒドラ》破壊されてしまうと脆い事であろう。

また、速攻にも弱いため、S・トリガー頼みになることもしばしばある。
更に、マナカーブの性質上、4マナで出すクリーチャーが多いのも難点の一つである。
(一応上記の弱点をそれぞれ補ったのが、入りと入りである。)

だが、回ったときの威力は凄まじく、バトルゾーンマナゾーンにある相手のカードを空にできるのも珍しくない。

《超竜バジュラ》の登場でドラゴンが台頭した事からも見て取れるように、マナが全ての基盤であるデュエル・マスターズにおいて、ランデスは非常に強力である。

その他 [編集]

参考 [編集]