超神星(ちょうしんせい)ジュピター・キングエンパイア》 [編集]

超神星ジュピター・キングエンパイア VR 自然文明 (5)
進化クリーチャー:フェニックス 14000
進化GV−自分のドリームメイト、アーク・セラフィム、ワイルド・ベジーズのいずれか3体を重ねた上に置く。
メテオバーン−このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にある、進化クリーチャーではないカードを1枚選び、バトルゾーンに出してもよい。(ただし、そのクリーチャーは召喚酔いする)
T・ブレイカー

DM-19で登場した自然進化GVフェニックス

エキスパンションの目玉である進化GVフェニックスサイクルの1つ。
メテオバーン進化元バトルゾーンに出せる、自然文明らしい能力を持つ。

ただし、場に出したクリーチャーのcipは使用することはできない(下記公式Q&Aを参照)
単純な様で《不夜城艦 クランヴィア》進化クリーチャーの下などの影響を受けており、ルールが難しいクリーチャーである。

他のフェニックスと比べると、進化元バトルゾーンに戻るので進化に伴うディスアドバンテージが小さく、手軽に出しやすい。
特に大量展開に向く《バロン・ゴーヤマ》などを有すワイルド・ベジーズから進化するのがいいだろう。
もちろん専用デッキを組んで存分に活躍させてもよいが、種族が合うなら既存のデッキにそのまま投入するだけでもそこそこな働きができるのは利点。

…というのが、表向きの活用方法。
しかし、環境的にはまったく異なる使い方をされている。
代表例が、【ラグマループ】をはじめとする【緑単ループ】でのループパーツとしての活用法である。

このループパーツとしての役割だが、《ジュピター・キングエンパイア》のメテオバーンは一切使用されない。
というのも、着目された理由は、進化元に要求される種族と枚数がループ過程において都合が良かっただけだという、ただそれだけの理由である。

《曲芸メイド・リン・ララバイ》ドリームメイト)、《霊騎ラグマール》アーク・セラフィム)、《クリクリ・イガラーズ》《カブラ・カターブラ》《ノーダンディ・ネギオ》ワイルド・ベジーズ)らを進化元にし、さらに別の《ラグマール》で《ジュピター・キングエンパイア》をマナゾーンに送ると、一度のマナ送りで一気にマナが回復する。これにコスト軽減マナ回収を絡めることで、永遠に《曲芸メイド・リン・ララバイ》《ノーダンディ・ネギオ》を交互に召喚し続けることができる。コスト軽減には《フィーバー・ナッツ》《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》マナ回収には《霊騎サンダール》が活用される。

ドラゴン・サーガ期まで知る人ぞ知るコンボだったが、革命編期の【イメンループ】革命ファイナル期の【緑単サソリス】の台頭により、【ラグマループ】の知名度も向上することになる。以後進化元を1体にまとめ上げる役割は《S級原始 サンマッド》に引き継がれたのだが、緑単ループは更に研究が進んだことで高速化し、主要パーツだった《サンマッド》が新章デュエル・マスターズ期に殿堂入りしてしまった。そこで再び《ジュピター・キングエンパイア》型に白羽の矢が立つことになる。

なんとも奇妙な経過を辿っているが、《ジュピター・キングエンパイア》自体は再録のないベリーレアということで、知名度が上がってしまった今となっては、集めようと思っても意外と集めにくい1枚になっている。

このクリーチャーのメテオバーンについてのルール [編集]

+  旧ルール

最新のルール (TCG版) [編集]

  • カードを指定しながら出せるテキストだが、エレメントではないカードタイプは出すことを試みることすらできない。(参考
  • エレメントの下にあるカードが、保留状態を経て直接バトルゾーンに出た場合、「出た時」の能力は誘発しない。(参考
  • クリーチャーの下からバトルゾーンに出たクリーチャーの位相(タップ/アンタップ)は、《超神星ジュピター・キングエンパイア》のものを引き継ぐ。(参考
    • アタックトリガーで出すため、紫電効果でも付与されていない限りは、《超神星ジュピター・キングエンパイア》の位相はタップ状態であるはずであり、したがって、出るクリーチャーもタップ状態で出ることになる。
  • 通常、バトルゾーンにある進化クリーチャーの下カードクリーチャーとして分離した場合はバトルゾーンに出したとはみなされず、また召喚酔いはカード個別に記憶される情報だが、このカードのテキストは特別で、「バトルゾーンに出す」「召喚酔いする」とテキストに書かれている。おそらく連続攻撃を防ぐためだろう。
    • cipは発動しない」と「召喚酔いする」は矛盾しているように思えるかもしれないが、一応整合性は取れる。
      無月の門でバトルゾーンのクリーチャーを素材にすると、効果の引き継ぎは起こらない裁定である。なので、メテオバーンによってクリーチャーの下から保留状態に移した際に「このクリーチャーがどのターンに登場したか」の記憶をリセットされるのではということ。cipが誘発しないのは別の理由でゾーン変更誘発は「あるゾーンに、それとは異なるゾーンからカードが移動したこと」という定義によるもので、召喚酔いの有無とは別の方法で管理されている。

その他 [編集]

  • コスト《超神星マーキュリー・ギガブリザード》と比べると、パワーが低く効果も地味な印象を受けるが、上に述べたような使い勝手の良さがあるので、一概にこちらが劣っているとは言い切れない。除去に対する耐性のなさを上手くカバーしてやりたいところ。
  • 「ジュピター」は木星。自然文明のイメージには合っているが、実際には緑というより茶色のガス惑星である。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

超神星ジュピター・キングエンパイア VR 自然文明 (6)
進化クリーチャー:フェニックス 14000
進化GV−自分のドリームメイト、アーク・セラフィム、ワイルド・ベジーズのいずれか3体
シンパシー:ドリームメイト、アーク・セラフィム、ワイルド・ベジーズ
T・ブレイカー
メテオバーン1:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にある、進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい。(ただし、そのクリーチャーは召喚酔いする)

DMPP-21で実装。

コストが6に上がったが、進化元種族を参照するシンパシーを獲得したため、実際には3コスト以下で召喚できる。
この点は《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》など同サイクルの惑星型フェニックスと同様である。

自然単色クリーチャーは《邪帝斧 ボアロアックス》/《邪帝遺跡 ボアロパゴス》で使う想定をしたいため、そこからアクセスできる範囲外になってしまったのは【緑単ループ】対策かもしれない。

  • 上記の挙動は、「このクリーチャーの下にある、進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出してもよい」というテキストと以下の総合ルールを適用して、違和感のない挙動に仕上げているのだと思われる。

    101.1. カードの効果はルールに勝つ

    カードの文章がルールに直接矛盾しているときは、カードの記述が優先されます。(カードはその特定の状況に適用されるルールだけを無視します。)

  • コスト踏み倒しの対象が「進化クリーチャーではないカード」から「進化でないクリーチャー」になったため、非クリーチャーを踏み倒せなくなった。ドラグハート・クリーチャーを進化元に使ってもその別の面は参照できない。
  • 攻撃時の技名は「ジュピター・パニッシュ」。
  • 背景ストーリー上ではドリームメイトの希望から生み出されたフェニックスであり、《龍世界 ドラゴ大王》に倒されている。
    • デュエプレ版の不死鳥編でラスボスを務めた《超神星ネプチューン・シュトローム》の「グランド・デビルの野望から生み出された」という出自と類似しており、《ドラゴ大王》に滅ぼされていることから、デュエプレ版ドラゴン・サーガ世界における《ネプチューン・シュトローム》のパラレル存在であると推測できる。それを裏付けるように、発する台詞のほとんどは《ネプチューン・シュトローム》のオマージュになっている。
      +  台詞の比較
    • 上記が正しかった場合、デュエプレのドラゴン・サーガ世界では「グランド・デビルが世界の全てを取り込もうと暴走する」というイベントが発生せず、代わりにドリームメイト主導でそれに相当したパラレルイベントが発生したことになる。

サイクル [編集]

DM-19の惑星の名前を冠したフェニックス
生き残った旧種族+同じ文明ハイブリッド種族から進化できる。
いずれも強力なメテオバーン能力を持つ。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.相手の《とこしえの超人》と、下に《スゴ腕プロジューサー / りんご娘はさんにんっ娘》がある自分の《不夜城艦 クランヴィア》がバトルゾーンにいる状況です。この状況で《不夜城艦 クランヴィア》が攻撃し、《りんご娘はさんにんっ娘》を唱えた場合、《スゴ腕プロジューサー》はバトルゾーンに出ますか?
類似例:《Q.Q.QX. / 終葬 5.S.D.》
A.はい、バトルゾーンに出ます。バトルゾーンで唱えて、そこから出るのでゾーンを移動したことにならず、《とこしえの超人》の置換効果は適用されません。また、《スゴ腕プロジューサー》の「出た時」の能力もトリガーしません。
引用元(2021.10.22)

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[1] 《メガ・イノセントソード》をクロスさせた《王子》《DARK MATERIAL COMPLEX》といった、カードタイプを限定しないで下にカードを置くことができるクリーチャーを進化元にすることで実現できる。