ブレイカー [編集]

名前に「ブレイカー」とあるキーワード能力の総称。
総合ルールでは「ブレイカー能力」、テキストでは『「ブレイカー」能力』と表現される。

相手プレイヤー攻撃に成功し、シールドブレイクする時に機能する能力
通常のクリーチャーは1度の攻撃につき1つのシールドしかブレイクできないが、この系統の能力を所有している場合、1度の攻撃で複数のシールドブレイクできる。

一部のブレイカー能力は、結果的に1つから変わらなかったり、逆に減ったりする例外も存在する。

ブレイカーの種類 [編集]

基本的なブレイカー [編集]

ブレイクする枚数が能力ごとに決められている、もっとも単純なブレイカー。上下関係がある。
ブレイカー能力を持つクリーチャーの大部分はこれであり、パワーが高いほどより強力なブレイカーを持つ。パワーとの詳しい関係については後述。

これ以外の、以下に示すブレイカーを持つのは一部のカードに限られる。

条件で変動するブレイカー [編集]

能力自体にブレイク枚数は決められておらず、ゲームの状態などによってブレイク数が変動するブレイカー。

追加能力を持つブレイカー [編集]

相手のシールドをブレイクするのに加えて、独自の追加効果を発揮するブレイカー。

その他 [編集]

  • H・ブレイカー
    • 性質上は『基本的なブレイカー』と同様シンプルだが、それらのパワーによる上下関係の中に組み込まれず、所持するカードが一部しか存在しない。

ルール [編集]

  • ブレイカーによるブレイク数が相手のシールド枚数を上回った場合、超過分は切り捨てられる。余ったブレイク分がそのままダイレクトアタックになるなどといった事は起こらない。
  • エイジ・ブレイカーは10の位が0のとき、あるいは10の位が存在しない場合0枚ブレイクすることになる。つまり他にブレイカー能力を持つか、追加ブレイクを得ないとブレイクすることができない。
  • 追加能力があるブレイカーとないブレイカーを持つクリーチャーが、追加能力のないブレイカーを選んだ場合、追加能力は適用されない。
    • 当初は「○○・ブレイカー」とブレイク時の追加能力は別々に扱われ、ブレイカー能力でブレイク数が増えても追加能力は常に適用される裁定だった。
    • なお、追加能力があるブレイカーを選びつつ、追加ブレイクによってブレイク枚数が増えている場合は、すべてのブレイクに対して追加効果が適用される。

ブレイカーとパワーの関係 [編集]

ほとんどのクリーチャーは、そのパワーに応じたブレイカー能力を素で持っている。与えられるブレイカーは、以下のように6000刻みで決められる。

パワー6000未満なし(シングル・ブレイカー
パワー6000以上12000未満W・ブレイカー
パワー12000以上18000未満T・ブレイカー
パワー18000以上24000未満Q・ブレイカー
パワー24000以上ワールド・ブレイカー

ただし、攻撃に関する能力を持つクリーチャーは、以下の傾向がある。

また、この傾向は付与に対しても現れる。
パンプアップを持つクリーチャーは自身へのブレイカーの付与も持つことがあり、その有無や種類はパンプアップ後のパワーを基準として、上の表に該当するもであることが多い。(ただし、T・ブレイカーを持つ基準が15000になっている事もある。《緑神龍ダクマバルガロウ》など)
パワード・ブレイカーは、この性質を一般化した能力であると言える。


ほとんどのカードがパワーに対して当たり前のようにブレイカーを持つ一方で、単純なメリット能力としてブレイカーが扱われている(とコスト論的に考えられる)ケースもある。
例えば、《覚醒するブレイブ・ホーン》パワーが低い代わりにW・ブレイカーを持っている。逆に《激竜王》はブレイカーを持たない代わりにパワーが非常に高い。果ては、シールドを1枚もブレイクできないデメリットを持つ《極楽鳥》なども存在する。
また、パンプアップ抜きで単純にブレイカーだけを付与するカード(例:《スネークアタック》《機動剛勇ラスト・モモタロウ》)も普通に存在する。

+  パワーに合わないブレイカーの詳しい一覧

その他 [編集]

以前は俗称であったが、《終わりポンの助》の登場により「ブレイカー」として参照されるようになった。これは「能力カテゴリ」とでも呼べるようなものであり、それ単体では存在しない(「ブレイカー」という名前の能力は存在しない)能力群を参照するのは初。

実際の能力ではないが、ブレイカー能力を持たず1枚しかブレイクできない状態を、W・ブレイカーなどになぞらえて「シングル・ブレイカー」と呼ぶことがある。

第一世代の初期の方のブレイカー能力のテキストは「シールドを攻撃した時、このクリーチャーシールドをN枚ブレイクする。」となっている[2]
実際はクリーチャーシールドを攻撃しないため、テキストの内容が微妙にルールと違う。
さらに言えば、「1枚2枚‥」という表現も革命編までの表現で、以降はシールドシールド・プラスでできるシールドカードと区別するために「1つ2つ‥」と数えるようになっている。
詳しくはシールドの項を参照。

「ブレイカー」に関連するカード [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.自分の《機械神類 ヨミ》の「攻撃する時」の能力で、自分は墓地から《聖霊左神ジャスティス》を、《機械神類 ヨミ》とリンクした状態で出しました。このリンク状態の《機械神類 ヨミ》《聖霊左神ジャスティス》が相手のシールドをブレイクする場合、「パワード・ブレイカー」と「W・ブレイカー」のどちらを使うか自分で選べますか?
A.はい、選べます。
攻撃しているクリーチャーがブレイカー能力を複数持つ場合、ブレイクする前にどちらの能力を適用するか選び、その枚数ブレイクします。

+  総合ルール 509.2c

引用元(2023.7.21)


[1] ただし、《超砲手ボルカノドン》のようにブレイカーを持たず単純なパワーアタッカーでしかないものも特に初期に多く存在する。
[2] DM-01版の《ボルシャック・ドラゴン》など
[3] ただし、攻撃した次のターン開始ステップにW・ブレイクが発生する
[4] ただしcip追加ブレイクの条件を満たせる
[5] 素のパワー。さらにパワーアタッカー+2000を持つ
[6] 《闘神タウロス》パワーアタッカー込み
[7] 《無上神アンダーワールド》
[8] 《崇高神ケミカル》
[9] 《神の子 イズモ》を除く