伝説(でんせつ)禁断(きんだん) ドキンダムX(エックス) GS(ジーエス) [編集]

伝説の禁断 ドキンダムX GS P 火文明 (99)
クリーチャー:禁断 99999
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
このクリーチャーの召喚コストを90少なくする。
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、このターン、相手のクリーチャーすべての能力を無視する。
コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

DMSP-02で登場し、初の禁断という種族を持つ。

《伝説の禁断 ドキンダムX》のリメイククリーチャーで、ゲーム開始時から山札に含む通常クリーチャーとなった。当然殿堂入りでは無いので、デッキに4枚積みが可能。
元のカードが特殊だったためか、DMSP-02のリメイクカードの中ではスペックにかなり大きな変更が加えられている。

特殊敗北能力が消失しリスクを背負って使用する必要が無くなった。相手のコスト4以下呪文限定のアンタッチャブルは元のままである。
コストもそのままであるが、コスト軽減能力により9コストのクリーチャーとして召喚できる。パワー99999もそのままで、実質9コストのクリーチャーとしては破格のパワーと言える。
また、名目コストは10以上であるため《流星のガイアッシュ・カイザー》コスト軽減の恩恵を受けられる。

しかし、全体封印がただの1ターンのみの能力無視へと大幅に弱体化しているのはかなり痛い。
また、ゲーム開始からバトルゾーンにいる《伝説の禁断 ドキンダムX》とは違って、こちらはバトルゾーンに出すという手順を踏むため普通に召喚酔いする

cip能力が出たターンにしか効果がないため、ブロッカーなどを無力化して1ショットキルを狙いに行きたいところだが、既にバトルゾーンにいるクリーチャーのみにしか影響せず、S・トリガー獣などは一切ケアできない。その上このクリーチャー自身が召喚酔いしてしまうため、1ショットキル性能は高くない。
さらに、《∞龍 ゲンムエンペラー》のようなバトルゾーンに出すと同時に効果を発揮するような能力ではなく、こちらは効果の発動に待機が必要な誘発型能力なので、《奇石 ミクセル》のようなメタ能力の誘発を防ぐこともできない。
このように、あまり効果は期待できない腐りやすい能力と言える。

また、いくらコスト軽減されたからと言っても9コストは重い方であり、踏み倒そうにも名目コスト99が足を引っ張って《蒼龍の大地》《襲来、鬼札王国!》のようなコスト制限のある踏み倒し手段で出すことはまず不可能。コスト指定のない踏み倒し手段を使おうにも、コストを問わずに出せるのであればこのクリーチャーより優秀なフィニッシャーはいくらでもおり、帯に短し襷に長しである。

使いようがあるとすれば、巨大な名目コストと他の追随を許さないパワーを、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》《偶発と弾幕の要塞》などそれらを参照するクリーチャーや呪文を用いて様々に応用できるのは本家の《伝説の禁断 ドキンダムX》には無い強み。
G・ストライクが付いているため、いっそのこと能力を無視する能力はおまけとして見て、コストかパワーの高さを必要とするデッキで防御札として使うのもありだろう。【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】ならコストの高さを活かすことができ、元々デッキの必須枠を最小化しやすい構築であることを考えれば、単なる防御札としてしか使えないことを差し引いても採用価値があるだろう。出すことさえも《爆殺!! 覇悪怒楽苦》スーパー・S・トリガーを使えば十分可能である。
同じよう高コストを活かせる防御札という意味では、【グルメ墓地ソース】にも悪くない。
《明日の鎖 ハヤブサツイン》アバレチェーンとの相性も最高の一言。事実上《∞龍 ゲンムエンペラー》以外なら目ぼしいものが全て範囲内に収まる。
高コスト、高パワーのカードとしては他に《∞龍 ゲンムエンペラー》《伝説の正体 ギュウジン丸》《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》が挙げられる。それらとは文明が異なるほか、一応現実的に素出しも可能であり、単体で防御札として活用できるのが長所。

ルール [編集]

  • コスト軽減は強制。能力が無視されていない限りは、なんらかの方法で99マナ溜めても《伝説の禁断 ドキンダムX GS》をコスト軽減せずに召喚することはできない。

環境において [編集]

登場からしばらくは【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】G・ストライク目当てで使われる場合があった。【グルメ墓地ソース】においては採用される場合単色マナ枠として1枚積みされるケースがメイン。

だが【グルメ墓地ソース】規制によって消滅。元々G・ストライク黎明期の試験運用がメインだったため、G・ストライク持ちのカードプールの充実や高コスト基盤の成熟により【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】でも採用を見送られるようになり、一線を退いた。

メディアでの活躍 [編集]

その他 [編集]

  • 元のパワーをそのまま引き継いだために、通常のクリーチャーでありながら登場時点で全クリーチャー中2位タイという凄まじいパワーを素で持つ。DM22-RP1時点でも、未だそのパワーは4位タイという高順位。
  • 無条件、かつデメリットなしで自力でコスト軽減できるカードは何気に珍しい。
    使う分には素のコストが9であるのと全く変わらない。普通はわざわざコスト軽減など付けず素のコストを適切に設定するだろうが、このクリーチャーは元ネタありきのため、このようなコスト軽減を持たせてでもコスト99にしたかったのだろう。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 4つ目の能力について

Q.自分の《伝説の禁断 ドキンダムX GS》を出したターンに、相手は《アクア・サーファー》の「S・トリガー」を使えますか?
A.はい、使えます。《伝説の禁断 ドキンダムX GS》の「出た時」の能力は、《伝説の禁断 ドキンダムX GS》が出た時点でバトルゾーンにいたクリーチャーのみに適用されます。
また、《アクア・サーファー》の「出た時」の能力も問題なく使えます。
引用元(2021.3.19)