砕界の左手(オーバー・ザ・レフト) スミス》 [編集]

砕界の左手 スミス UC 無色 (4)
クリーチャー:アウトレイジ 7000
自分の最初のターンのはじめに、このカードが自分の手札にあり、自分が後攻なら、このカードを超次元ゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分の手札をすべて山札に加えてシャッフルし、その後、自分の山札の上から5枚を手札に加える。

DMEX-18で登場した無色アウトレイジ

ゲーム開始時に自分の手札にこのカードがあり、かつ自分が後攻ならば、このクリーチャーを超次元ゾーンへ置くことで手札をリセットする、いわゆるマリガン能力を持つ。
ただし本来の意味でのマリガンとは異なり、シールドの配置後に能力を使用するため、盾落ちのケアはできない。

ゲーム開始時に手札に居れば大した物だが、それ以外の状況ではW・ブレイカーすら持たない準バニラになってしまう。指定の1ターンを逃せば、バニラサポートも受けられない完全なお荷物になってしまう点が痛い。
デッキの圧縮になるか、デッキのお荷物になるか、かなりの運が必要になるカードと言えよう。

基本的にはこのカードを採用するなら、初手にどうしても必要なカードがあり、1%でもそれらが来る確率を上げたいデッキとなる。

【青魔導具】などがその典型。2ターン目に《卍 新世壊 卍》を貼れるかどうかが勝率を大きく左右するので、このカードを入れる価値は有るだろう。デッキのお荷物になる点も、《卍 新世壊 卍》による大量ドローができれば補える。

ルール [編集]

  • ターンのはじめ」の処理は、ドローステップ前に行われる。
    そのため、後攻1ターン目のドローでこのカードを引いた場合、マリガン能力は使用できない。
    また同様に、この能力でカードを5枚手札に加えた後に通常のドローが入るため、後攻プレイヤーは先攻より手札が1枚多い状態で1ターン目を行うアドバンテージは損なわれない。
  • このカード能力による手札交換によって、2枚目のこのカードや《友情の誓い》《熱血の誓い》などといったターンのはじめに能力が誘発するカードが手札に加わっても、そちらの能力は使用出来ない。もし可能であれば、各種《誓い》を1ターン目に出せる可能性が多少増加していた為、少し残念な所である。
    • なお、各種《誓い》とその条件となるカード、及びこのカードが全て手札に揃っていれば、《誓い》を出しつつもハンドアドバンテージを温存できる天和ムーブをかますことができるため、シナジーが全く以て存在し得ないという訳でもない。

環境において [編集]

登場早々DMEX-18初期のアドバンスチャンピオンシップでこれを2枚入れた【青魔導具】が4位入賞を果たした。

その他 [編集]

  • ゲーム開始時の手札にこのカードがあり、かつ自分が後攻である確率は、4枚積みした時に単純計算で約21%。[1]
  • オーバー・ザ・レフト(英:over the left)とは「今言ったのは間違い」という意味の俗語。
  • フレームの一部が黒っぽいため闇文明のようにも見えるが、収録番号の若さやカードの各種にある文明アイコンからも分かるように、無色のカードである。
    マナゾーンに置く際は間違えないよう注意。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMEX-18
    気に食わねぇ世界なんて、俺の左手で砕いて再開してやる。そうすれば、もうちょっとだけ面白い世界で再会できるだろ? ― 砕界の左手 スミス

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 能力について

Q.《砕界の左手 スミス》の効果で山札からカードを5枚手札に加えたのですが、これによりカードを5枚引いたことになりますか?
例えば、《砕界の左手 スミス》の効果で手札に加えた分と、ドローステップのドローをあわせて、《絶海の虎将 ティガウォック》を6コスト少なくして召喚できますか?
A.いいえ、《砕界の左手 スミス》の効果でカードを手札に加えても、カードを引いたことにはなりません。
ですので、例の場合、《絶海の虎将 ティガウォック》のコストは1しか少なくなりません。
引用元(2022.02.18)

Q.《砕界の左手 スミス》の能力はどうやって使いますか?
A.後攻でゲームを開始した際、最初に引いた5枚の手札の中に《砕界の左手 スミス》があれば、相手の最初のターンが終わった後、自分の最初のターンのはじめにその能力を使えます。
効果の処理を行い、新たにカードを5枚手札に加えた後、ドローステップに入り、カードを1枚引きます。
引用元(2022.02.18)

Q.《砕界の左手 スミス》が自分の手札に2枚あり、「自分の最初のターンのはじめに」の能力を2枚宣言しました。自分は「そうしたら」以降の効果を2回使えますか?
A.いいえ、使えません。1体目の《砕界の左手 スミス》の効果が解決してしまうと、宣言した2枚目の《砕界の左手 スミス》が手札を離れてしまうため、超次元ゾーンに置けません。また、1体目の効果で手札に加えた5枚の中に別の《砕界の左手 スミス》があったとしても、「自分の最初のターンのはじめに」のタイミングを過ぎていますので、やはり超次元ゾーンに置けません。

+  総合ルール 400.5

引用元(2022.02.18)

Q.《砕界の左手 スミス》の「自分の最初のターンのはじめに」の能力で手札に加えたカードの中に《友情の誓い》がありました。多色カードを相手に見せて、このフィールドを出せますか?
A.いいえ、出せません。《砕界の左手 スミス》の効果が解決した時点で「自分の最初のターンのはじめに、」というタイミングは既に過ぎてしまっているためです。
最初から手札に《砕界の左手 スミス》《友情の誓い》が両方あった場合は、先に《友情の誓い》の効果を解決することで、両方の効果を解決できます。
引用元(2022.02.18)


[1] じゃんけんの勝率は50%で計算