《獅子頂龍 ライオネル》 [編集]
獅子頂龍 ライオネル VIC 光文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 12000 |
T・ブレイカー |
自分の手札に加える光のシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。 |
自分のシールドがなければ、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。 |
このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のシールドを1つ相手に選ばせてもよい。そうしたら、そのシールドをブレイクする。 |
DMX-17で登場したビクトリーを持つエンジェル・コマンド・ドラゴン。
置換効果による除去耐性を持ち、このクリーチャーがバトルゾーンから離れる時に自分のシールドを1枚回収すればバトルゾーンにとどまることができる。さらに、自分のシールドにある光のカードを全てS・トリガー化し、自分のシールドがなくなるとブロッカーを得るという非常に場持ちの良いクリーチャーである。
シールドさえ残っていればほとんどの除去を免れることができ、非常に粘り強い。おまけに手札に加えたS・トリガーはエスケープと異なり使用可能であり、光のカードならS・トリガーになるので、相手の除去を逆利用することができる。
下手を打つとこのカードがもう1体出てくるということもありうるため、相手に与えるプレッシャーは大きい。最悪何も出せなくても手札補充にはなるので、アドバンテージを失いづらい。
ただしその分マナコストも重く、コスト9という数字はマナ加速手段の少ない光単色デッキでは至難の業である。用いるのであれば自然を入れてマナブーストして出すなどしたいところ。
他の文明を入れるとシールドからコスト踏み倒しできる確率が下がるが、少なくとも除去から守ることはできるため、そこまで気にならないだろう。
ルール [編集]
- 任意の耐性でシールドチェックが挟まる場合の裁定は以下の通り。(参考:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42523/)
- パワーが0以下になって破壊される時、かわりに任意で相手に選ばせた1つのシールド回収をしてバトルゾーンにとどまってもよい。(とどまるのでS・トリガー付与の常在型能力は発揮している。)回収した場合、その中身を見て使用宣言があるならそれを行う。
- 上の項目で使用宣言したカードは待機され、即座にパワーが0以下になって破壊されることのチェックを行う。シールドが残っていて任意効果を引き続き使うなら、同じく1つシールド回収と使用宣言する。任意効果を使わない、あるいは置き換えるシールドがなくなったのならそこで《獅子頂龍 ライオネル》が破壊される。
- 《獅子頂龍 ライオネル》が破壊された後、シールドチェックで使用宣言したカードたちを使っていく。
- 変更点(2023.04.10)以降、《アポカリプス・デイ》のように《獅子頂龍 ライオネル》を巻き込んで同時に「(破壊される/離れる)時」の置換効果が発生した場合、置き換え後のイベントと、置き換えずに破壊されるクリーチャーが墓地に置かれるのは同時。また、実施前に1つのオブジェクトが2つ以上の置き換え先を担当することはできない。
- 自分のシールドが1つしかなく、自分の2体の《獅子頂龍 ライオネル》が同時に破壊されるなら、1体は暴発に置き換えることができるがもう1体は置き換えるためのシールドがないためそのまま破壊される。
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| | 過去の裁定
| 「かわりに自分のシールドをひとつ相手に選ばせてもよい。」までが置換効果の適用範囲であり、したがってこのクリーチャーが2体同時にバトルゾーンを離れる場合、2体の置換効果処理として同じシールドを選ぶということも可能であると2015年に事務局から回答があった。しかし、2018年に裁定変更によって、「かわりにバトルゾーンに出してもよい」効果と「そうしたら、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい」効果は一連の能力として処理を行うようになったため、現在はこのクリーチャーが2体同時に離れる時、同じシールドを選ぶことができなくなっている。1体置換効果が発生すれば、2体目の置換効果を処理する前に、シールドは手札に送られる。よって、シールドが1枚しかない時に、2体の《獅子頂龍 ライオネル》がバトルゾーンを離れる場合は、1回しか置換効果が発生しない。
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他のカード・デッキとの相性 [編集]
- また、パワーを0にすることでも確実に除去できる。パワーが0になった場合、何度でも破壊の処理が実行されるので、結果として必ず破壊を受け容れなくてはならない。
- 現在では封印や能力無視などで突破されることも多いので過信は禁物。
環境において [編集]
登場からしばらくは一部の【ミステリー・キューブ】で使われた。
革命編では一部の【九極侵略】に利用された。
双極篇では一部の【サッヴァーク】でフィニッシャー運用された。
王道篇になって【超光喜 エルボロム】が環境に進出すると、これを《ルシファー》で呼び出せるフィニッシャーの1体とした型が台頭。
その他 [編集]
- DM23-EX2で再録した際、テキストに《暴発秘宝ベンゾ》と同様の変更が加えられた。変更前のテキストは以下の通り。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のシールドをひとつ相手に選ばせてもよい。そうした場合、そのシールドを手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい) |
獅子頂龍 ライオネル SR 光文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 12000 |
T・ブレイカー |
自分の手札に加える光とドラゴンのシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。 |
自分のシールドが1つもない時、「ブロッカー」と「自分のターン終了時、アンタップする。」を得る。 |
バトルゾーンを離れる時、パワーが0より大きければ、かわりに自分のランダムなシールド1つを手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい) |
DMPP-21で登場。レアリティはスーパーレアになった。
S・トリガー化の効果範囲にドラゴンが追加され、シールド0枚時のブロッカー化効果に自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする能力が付いた。
除去耐性は強制化したうえパワー低下による破壊が対象外になり、対象のシールド回収はランダム化された。
《ラッキー・ダーツ》などと同様、相手が選択するよりはランダムの方が不利益を被りにくい分、ランダム化については強化と言える。
- シールド回収が強制となったことで、相手が《絶頂神話 カツムゲン》を出していたら「《獅子頂龍》が離れるかわりにシールド回収→それに《カツムゲン》が誘発してパワー13000の効果バトル→《獅子頂龍》がバトルに負けて離れるかわりに…」という有限ループが発生するため、回収したシールド内のS・トリガー呪文または光を含む呪文で《カツムゲン》を除去できなければ、そのままシールドをすべて失ってしまう。
- 《獅子頂龍》側がターン・プレイヤーであれば回収したシールドの中に《ヴィオラ》などの除去cip持ちドラゴンでも全回収を阻止できるが、非ターン・プレイヤーであった場合は《カツムゲン》側の待機効果が優先されるためドラゴンのcip解決は後回しになり、シールド全回収を阻止できない。
- 「この素晴らしい世界に祝福を!」コラボでプライズカードが収録された。《獅子頂龍》のと似た剣を持ったダクネスが描かれており、ボイスも彼女が担当している。
環境において [編集]
シールドが残っていれば、カウンターの暴発も含め純粋に除去が難しい大型打点として、シールドが残っていなくてもブロッカーで1体受け止めるという、書かれていることそのままが実に強力で、《龍仙ロマネスク》や《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》などで積極的に出していきたいドラゴンとして使われた。
単なる耐性持ちではなく、スルーしてシールドブレイクからダイレクトアタックを狙おうにも、S・トリガー化したドラゴンがそれを阻む。
《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》の相性の良さも目立つ。S・トリガー化した《ヴィオラ・ソナタ》を踏み倒せれば複数のクリーチャーを止められる場合もある。シールド化能力も、《獅子頂龍》の耐性に使う弾を補充できるようになる上に、《ヴィオラ》に除去の矛先が向いた際に再度踏み倒しのチャンスを作れる。
関連カード [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]