竜界電融(りゅうかいでんゆう) N(エヌ)EXT(エクストリーム) [編集]

竜界電融 N・EXT KGM 水/火/自然文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/サイバー・コマンド 6000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンにあるディスペクターとディスタスをすべてアンタップする。
このクリーチャーが攻撃する時、プレイヤーを1人選んでもよい。そのプレイヤーは自身の手札と墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルし、カードを5枚引く。

DMSD-19で登場した//自然ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/サイバー・コマンド

EXライフスピードアタッカーW・ブレイカーの3つのキーワード能力を備え、cipでマナのディスペクターディスタスを全てアンタップし、アタックトリガーでプレイヤーを任意で選び手札墓地リセットする。
合成元である《ボルバルザーク・エクス》《サイバー・N・ワールド》能力を調整し1つにまとめた、さながら1人【Nエクス】といったような性能である。

マナアンタップ対象はディスタスディスペクター限定ではあるが、共に優秀なカードも多くデッキに数多く採用しやすい種族であるため、専用デッキにせずともアンタップマナはそれなりに稼げる。

デッキディスペクターディスタスだけのフルクリーチャーにすれば、この能力を最大限に活かせる。このようにすれば、実質0コストで出せるW・ブレイカースピードアタッカーとなりまさに《ボルバルザーク・エクス》の如き運用が可能となる。

ササゲールで早出しした後に、手札から別のササゲール持ちを出すことで次のターン以降の展開に繋がる。手札消費の激しさは後半のドロー効果で補うことができる。

手札墓地リセット能力は、《サイバー・N・ワールド》同様今までに使用したカード墓地から山札に戻しつつ手札を5枚に固定できる。スピードアタッカーを持つため、登場ターンに即座にアタックトリガーを起動できる点が強力。
特にディスペクター種族デッキは、多くの場合ビッグマナ構成になり手札が枯渇しがちなので、強力なリソース回復手段として活躍できるだろう。

《サイバー・N・ワールド》と異なりアタックトリガーなので、毎ターン手札を5枚に回復する置きドローの様な運用も可能である。

ただし、攻撃を必要とすることから余計なシールドブレイクを迫られることもある。その点は留意しておきたい。

また、このアタックトリガーは相手プレイヤーに対しても発動できる。その場合相手の墓地肥やしを含む墓地利用を大きく妨害し、相手のドローサーチによるゲームプランもリセットできる。ただし、相手側のニンジャ・ストライク革命0トリガーといった手札からの防御手段はリセット後の手札にあるものを使用できる[1]ため、それらの阻止としてはあまり期待できない。墓地利用とこの手の防御手段を両立しているデッキは少ないが、手札を5枚も引き直させてしまう点は無視できないので相手に使う際には要注意。幸いプレイヤーを選ぶのは任意なので何もしない選択肢もある。

//自然ドラゴン/コマンドなので、主要な革命チェンジ侵略の多くに対応している。ただし革命チェンジについてはEXライフと競合する関係上、あまり得策ではない。

2種のリソース回復能力を持つこのクリーチャーはこれらの攻撃的ギミックとは相性が良く、マナアンタップによってそれらをサーチするコストを捻出したり、味方クリーチャーから連続侵略を狙う際の手札消費を緩和してくれる。

さらに、ディスペクターアタック・チャンス呪文を大量に抱えている種族でもあるので、攻撃可能な味方ディスペクターがいる場合に、そちらの攻撃時に唱えるためのアタック・チャンス呪文も引き込むことができる。

  • 《Q.Q.QX.》がいる状況で非《Q.Q.QX.》側を対象にアタックトリガーを使った場合、手札と墓地にあるカードを山札の好きな位置に加えて、シャッフルせずにカードを5枚引く。手札及び墓地が合計1枚以下の場合《Q.Q.QX.》のエクストラウィンが成立するが、逆に6枚以上だと延命に利用できるため、状況によってこのカードは《Q.Q.QX.》との相性が変わる。

その他 [編集]

《サイバー・N・ワールド》《ボルバルザーク・エクスを合成した『電融』ディスペクター

+  合成元との関係

構築済みデッキで手に入り、エキスパンション収録のディスペクターと関わりのあるキングマスターカードという立ち位置は《聖魔連結王 バロディアス》を彷彿とさせる。
しかし、能力の方向性がパック収録の《聖魔連結王 ドルファディロム》と被ってしまい差別化が困難なあちらと比べると、こちらはマナゾーンのカードのアンタップ手札交換墓地利用メタといった独自の強みを有している。

イラストを手掛けたSansyu氏は他でもない《無双竜機ボルバルザーク》《ボルバルザーク・エクス》カードイラストを担当したイラストレーター
またイラストでの合成先である《禁断機関 VV-8》を手掛けたlack氏も《キング・ボルバルザーク》カードイラストを担当しているなど、ゲーム以外の面でも「ボルバルザーク」とは何かと縁がある組み合わせである。

アニメでの活躍 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 5つ目の能力について

Q.《竜界電融 N・EXT》の「攻撃する時」の能力で、手札または墓地、あるいは両方が0枚のプレイヤーを選んだ場合、そのプレイヤーはカードを5枚引けますか?
A.はい、その場合でもカードを5枚引きます。

+  総合ルール 101.3

引用元(2021.9.10)

Q.自分の《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》がバトルゾーンにいる状況で、自分の《竜界電融 N・EXT》の「攻撃する時」の能力で相手を選びました。相手は自身の山札をシャッフルできませんが、手札と墓地にあるカードはどうなりますか?
A.相手は手札と墓地にあるカードを山札の好きな位置に加えて、シャッフルせずにカードを5枚引きます。
引用元(2021.9.10)


[1] 攻撃時の能力はターンプレイヤーが使用宣言して解決→非ターンプレイヤーが使用宣言し解決となるため、ターンプレイヤーの効果処理の過程で非ターンプレイヤーの手札に加わったカードも使用宣言が可能。詳細はニンジャ・ストライクを参照
[2] 「N・EXT」を「ネクスト」と読ませる表現は収録デッキであるDMSD-19のタイトルと共通する
[3] デュエチューブでのDeadmanの解説から。