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Disノメノン R 水/火/自然文明 (3) |
クリーチャー:ジャイアント・インセクト/ディスタス 5000 |
スピードアタッカー |
マッハファイター |
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない) |
このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から1枚目を見て、手札に加えるかマナゾーンに置く。 |
DMRP-18で登場した水/火/自然のジャイアント・インセクト/ディスタス。
スピードアタッカー・マッハファイター・ジャストダイバーという、所持する文明の定番キーワード能力を3つ併せ持ち、さらにバトルに勝った時山札の1枚目を手札かマナゾーンに加えることができる。
「バトルに勝った時」という能力はマッハファイターとシナジーを形成しており、相手のパワー5000未満のクリーチャーを除去しつつ手札補充またはマナブーストができる。
パワー5000というと、《とこしえの超人》を一方的に討ち取れるラインであり、勿論《天災 デドダム》も範囲に入る。
さらに、スピードアタッカーとジャストダイバーを持ち合わせることで相手プレイヤーの攻撃要員にも使いやすい。
出たターンから攻撃できる除去されにくいアタッカーとして運用することができるので、相手プレイヤーへのダイレクトアタックのための最後のひと押しに期待できるだろう。
この手のクリーチャーにありがちな問題に「除去できる相手クリーチャーがいなければ能力を発揮できない」という点を払拭している。
ただしジャストダイバーではブロッククリーチャー指定ステップの耐性はない。ブロックされてもバトルに勝てさえすれば山札をめくれるのでチャンプブロックには抑止力があるが、このクリーチャーよりパワーが高いブロッカーには簡単に阻まれてしまう。さらに高パワーが多くマッハファイターの盤面処理を阻害するガードマンも意識する必要があるだろう。
スピードアタッカーを持つ自然の3コストのクリーチャーなので《S級原始 サンマックス》とも好相性。素でバトルに勝てる相手に対して進化せずに挑みかかってバトル勝利時能力を使い、そうでない相手に対しては《S級原始 サンマックス》に進化させて強化するのが賢明。
バトルで除去しつつアドバンテージを稼ぐのは《“乱振”舞神 G・W・D》に似通っているが、あちらとは違い相手のシールドを割らずにバトルを仕掛けることができ、自壊デメリットがないどころか耐性があるため、使い勝手は全く異なるだろう。
なお、手札に加えるかマナゾーンに置く効果は強制である。そのためバトルに勝つと山札が必ず1枚減る。1枚しか動かさないのでライブラリアウトは中々しないだろうが、山札が少なくなる局面では一応注意したい。
ジャストダイバー中は単体除去ではどかせず、全体除去でも生半可な火力やパワー低下では倒されないため場持ちは良い部類である。
ただ、環境にアンタッチャブルや「選んだ時」に誘発する能力持ちが増えることで、それの巻き添えで除去されやすくなる場合もある。実際、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》対策に、対象を選ばない《B.F.F. モーメント》が注目された。
DMEX-16期になると【モモキングRX】折衷型の【青赤緑ドギラゴン閃】が環境に浸透し、その主要パーツとして活躍を始めた。
このカードが跋扈したことで《異端流し オニカマス》が色の合うビートダウンに袖にされるようになり、除去耐性が無い代わりにメタ能力が遥かに優秀な《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》が主流化したと言われる。
DMBD-16・DMBD-17期に【赤緑ボルシャック】が確立されると、そちらに入る《ボルシャック・ドギラゴン》をジャストダイバーで貫通するダイレクトアタック要員としても開花した。
ところがDMEX-17発売からしばらくすると、初動としてより確実な上に花形であるドラゴン指定進化クリーチャーとの相性も抜群の《ボルシャック・栄光・ルピア》に立場を譲ることが増えるようになった。無理に《蒼き守護神 ドギラゴン閃》のファイナル革命でこのクリーチャーを狙って見切り発車的にワンショットしなくとも、《キャンベロ <レッゾ.Star>》で蓋をすれば取り敢えず【我我我ブランド】や【ドギラゴン閃】は見ることができるというのもある。
それがDMRP-20発売を機に【獅子王ヴォルゼオス】が成立すると、《Volzeos-Balamord》で《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》をアタック・チャンスにより唱えた際に呼び出すダイレクトアタック要員として需要が回復。
【青黒赤緑邪王門】でも稀にメタクリーチャーによる詰み盤面回避のために2枚程度挿されることがある。
そこには《百鬼の邪王門》や《天災 デドダム》、《鬼ヶ大王 ジャオウガ》、《一王二命三眼槍》、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》と基盤に大量に多色カードがあるため、《Disノメノン》まで入れると単色カード不足で色事故の原因になるので注意。
DMBD-21・DMBD-22期に【青赤緑ドギラゴン閃】がメタ格に復帰すると、このカードも環境に復帰。環境復帰時点でそちらは非ドラゴン基盤型が主流に。
その後しばらく環境で見かけなくなったが、DM23-RP1期にはこれを入れた【青赤緑サンマックス】がオリジナルのチャンピオンシップで優勝。脇には《異端流し オニカマス》や《若き大長老 アプル》といったメタカード、《Disメイデン》や《極楽鳥》といったリソース系も投入されていた。DM23-RP4期には《一期音愛 カーリー/♪さようなら また会うかもね さようなら》、《巨魔天 アオフェシー》採用型【青赤緑サンマックス】での入賞が見られた。
【青黒緑COMPLEX】が流行すると、次第にダイレクトアタック要員としてそちらに2枚程度挿されるケースも見られるようになった。