ダイヤモンド
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ダイヤモンド・ソード R 光文明 (3) |
呪文 |
このターン、自分のクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃することができない効果はすべて無効になる。(召喚酔いや、「このクリーチャーは攻撃することができない」または「このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない」などの効果が無効になる。ただし、この効果によってクリーチャーを攻撃することは可能にならない) |
これらのカードは主にブロッカーが持つ「このクリーチャーは攻撃できない」「このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない」を無効化するために使われる。
また、ルールによって攻撃できない状態になる「召喚酔い」も、この効果によって解消できる場合がある。
カードによって攻撃できるようになる目標や効果が及ぶ範囲が異なるので、テキストをよく読むよう注意したい。
ダイヤモンド状態には「効果を無視する」ものと「能力を無視する」ものの2種類がある。
前者(《ダイヤモンド・ソード》など)は「継続的効果を無効にする」もので、これが有効な間、いかなる攻撃禁止効果を受けても攻撃することが可能。
後者(《偽りの名 オレワレオ》など)は「能力を失わせる」のに過ぎない。そのクリーチャー自身が持つ「攻撃できない能力」は無効になるので攻撃できるようになるが、召喚酔いや別のカードから発生した《スローリー・チェーン》や《勝利のプリンプリン》などの「攻撃できない効果」が有効な場合は結局攻撃できない。
実際にダイヤモンド状態カードがそれぞれどちらに属するのかは、後述の表に示してある。
この二者は非常にまぎらわしいため、ルールの違いを理解した上で、自分の使うダイヤモンド状態カードがどちらに属するのかを確認しておきたい。
カード名 | 攻撃可能になるクリーチャー | 攻撃できるようになる目標 | 無効になる攻撃制限(※) |
《ダイヤモンド・カッター》 | 自軍全て | 相手プレイヤー | 効果、召喚酔い<無視> |
《金剛の断ち 那暮/ダイヤモンド・カッター》 | |||
《ブルータル・リベンジャー》 | 《ブルータル・リベンジャー》自身 | 適正な目標全て | 効果、(召喚酔い) |
《ダイヤモンド・ソード》 | 自軍全て | 相手プレイヤー | 効果、召喚酔い |
《光神龍ダイヤモンド・グロリアス》 | 自軍全て(自身除く) | 相手プレイヤー | 効果、召喚酔い |
《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》 | 自軍全て(自身除く) | 相手プレイヤー | 効果、召喚酔い |
《ミラクル・ポータル》 | 一体 | 相手プレイヤー | 効果 |
《森の指揮官コアラ大佐》 | 一体 | 適正な目標全て | 効果、(召喚酔い) |
《白騎士の開眼者ウッズ》 | 自軍ブロッカー全て | 適正な目標全て | 効果、(召喚酔い) |
《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》 | 自軍ブロッカー全て | 適正な目標全て | 効果 |
《偽りの名 オレワレオ》 | 自軍ブロッカー全て | 相手プレイヤー | 能力 |
《大行進・スパーク》 | 自軍ガーディアン全て | 相手プレイヤー | 効果 |
《ヘブンズ・サンダー》 | 自軍ブロッカー一体 | 適正な目標全て | 効果 |
《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》 | 自軍全て | 適正な目標全て | 能力 |
《天命王 エバーラスト》 | 自軍ブロッカー全て | 適正な目標全て | 能力 |
《奇石 トランキー/アイ・オブ・ザ・タイガー》 | 自軍ブロッカー全て | 適正な目標全て | 能力 |
《音奏 アサラト》 | 《音奏 アサラト》自身 | 適正な目標全て | 効果 |
《ガワラ入道》 | 《ガワラ入道》自身 | 適正な目標全て | 能力<無視> |
《アシガル変怪》 | 《アシガル変怪》自身 | 適正な目標全て | 能力<無視> |
《仮面のマジン・クロスノーム》 | 《仮面のマジン・クロスノーム》自身 | 適正な目標全て | 効果<無視> |
《震空の鎖 メタルモグラ》 | 自軍全て | 適正な目標全て | 効果<無視> |
《暴発の土偶》 | 《暴発の土偶》自身 | 適正な目標全て | 能力<無視> |
《ネオマッハ・ダイヤエンジン》 | 自軍全て | 適正な目標全て | 能力 |
※注釈
Q.自分の《震空の鎖 メタルモグラ》がバトルゾーンにいる状況で、自分のクリーチャーは相手の《子役者 ショニチラクビ》を攻撃できますか?
A.はい、《震空の鎖 メタルモグラ》の能力は、「攻撃されない」能力を持つ相手のクリーチャーも攻撃できるようになります。
(総合ルール 101.2) 引用元(2020.12.15)
Q.《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》の「シビルカウント3」が発動している状況で、自分の「ブロッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いを無視して攻撃できますか?
A.いいえ、召喚酔いは無視できません。《赤翼の精霊エルラ・ルージュ》の能力はテキストにある通り、「そのクリーチャーが持つ相手プレイヤーを攻撃できない能力」のみを無視します。これは、《聖女の翼 アクルクス》の「このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。」や、《シンカイフォックス》の「このクリーチャーは攻撃できない。」のように、クリーチャーが持っている能力を無視して相手プレイヤーに攻撃できるという意味です。
なお、この能力が発動している状況でも、《シンカイフォックス》のような「攻撃できない」能力を持つクリーチャーは、相手のクリーチャーに攻撃できるようにはなりません。
引用元(2022.9.16)