Magic:The Gathering [編集]
アメリカ合衆国のWizards of the Coast社が製作しているトレーディング・カードゲーム。
概要 [編集]
「マジック:ザ・ギャザリング」と読む。通称「マジック」「ギャザ」もしくは「MTG」。
日本ではWotC社の日本支社が展開している。(2004年まではホビージャパン、2012年まではタカラトミー)
創始者は数学博士のリチャード・ガーフィールド氏。
世界初のトレーディング・カードゲームであり、後発のTCGは基本的にこのゲームの影響を受けている。
なお「タップ」と呼ばれるカードを横向きにした状態、そうではない「アンタップ」状態はWotC社の商標登録となっているため、インスパイアされた他社TCGでは必ず別用語が用いられる。「守備表示」や「アクティブ」や「レスト」など。
- 「Magic」と「The」の間に入るのは「・」(中点)ではなく「:」(コロン)である。よって、「マジック・ザ・ギャザリング」という表記は厳密には正確ではない。
デュエル・マスターズとのかかわり [編集]
まず、「デュエル・マスターズ」という言葉が初めて生まれたのは、松本しげのぶの漫画『デュエル・マスターズ』である。
そちらはもともとMagic:The Gatheringを題材として始まった漫画であった。
そのため、この「デュエル・マスターズ」という言葉も当初は『MtGにおけるデュエル』に絡めた意味の言葉であったとも言える。
その後、カードゲームとしてのデュエル・マスターズが誕生。このゲームはMagic:The Gatheringを基にして作られたゲームである。
MtGの色(文明)、マナや種族という概念が取り込まれ、タップやブロックなど一部の用語や俗称も引用されている。
- 基本的なルールに限らず、デュエル・マスターズのカードやメカニズムにはMtGのそれを元にして作られたと思われるものも多い。例として、ゼニスはMtGの「伝説のエルドラージ」の特徴を色濃く残している。
- DMX-22からはMtGとの直接的なコラボカードも登場。コラボ先としては比較的多くのカードが作られている。
- カード名はあちらの日本語版カード名をそのまま使用しているが、《Black Lotus》などの日本語版が存在しないカードの場合は原語版のカード名が使用されている。
- 漫画「デュエル・マスターズ」で題材が切り替わったのは白凰戦から。その直前まではデュエルの神殿編の黒城 凶死郎戦まではマジックが使用されていた。
- コロコロアニキ連載漫画の「切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使いつづける」は、この時にデュエル・マスターズに切り替わらなかったifストーリーとなっている。
- 原作漫画におけるデュエル・マスターズカードは本来「デュエルに敗北した者は命を落とす」という文字通り命懸けの代物であり、その事実を知った黒城から必死の思いで説得された勝舞が遂に「カードゲームで死にたくないからやめる」という極めて真っ当な理由でデュエル・マスターズのデッキを捨ててMTGの世界に戻る…という流れになっている。
コラボカード [編集]
DMEX-18では、上記の一部のカードがMagic:The Gatheringのカード枠をオマージュした枠で収録されている。
その他、直接的なコラボカードではないがかなり明示的なオマージュカードがいくつか存在する。例えば、《コジレックの審問》をアレンジした《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》など。
《渦まく知識》もそのようなカードの1枚だったが、こちらは正式にコラボが実現した。
デュエル・マスターズ向けにリデザインされた(と思われる)メカニズム [編集]
以下は名前が同じで、細部をデュエマのゲーム性に合わせて調整したもの
コラボカードなどの能力語やキーワード能力、キーワード処理をテキストに書き起こしたもの
Magic:The Gatheringの要素が由来となった俗称 [編集]
デュエル・マスターズからMagic:The Gatheringに逆輸入された能力(明言されているもの) [編集]
参考 [編集]
関連URL [編集]
接死がキーワード化される前から近しいメカニズムである所謂バジリスク能力と呼ばれるものがあったが、キーワード化するに至った経緯の一つにスレイヤーがデュエル・マスターズで優れた主要能力として使われていたことが挙げられている。参考