Black(ブラック) Lotus(ロータス) [編集]

Black Lotus P(SR) 無色 (0)
Mono Artifact
このArtifactが出た時、封印を3つ付ける。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)
自分のターンのはじめに、このArtifactに付けた封印を1つ、自分の山札の下に置く。
このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。

DMEX-08で登場したMono Artifact

メインデッキに入るカードとしては史上初のコスト0であり、新しいカードタイプMono Artifact」を持つ。

コスト0の無色なので、マナゾーンカードがたとえ0枚でも、手札にあれば即座にプレイできる。

バトルゾーンに出た際に自身に封印を3つ付けるが、無色なのでコマンドを出して封印を外すことはできない。
また、非クリーチャーであるため封印されていても無視されず、かつ《禁断〜封印されしX〜》のように離れない能力を持っていないので、カード指定除去耐性がないという欠点がある。
一応、除去されても封印は全て墓地に行くので、墓地肥やしとして使うことも視野に入る。

ターン開始ステップに自身に付いた封印を1枚山札の下に置き、封印が全てなくなった際に自身を墓地送りにする。その後、次にプレイするカードを3コスト軽減できる。

一切マナブーストしないデッキであっても、4ターン目には7コストのカードが使えるようになる。手札消費を抑えながらコンボデッキの始動に使うのもいいだろう。
さらにマナブーストと併用すれば4ターン目に10コストのカードをプレイできる。例えば【5色コントロール】では《古代楽園モアイランド》の早出しに活かすなどが考えられる。

しかし、4ターン目に発動するには初手にこのカードを引いておく必要がある。中盤以降に手札に加わっても3ターン後にはゲームが終わることも多く、マナに置いてもにもならないので、考えなしに積めるカードではないだろう。
効果は強制かつターン内の最初に使うカード限定。よって、妨害を受けて指定ターンに目当てのカードが使えないと無駄撃ちに終わる難点も抱えている。

ファンデッキの域は出ないものの【不死鳥モルトNEXT】【チェンジザ超次元】のパーツとして使われる場合がある。

ルール [編集]

  • 封印はどのような方法で剥がしても能力が起動する。カード指定除去で誘発を早めることもできる反面、相手ターン中に封印が全てなくなってしまうと効果が無駄になってしまうので注意。
  • 封印が付いている状態でこのカードがバトルゾーンを離れた場合、封印状況起因処理で墓地に置かれる。ただし、《テック団の波壊Go!》で封印とまとめてバウンスされる場合は、封印もバウンスされる。
    • 封印と《Black Lotus》自身が同時にバトルゾーンを離れた場合、コスト軽減能力を使うことはできない。
  • 「封印がすべてなくなった時」は誘発型能力かつ、自身が墓地に置かれるのは単なる処理であり必要な条件ではないため、同時でない《Black Lotus》の除去はコスト軽減ができるケースがある。
    • 《勝熱と弾丸と自由の決断》カード指定除去を2回選び、1回目で最後の1枚の封印を山札送りにして、間髪入れず2回目で《Black Lotus》を山札送りにする。この場合でも次に使うカードを3軽減することが可能。追跡処理しない裁定により、山札にある《Black Lotus》を山札から直接墓地に置くといったことはする必要がない。
  • 次の使う1枚にコスト軽減が働いている間、無色でコスト0の《Black Lotus》や《ゾンビポンの助》などを使おうとしても、「最大3少なくしてもよい」という任意のため、軽減効果を破棄することで下限に上書きされてしまうことを防げる。テキストの後半部分の「ただし、コストは〜」の指定は直前の効果を適用していた場合のみ反映される。参考

その他 [編集]

  • 初出のDMEX-08ではコスト軽減の下限についてのテキストが異なっていた。全文は以下の通り。
    このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを自分の墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0よりは少なくならない。
    • 元からコストがマイナスになることはないにもかかわらず、意味のない制限が掛けられていた。
  • このカードはノーコストでプレイすることになるが、このカードに反応するコスト踏み倒しメタはかつて存在しなかった。また、何らかの手段でカードコストが上げられてしまった場合、上がった分のマナタップしなければならないが、このカードのコストを上げるカードも十王篇時点では存在しない。それどころかこのカードのプレイを妨げるカードも存在しない。手札にさえあれば、どんな状況下でもメインステップでプレイできる。
  • 元ネタはMagic:The Gathering黎明期に登場した同名のカード、《Black Lotus》。本家もコストが0のカードで、生贄に捧げるだけで無条件で好きな色のマナを3つ生み出すことができる。MTG黎明期に猛威を振るったカード群『パワー9』の1つである。
    • デュエル・マスターズのルールで見ても強力な能力であり、さすがにそのままの再現はされていない。「効果が発動するまで3ターンかかる」という調整の仕方は《睡蓮の花/Lotus Bloom》を元にしていると思われる。
    • カードタイプのMono Artifact(モノ・アーティファクト)は、1ターンに1回しか起動できない能力を持つアーティファクトの事を指す。
      黎明期にのみ存在した用語であり、94年以降は全てアーティファクトに統一されているため現在のルール上は存在しない。デュエマでのコラボにおいては、オリジナルにならった表記をとっている。
    • MTGでは、後に「ブラック・ロータス」という日本語名が付けられたが、デュエマでのルビは「ブラック ロータス」と「」が付かない表記になっている。
  • イラストはMagic Onlineの特殊セット「Vintage Masters」のもの。MtGでは現物化されていない為、デュエルマスターズが初の現物化となった。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • カード特性について

Q.封印の付いた《Black Lotus》を、カードを選ぶ効果で選ぶことは出来ますか?
A.はい、出来ます。封印の付いたクリーチャーは無視されますが、これはクリーチャーではないので無視されません。
引用元(2020.2.10)

Q.封印の付いた《Black Lotus》を、《龍脈術 落城の計》などのカードを選ぶ効果により手札に戻しました。この場合、《Black Lotus》に付いていた封印はどうなりますか?
A.墓地に置かれます。《Black Lotus》のみが手札に戻り、封印は単体でバトルゾーンに存在できないため、状況起因処理によって墓地に置かれます。《Black Lotus》が他のゾーンへ移動した場合も同じで、封印は墓地に置かれます。
引用元(2020.2.10)

  • 1つ目の能力について

Q.《デュエマの鬼!キクチ師範代》がバトルゾーンにいる時に《Black Lotus》をバトルゾーンに出した際、封印を置けなかった《Black Lotus》はどうなりますか?
A.バトルゾーンに置かれたままになり、コスト軽減も発生しません。《Black Lotus》が持つ「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力は、最後の封印が外れた時にのみ発動します。
引用元(2020.2.10)

  • 3つ目の能力について

Q.《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》の呪文側を唱えて、封印の付いた《Black Lotus》をマナゾーンに置いた場合、「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力はトリガーしますか?
A.いいえ、トリガーしません。付いていた封印と《Black Lotus》が同時にバトルゾーンを離れるためです。

+  (総合ルール 400.7)

引用元(2022.02.18)