《ウルザの激怒(げきど) [編集]

ウルザの激怒 R 火文明 (3)
呪文
この呪文を唱えられなくする効果を無視する。
相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
キッカー[火(9)](この呪文を唱える時、さらに[火(9)]を支払ってもよい。そうしたら、この呪文は次のOD能力を得る)
OD-相手のシールドを3つ選び、持ち主の墓地に置く。

DMEX-18で登場した呪文

詠唱ロック無視する3000火力呪文。さらにキッカーによる追加コストで相手に3つのシールド焼却をお見舞いできる。

キッカーを使わないと、同コストの《ピコット・ミサイル》と同等の火力《正義の煌き オーリリア》《お騒がせチューザ》《若き大長老 アプル》といった呪文封じをすり抜けられるのは利点だが、それら以外を仮想敵にした場合は《スチーム・ハエタタキ》などの壁が厚い。
また、《音奏 プーンギ》などコスト加重系は無視の対象外で普通に重くなってしまう。

キッカーを使う前提で無いと採用は厳しいが、マナを溜め切って唱えた際はゲームの去就を左右するだけの威力を発揮出来る。詠唱コストを十全に支払う場合、合計12マナで3000火力と3つのシールド焼却が発生するので、手打ちで唱えることを想定するなら《インビンシブル・フォートレス》上位互換となる。
しかし、《インビンシブル・フォートレス》と違って踏み倒しで使っても焼却効果は得られない。《インビンシブル・フォートレス》はコスト踏み倒しで使われることが前提だったこと考えると、大量のマナを支払って使う必要があるこの呪文は《インビンシブル・フォートレス》の上位互換と言うには程遠い。

序盤と終盤で使い分けが利くのはデッキ圧縮としても貢献できるが、序盤の火力呪文として見ても、終盤のシールド焼却呪文として見てもコストパフォーマンスに難がある。

ルール [編集]

  • キッカーを使ったのにシールド焼却したくない場面があるかどうかは疑問だが、《ウルザの激怒》は相手のシールドが2つ以下ならすべて、それ以外なら必ずシールドを3つ選び墓地に置かなければならない。誤差レベルだが、《インビンシブル・フォートレス》は3つより少ない数も選ぶことができた。
  • 呪文ロックを貫通するテキストが《音響の精霊ルルフーラ》と異なり「この呪文を唱えられなくする効果を無視する。」と書かれており、ルール上はこちらが正しい。かつての《卍 新世壊 卍》のテキストでも同様で、それらの不備についてはこちらを参照。

その他 [編集]

  • 漫画デュエルマスターズでは邪藩 牛次郎との戦いで使用。このカードを巡る攻防はMtG時代の名勝負といわれている。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 1つ目の効果について

Q.「この呪文を唱えられなくする効果を無視する」とはどういう能力ですか?
A.《偽Re:の王 ナンバーナイン》の常在型能力「相手は呪文を唱えられない」や《ファイナル・ストップ》の「次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない」のような継続的効果が適用されている状況でも、呪文の効果を解決できる能力です。
ただし《∞龍 ゲンムエンペラー》の常在型能力「コスト5以下の呪文の効果を無視する」や《無限皇 ジャッキー》の常在型能力「相手の呪文を唱えるコストは無限のマナを必要とする」は、呪文を唱えられなくしているわけではないので無視できません。
引用元(2022.02.18)

Q.《ウルザの激怒》をコストを支払わず唱える際、「キッカー」コストを追加で支払えますか?
A.いいえ、支払えません。コストを支払わずにカードを使用する場合、追加コストを支払えません。

+  (総合ルール 112.2c)

引用元(2022.02.18)

Q.自分の《氷牙フランツI世》4体がバトルゾーンにいる状況で《ウルザの激怒》を「キッカー」コストを追加で支払って唱える際、支払うコストは4少なくなりますか?
A.はい、少なくなります。《氷牙フランツI世》が4体いる状況なら、「キッカー」を使って《ウルザの激怒》を唱えるのに支払うコストは8になります。
引用元(2022.02.18)