多色cipサイクル [編集]

cipを持つ多色クリーチャーで構成されるサイクル
cipを持つ多色クリーチャーは多数存在するが、当ページではDM-10DM-26で登場したサイクル(クリーチャー10体)について取り扱う。

一覧 [編集]

特徴 [編集]

これらはすべて2色のコスト5、パワー2000で統一されている。
また、文明ごとに種族(とそれに付随する冠詞)とcipの内容が固定されており、2つ持つ文明がどれなのかで性能が決まってくる。

それぞれの文明に対する種族・効果は以下の通り。

  • cipは2つ持つわけではなく、1つのcipで2種の効果を発揮する。そのため実際のテキストに書いてある順番で処理しなければならない。
  • 冠詞の順序には10種すべてに共通する法則性があり、優先度は「腐敗→無頼→電脳→勇騎→聖者」となっている。腐敗は他の冠詞より先に付き、聖者は他の冠詞より後に付く。

環境において [編集]

友好色サイクル [編集]

《腐敗勇騎ガレック》《無頼勇騎ウインドアックス》《無頼聖者スカイソード》の3体は汎用性が高く、色の合う様々なデッキで採用されるようになった。

《電脳聖者エストール》《腐敗電脳アクアポインター》の2体については水のシールド確認の使い勝手の悪さから、環境での目立った活躍は見られなかった。種族を活かそうとしても《電脳聖者タージマル》《腐敗電脳メルニア》が存在していたことも向かい風。

対抗色サイクル [編集]

《腐敗無頼トリプルマウス》《腐敗聖者ベガ》の2体がコントロール系デッキを中心に活躍することになる。cipでハンデスを行えるこの2体は同じDM-26で収録された《聖鎧亜キング・アルカディアス》の進化元としても優れていた。

DM-10の友好色サイクル同様、水文明を含む《電脳勇騎マグナス》《無頼電脳スプラッシュアックス》は種族の組み合わせこそ固有のものであったものの、シールド確認の使い勝手の悪さから環境での目立った活躍は見られなかった。

《勇騎聖者ジェット・アール・イー》については水文明を含まないが、ブロッカー破壊シールド追加の噛み合いの悪さから、同じく水を含まない他5体と比較すると使い勝手の悪さが目立った。

デュエル・マスターズ プレイスにおいて [編集]

TCG版同様、DM-10友好色サイクルの5体がDMPP-03で登場した。レアリティは一律レア
光のシールド追加は5つ以下の場合に限定される下方修正が入り、水のシールド確認ドローへの変更となった。

DM-26対抗色サイクルの5体はDMPP-09で登場した。レアリティは同じく一律レアNew Divisionにおいては、友好色サイクルが使えなくなるので、入れ替わる形での登場となった。

サイクルのうち8体はコラボイベントにてプライズカードが作られている。

環境において [編集]

《無頼勇騎ウインドアックス》《勇騎聖者ジェット・アール・イー》《電脳勇騎マグナス》《無頼電脳スプラッシュアックス》ビートダウン、それ以外はコントロールよりのデッキに採用された。
特に《腐敗電脳アクアポインター》【除去サファイア】【ボルバルザーク】等、《勇騎聖者ジェット・アール・イー》【驚天トリガービート】【ガントラビート】に採用されたため、TCGの時と比べて活躍に恵まれたと言えるだろう。

その他 [編集]

  • DM-10の5体については《電脳聖者タージマル》など同種族のクリーチャーがそれぞれ登場している。ただし、それらのクリーチャーの効果はサイクルのような関係にはなっていない。
    • DM-26ではそのような位置関係のクリーチャーは収録されなかった。
  • 環境での活躍が反映された影響か、サイクル10体のうち水文明を含まない6体(汎用性が高くない《勇騎聖者ジェット・アール・イー》含む)についてはある程度の再録歴がある。一方、水文明を含む4体については2020年になっても再録が行われていない。

関連サイクル [編集]

参考 [編集]


[1] シールド追加は登場してから何度もコスト論の見直しが行われており、《聖沌忍者 シャーリーシー/シャーリー・チャージャー》の登場あたりでおよそ2マナ相当となり、このサイクルに適正と言えそうなコストまで落ち着いた。逆を言えば、それが登場する2023年頃まではずっとコストパフォーマンスに優れていたことになる