パンドラボックス [編集]
DM-10から登場した闇の種族。
RPGなどで宝石箱(アイテムの入った箱)の振りをしている怪物(いわゆるミミック)のような姿をしている。
《暴発秘宝ベンゾ》のフレーバーテキストによると、《覇王ブラックモナーク》の戯れから誕生した種族らしい。
命名ルールは「○○秘宝〜」。多色クリーチャーも存在し、多色の場合も多種族の場合も通常と同じく「秘宝」を冠詞とする。進化クリーチャーは存在しない。
暗黒秘宝ザマル UC 闇文明 (3) |
クリーチャー:パンドラボックス 2000+ |
自分のマナゾーンのカードがすべて闇のカードであれば、このクリーチャーのパワーは+2000される。 |
このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンのカードがすべて闇のカードであれば、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
災厄秘宝ゲジラ VR 闇文明 (6) |
クリーチャー:パンドラボックス 6000 |
W・ブレイカー |
サイレントスキル:(自分のターンのはじめに、このクリーチャーがタップされていたら、アンタップするかわりに次のSS能力を使ってもよい) |
SS−このクリーチャーは、相手のシールドを2枚ブレイクする。 |
3〜6コストの中型が多い種族で、ビックリ箱のようにバラエティーに富んだ能力を持つ。《暗黒秘宝ザマル》はその強力なハンデス能力を買われて黒単等に採用され、一躍有名になった。
また全体的に低レアリティのものが多いが、《呪怨秘宝バキューム》のようなスーパーレアも輩出している。
登場以来転生編まで着々と新規収録され続けていたが、不死鳥編で他の多くの種族と共に絶滅。一旦影を潜めたが、極神編で復活するとともにフィーチャーされ、一気に数を増やした。その後はまた新規収録が減っていったが、エピソード1にて再びのフィーチャーがなされた。
その12年後、アビス・レボリューションの背景ストーリーでラスボスに抜擢された。
- 種族名のモチーフは文字通り「パンドラの箱」。ギリシャ神話において神々が生み出した美女「パンドーラー」に持たせた箱であらゆる災いを封じ込めたために決して開けてはならないとされていたが、好奇心により開けてしまい人類に対し様々な災いが飛び出してしまう。このことから、一般的に「触れてはならない物」を意味する比喩として使われることが多い。エピソード1までのこの種族のクリーチャーはその一般的なパンドラの箱イメージからびっくり箱、ミミック的なデザインなクリーチャーが多かった。
- また元になったギリシャ神話では、ゼウスに反逆する形でプロメテウスが人間のために天界の火を盗んで与え、それに激怒したゼウスが人間にも罰を下す為にパンドーラーを創造、彼女の好奇心を利用し箱を開けさせ人類に災厄を齎すように仕向けたという神々の策略と人類の原罪の側面を持つ神話でもある。ラスボスに昇格した《DARK MATERIAL COMPLEX》ではそうした神話の背景から、人々を利用する邪悪な敵として扱われている。
参考 [編集]