【黒緑ドルマゲドン】 [編集]元々の黒赤構築の【ドルマゲドンX】から火文明を抜いた代わりに、マナブースト、サーチ、上質なコスト踏み倒しメタの自然を入れたアーキタイプ。黒緑に光の防御札・妨害札がタッチされるのが基本。 《凶鬼09号 ギャリベータ》によるリソース確保、黒赤構築ではほとんど見かけない《悪魔龍 ダークマスターズ》などの重量級ハンデスコマンド、果ては《Dの牢閣 メメント守神宮》による持久戦が持ち味。2018年夏ごろに開発されていたが、環境の変化を受けてDMRP-08期から流行したアーキタイプ。
主要カード [編集]
候補コマンド [編集]
その他候補カード [編集]
超次元ゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]序盤はマナブーストを行い、4マナに達したら状況に応じてハンデスを撃ったり《Dの牢閣 メメント守神宮》を立てたりする。5マナに達したら《凶鬼09号 ギャリベータ》の召喚が最優先。その後、さらに回収持ちコマンドでリソースを稼いだり大型ハンデスコマンドで妨害したりしてブロッカー化戦術で牽制。なるべく侵略による早出しはせず、禁断爆発してシステムクリーチャーを全体封印で一掃から侵略込による総攻撃を行う。《終焉の禁断 ドルマゲドンX》による封印は選んでいる訳ではないため《異端流し オニカマス》も退かせる。パワーラインは然程高くないが、何なら《Dの牢閣 メメント守神宮》によるDスイッチでタップキルして相手盤面を処理しよう。 長所 [編集]回収・ハンデスには目を見張るものがあり、物量が乏しい中速ビートダウンには滅法強い。《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》による回収で《Dの牢閣 メメント守神宮》を複数枚かき集められると延々とDスイッチによってターンを凌げて楽である。 コスト踏み倒しに対しては滅法強い。DMEX-05期には《デスマッチ・ビートル》、《獣軍隊 ヤドック》各3枚というコスト踏み倒しメタ体制でにらみを利かせるタイプまである。すでに出てしまったのも《オリオティス・ジャッジ》で処理できる。 全体的にドラグナーがコスト踏み倒しメタに強い設計である。《極・龍覇 ヘルボロフ》を介したリアニメイトに邪魔なシステムクリーチャーは《終焉の禁断 ドルマゲドンX》によって事実上全種類問題なく処理できる上に、仮に場に残っていてもドラグハートを出すことは規制されないため打点形成フォートレスを場に置ける《真・龍覇 ヘブンズロージア》でどうとでもなる。 短所 [編集]防御が《Dの牢閣 メメント守神宮》ありきなので、これを展開できないだけで敗色濃厚になることも珍しくない。 そもそも遅延してからの禁断爆発が主な勝ち筋なので、早期に《S級不死 デッドゾーン》に侵略して継続的なビートダウンを行う展開は比較的不利なゲーム運び。 《龍魂城閣 レッドゥル》を考慮しなければスピードアタッカーが皆無なので今引きが比較的弱く、追撃も若干苦手。墓地肥やし、墓地回収が強みなので、今引きに頼らざるを得ない状況に持ち込まれないようにプレイングするべきだろう。スピードアタッカーがほぼ無い為バウンスによる時間稼ぎにも弱い。 【黒緑ドルマゲドン】の変遷 [編集]《蒼き団長 ドギラゴン剣》の殿堂入りが施行された直後になってみると、【クラッシュ“覇道”】の除去力に手を焼き、墓地侵略による再生力も《異端流し オニカマス》が邪魔になって発揮できないことが多くなり、禁断爆発をした時点で十分な打点が揃わないことも多くなった。環境にシノビが増え、ギリギリの打点で1ショットキルするのではニンジャ・ストライクに阻まれターンを凌がれることもざらになった。そこで、この頃になると禁断爆発後にもさらに相手を縛りつつ盤面を並べ、《Dの牢閣 メメント守神宮》で延々と牽制し、過剰打点を活かしながらフィニッシュを行うプレイングが一般的になり、コントロール寄りにシフトしたと見られる。禁断爆発後の制圧札として《極・龍覇 ヘルボロフ》や《真・龍覇 ヘブンズロージア》などの重量級ドラグナーを採用した構築がチャンピオンシップ上位入賞を果たすケースもあった。 DMRP-09期には《悪魔龍 ダークマスターズ》、《解体人形ジェニー》、《拷問ロスト・マインド》によって、手札を貯め込んでから走り出す【クラッシュ“覇道”】、特定のカードに依存する【チェンジザドンジャングル】や【ジョット・ガン・ジョラゴン】に対処できるデッキとしての側面が強くなった。 DMSD-10発売から1週間前頃に従来の方とは異なる【白黒緑ドルマゲドン】が流行した。 従来の型もDMEX-06発売直前に見直されている。というのも、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の特殊敗北と《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の特殊勝利が誘発された場合、勝利の方が優先されるという裁定が周知となったためである。これにより、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の禁断コアを《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》のメガメテオバーン10のコストにするという芸当が可能になった。それに伴い、《幻緑の双月/母なる星域》が1枚積み枠として導入されるようになった。 長らく大きな強化はなかったが、【ドルマゲドンX】をテーマとしたDMBD-21で《時空の禁断 レッドゾーンX》と《Dの終断 ドルマゲドン・エリア》を獲得。特に《ドルマゲドン・エリア》は2→4→5のマナカーブを軸とするこのデッキと抜群の相性を誇り、環境入りには至らなかったものの大きな強化を受けた。 環境において [編集]DMEX-04期の環境でDM・双2ブロック、殿堂レギュレーション問わず【“轟轟轟”ブランド】が減少したことからもこのデッキが流行した影響がうかがえる。 「DMGP-8th」でDay2(殿堂レギュレーション)で【黒緑ドルマゲドン】に《オリオティス・ジャッジ》、《Dの牢閣 メメント守神宮》、《光牙忍ハヤブサマル》をプラスした型が3位入賞を果たした。個々のカードパワーは決して高くはなかったが「DMGP-8th」の環境自体が【黒緑ドルマゲドン】にとってかなり有利で、雑多な環境に《悪魔龍 ダークマスターズ》や禁断爆発が刺さったのが大きかった。 その後は【ミッツァイル】の台頭で他のデッキ群と枕を並べて環境離脱してしまったが、2019年12月20日に新たな防御札となる《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》を獲得。 2020年1月1日には《BAKUOOON・ミッツァイル》や《侵革目 パラスラプト》といった厄介なカード群が殿堂入りしたものの、こちらも要となる《Dの牢閣 メメント守神宮》が殿堂入りに指定され、防御力が落ちてしまった。 参考 [編集]タグ:
|