【バラギアラループ】 [編集]
《天地命動 バラギアラ》の輪廻∞を使い、過剰なマナブーストを絡めてマナのタップとアンタップを繰り返しそこから大型のフィニッシャーを出すデッキ。
《天地命動 バラギアラ》が実質すべての文明を持っている為、プレイヤーによって構築がガラリと変わる。
《天地命動 バラギアラ》は、最大20枚入れることが可能だが、実際に20枚入れると事故りやすい。逆に2種・8枚、2色程度でも運用は可能である。
始虹帝 ミノガミ MAS 自然文明 (5) |
クリーチャー:グランセクト 5000+ |
マッハファイター |
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を表向きにしてもよい。そうしたら、その中のツインパクトカードをすべて自分のマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。こうしてマナゾーンに置いたカード1枚につき、このターン、このクリーチャーのパワーを+5000する。 |
無敵虹帝:自分がゲームに負ける時、または相手が勝つ時、かわりに自分のマナゾーンにあるカードを8枚、シャッフルしてから山札の一番下に置く。 |
コンダマ P 自然文明 (4) |
クリーチャー:グランセクト 4000 |
ツインパクトカードを自分のマナゾーンに置いた時、自分のマナゾーンにあるカードを1枚アンタップする。 |
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魂フエミドロ P 自然文明 (3) |
呪文 |
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、自分の山札の上からもう1枚、マナゾーンに置く。 |
天地命動 バラギアラ MHZ 自然文明 (9) |
クリーチャー:マスター・ハザード/グランセクト 17000 |
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。 |
輪廻∞:このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたまま唱えてもよい(コストは支払う)。そうした時、バトルゾーンにある自分の《天地命動 バラギアラ》1体につき、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。 |
T・ブレイカー |
主要カード [編集]
候補カード [編集]
多色 [編集]
このデッキの回し方 [編集]
基本的な流れとしては、輪廻∞による手札消費なしのマナブースト、マナブースト時のライブラリアウトを無敵虹帝により山札回復に置換し敗北を回避する。そこに《コンダマ》も合わされば1枚のプレイでタップするマナ≦その後アンタップするマナのループに持ち込める。
- まず、《バラギアラ》を召喚限定cipも活用してバトルゾーンに複数体並べ、1回の輪廻∞で多くマナブーストされるようにする。
- 次に《コンダマ》と《始虹帝 ミノガミ》もバトルゾーンに出す。
- 輪廻∞でアンタップ状態で置かれるマナ、《コンダマ》のアンタップ、《始虹帝 ミノガミ》の無敵虹帝を使いタップしたマナを山札送りすることでマナが枯渇しない。
バトルゾーンに《バラギアラ》×3、《コンダマ》×1、《ミノガミ》×1の状態だと、
- 輪廻∞で《輪廻暴冥》を唱える場合なら6マナ支払う
- 《バラギアラ》×3なので山札から3枚マナに置く(多色以外ならアンタップイン)
- 《コンダマ》が誘発し、置いたツインパクトの数だけマナを起こす(最大3枚アンタップ)
- 全部単色・ツインパクトだと残りマナが減らず山札だけ減っていくことになる
- 山札がなくなったら無敵虹帝で山札回復と疑似マナ回収を行う
《コンダマ》がいないと、「輪廻∞で支払うコスト≦《バラギアラ》の数」にしないとループにならない。
バトルゾーンを制圧した後は、《Q.Q.QX.》や《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》を《天上天下輪廻独尊》でワールド・ブレイカーにして相手のシールド焼却を行ったり(これによって【ボルメテウスコントロール】からシールド焼却をコンセプトとしたデッキとしての地位を奪った)、《水上第九院 シャコガイル》を出してそのままループした後にエクストラウィンでフィニッシュといろいろなパターンがある。
フィニッシュループ [編集]
上記のマナブーストループに加えて《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》3枚、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》1枚が必要。
- 必要カードを山札回復によって山札に送り、《輪廻暴氷》でそれらをサーチする。
- 《マッド・デーモン閣下》を召喚。輪廻∞と無敵虹帝でアンタップマナを作り、2体目を召喚。
- 《「本日のラッキーナンバー!」》を唱える。
- 《デーモン・ハンド》を唱える。唱えた後に《マッド・デーモン閣下》のハンド呪文詠唱時能力で《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》と《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を回収。アンタップマナを2.と同じように生成して、これをフィニッシュに必要な回数繰り返し、そのまま1ショットキルする。
長所 [編集]
《コンダマ/魂フエミドロ》がほぼ4枚積み、《始虹帝 ミノガミ》と各《天地命動 バラギアラ》が適量入ること、デッキの大部分がツインパクトになること以外の自由度はかなり高い。
クリーチャーを大量に並べるデッキや高パワーのブロッカーが並びやすい【ヘブンズ・ゲート】といったデッキタイプには《輪廻暴冥》を上記のループを用いることでを相手の耐性を持たない全てのクリーチャーを破壊することができる。その過程で輪廻∞を使い山札をあえて切らすことで無敵虹帝を発動させ、山札の中を完全に掌握することができる様になる。
短所 [編集]
文明を偏らせすぎると輪廻∞で唱えようにもマナの色が足りず色事故を起こしかねない。デッキビルディングやマナゾーンに置くカードに気を配りながら事故を起こさないよう用心しておきたい。
また同名のクリーチャーが大量に並ぶため、同名クリーチャーを破壊する《天使と悪魔の墳墓》や同名クリーチャーを展開できなくする《A.Q.C》を使われると戦略が崩壊してしまう。
《墳墓》はマナゾーンにも干渉し、輪廻∞により同名のカードが並びやすく刺さりやすいが、バトルゾーン以外のツインパクトは上側・下側の両方が一致してはじめて「同じ名前のカード」になり、別色の《天地命動 バラギアラ》1枚ずつならランデスされないのは救いか。
サンプルレシピ [編集]
「デュエル・マスターズ全国大会2018」ベスト4(DM・双マーク2ブロック構築で行われた予選1回戦から3回戦用のデッキ)
レシピはタカラトミー公式テキストカバレージより
環境において [編集]
DM・双マーク2ブロック構築、双・超マーク2ブロック構築環境でなかなかの奮闘を見せ、殿堂レギュレーションでもチャンピオンシップで優勝報告が散見されるほどの実力はあった。
「デュエル・マスターズ全国大会2018」ベスト4(DM・双マーク2ブロック構築)の実績を残した。
「DMGP-8th」Day1(双・超マーク2ブロック構築)では、決勝戦まで上り詰めたが、ループの最中に《始虹帝 ミノガミ》を出し忘れるという致命的なプレイングミスにより、準優勝で終わった。
DMBD-09・DMBD-10期にて、【青黒緑デッドダムド】が登場すると、その展開力の速さと除去性能に太刀打ちできずに、環境から一気に姿を消した。
それ以来、長らく環境で姿を全く見せなくなってしまう。
オリジナル環境で活躍できるかと期待される中、曖昧だった輪廻∞の裁定が2021年2月5日に確定したことによってデッキとして弱体化された。
その他 [編集]
- 輪廻∞を《バラギアラ》の数だけ、1回ずつマナブーストすることが許容されていた時期があり、それを利用して《始虹帝 ミノガミ》の無敵虹帝と組み合わせて山札を操作することが可能だった。2021年1月初頭にその処理は誤りではとの指摘が表面化して、2021年2月5日付けで公式によって「よくある質問」にてその挙動はできないという正式回答が出た。
参考 [編集]