《白蒼混成 B・W・M》 [編集]
白蒼混成 B・W・M SR 光/水/火文明 (8) |
クリーチャー:ディスペクター/アーマード・ドラゴン/ガーディアン 6000+ |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする) |
自分が呪文を唱えた時、このターン、このクリーチャーのパワーを+3000する。 |
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。 |
DMRP-18で登場した光/水/火のディスペクター/アーマード・ドラゴン/ガーディアン。
パワード・ブレイカーとシールド焼却を併せ持ち、さらに呪文を唱えるたびにパンプアップすることで自ら打点を引き上げることができる。その上、ルビにきちんとボルメテウスの名称カテゴリも含まれている。
これらの能力は高いシナジーを持ち、パワーが上がるごとにシールド焼却の威力も増してゆく。
その性質上パンプアップ呪文とは相性がよく、単純にパワーを上げるだけでも相手プレイヤーに対する攻撃力が跳ね上がることになる。
1回唱えるだけでパワーが+3000されるため、計算上、呪文を2回唱えるごとにブレイク数が1つ増える。このクリーチャーを最大限活かすなら、パンプアップ数値の大きな呪文を併用するか、軽く腐りにくい呪文を多めにデッキに積み1ターンに複数枚唱えることができるようにしたい。
幸い、光/水/火という『混成』3色を全て持つディスペクターなので対応するアタック・チャンスを持つ。
特に相性のいい呪文は、一例として以下のものが挙げられる。
難点はやはり、元々のコストの高さとパワーの低さ。
EXライフやササゲールで補えるとはいえ、スピードアタッカーを持たないため即座に攻撃できないのが厳しい所。
また、呪文を唱えてこそ真価を発揮する以上呪文メタを相手にすると辛い。呪文メタをすり抜けて魔導具呪文を唱えられるようにする《卍 新世壊 卍》で対策を取るのもアリだろう。魔導具呪文は低コストにも優秀なものがそろっているのでその点でも噛み合っている。
ボルメテウスとして見た場合、光/水/火という色構成は【ボルメテウスコントロール】に適している。
《ボルメテウス・ホワイト・フレア》との相性も良好だが、そのまま投入してもブレイク数を伸ばせることは少ないため、デッキ内の呪文の比率を考える必要がある。
《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》や《かっ飛ばす者 ラカン》などの「呪文をもう1度唱える」系統のクリーチャーとは相性が良く、もれなく呪文の唱えた回数を1回増やし、ブレイク数を1増やすことができる。とはいえ、このカード自体重いので、これらを組み合わせるのは難しい。
その他 [編集]
超獣王来列伝で予告されていたディスペクター。
「闘魂王」《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》と“反撃を許さない蒼い霞”「陽炎王」《陽炎の守護者ブルー・メルキス》を合成した『混成』ディスペクター。
+
| | 合成元との関係
| - 《ボルメテウス》をベースに、両肩の「BW-キャノン」を外して《メルキス》の主砲を本体ごと接合され、さらに《ボルメテウス》の喉からも《メルキス》の主砲を生やされている。
また、《ボルメテウス》の背中の主砲「フレア・メガブラスター」の後方に、《メルキス》の光背の上半分が接合されているのが見て取れる。
- 《メルキス》の主砲が3体分接合されているが、これは《メルキス》のイラストに3機編成で描かれていたものを踏襲していると思われる。
- 《ボルメテウス》自身にほとんど変化がなく、《メルキス》を強化パーツとして装着したかのようなデザインとなっている。体色が同じ青主体であることもあり、一見すると「《ボルメテウス》の新規イラスト」に見えなくもない。
もっとも、《ボルメテウス》は主砲自体は残っているものの、シールド焼却を担っていると思われる「BW-キャノン」が《メルキス》の主砲に変更させられたり、口もふさがれていたりと、尊厳も自由も損なわれた姿になっている。逆に《メルキス》もただの武装かのような扱いをされており、よく見ると合成元の両方を効率的に「ディスペクト」しているのが伝わってくる。
- カード名の「白蒼」は、《ボルメテウス》の「ホワイト(white:白)」と《メルキス》の「ブルー(blue:蒼)」を組み合わせたものだろう。なお、「蒼」は青色の中でも「生気のない、くすんだ青色」を意味するという。肉体を弄ばれ魂を幽閉されたディスペクターには相応しくも皮肉な名前である。
- 元となった2体はいずれもシールドゾーンのカードを墓地送りにする点が共通しており、この点はそのまま残っている。《神青輝 P・サファイア》のような不完全なシールド焼却にされなかったのは「ディスペクト」されていないとも言えるが、《P・サファイア》の性能に対する評価の低さを考えるとそのままなのは仕方ないのかもしれない。
ただし《メルキス》の「相手の呪文を奪う」という要素はオミットされている。この点を「S・トリガー獣など、呪文以外も防げるようになった」と見れば強化だが、「初の呪文横取りを持っていた《メルキス》のアイデンティティが失われた」と見れば大きく「ディスペクト」されている。
- 「相手の呪文を奪う」という《メルキス》の能力が、相手の呪文を奪えなくなっただけでなく、そもそも自身の呪文しか対象にならなくなった。もっと言えば呪文の力そのものを自ら扱うのではなく味方の呪文によるお膳立てを受けての間接的な自己強化となったことから、上述のアイデンティティの喪失とも合わせて考えると、この変更1つで《メルキス》がとても強烈な「ディスペクト」を受けたと言える。
- フレーバーテキストはDM-06版《ボルメテウス》のフレーバーテキストの続きを連想させるようなものとなっている。
加えて《希望と勝利の伝説》に対比させてか「絶望と敗北」という内容になっていることも含め、しっかりと「ディスペクト」されているのが見て取れる。
- 片や単色・単種族、片や多色・単種族のクリーチャーであり、文明・種族いずれも過不足なく継承し『混成』3色を全て揃えている。パワー低下を撃たれなければW・ブレイカー相当の打点は素で持っており、パンプアップによってこの打点を更に伸ばせる可能性もあるため、ほぼ実質的に《ボルメテウス》の純粋強化版といったようなクリーチャーに仕上がっている。ただし多色である点はメリットにもデメリットにもなるため、この点を考えると単色の《ボルメテウス》よりもデッキビルディングへの影響がそれなりにある。
|
光文明にてドキンダンテを止めようとするモモキング、「正義星帝」、マニフェストの前に立ちはだかる。
百万回死ぬ炎によってあっという間に「正義星帝」とマニフェストを行動不能においやり、一人かろうじてかわしたモモキングと交戦する。
ボルシャックの炎を目くらましに接近し必殺の一撃を放ったモモキングに対し自らの爪で応戦するも、数ミリのズレで敗北。モモキングの刀が突き刺さったB・W・Mは再生することなく、「闘魂王」の魂も無事超獣王来列伝へと還ったのだった。
関連カード [編集]
- DMRP-18
百万回の死の後には千万回の絶望と億万回の敗北が待っている。
収録セット [編集]
参考 [編集]