【ウォズレックバジュラズテラ】 [編集]《サイバー・K・ウォズレック》を始めとする呪文のコスト踏み倒しで《ヒラメキ・プログラム》を連打することで《超竜バジュラズテラ》に繋ぎ、《Dの地獄 ハリデルベルグ》による除去とリアニメイトを絡めてフィールドアドバンテージを取り、1ショットキルを行えるようにもしたデッキタイプ。【ヒラメキシャコガイル】にその源流がある。「ヒラメキウォズレック」とも呼ばれる。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
超次元ゾーン [編集]
超GRゾーン [編集]このデッキの回し方 [編集]序盤はとにかくサーチしつつ水のクリーチャーを出しておく。最速でコンボに入るのが鉄則だが、時には《超次元エクストラ・ホール》で《イオの伝道師ガガ・パックン》を呼び出して相手の呪文を牽制したり《ウォズレックの審問》でハンデスすることも必要。 コンボでは《超竜バジュラズテラ》によるランデスと10コストのフィニッシャーの踏み倒しによる制圧を狙う。 コンボが成立したら後は1ショットキルに向かう。 コンボの手順 [編集]バトルゾーンに水のクリーチャー1体、手札に《ミラクル1 ドレミ24》1体、《ヒラメキ・プログラム》1枚が必要。
後は《古代楽園モアイランド》によるロックを活かして1ショットキルするのみである。余裕があれば《Dの地獄 ハリデルベルグ》でリアニメイトした《ミラクル1 ドレミ24》のcipで超次元呪文を唱え、《イオの伝道師ガガ・パックン》などを出して妨害しよう。 ヒラメく対象を上記のテンプレルートから少し変えて余った2コストウィニーに《ヒラメキ・プログラム》宛がえば、《水晶の記録 ゼノシャーク》に繋がる。そこから《音精 ラフルル》をサーチして呪文ロックで締める構築もある。 長所 [編集]早ければ3ターン目にコンボが成立する上に手札とバトルゾーンに必要なパーツも少ないので安定感が高い。さらに、1ショットキルを目指すので、山札破壊メタのようなメタカードに引っ掛かりにくい。 除去耐性さえなければコスト踏み倒しメタも《Dの地獄 ハリデルベルグ》によるパワー低下で除去できる。現実的にはコンボの途中で除去さえすればランデスと1ショットキル自体はできる。ただし、コンボ中に《Dの地獄 ハリデルベルグ》を展開してもそれまでの踏み倒し分はストックされているので注意。 従来の【ヒラメキシャコガイル】型の【ウォズレックループ】と比べると、《水上第九院 シャコガイル》のエクストラウィンを補助するためにしか使わないカードと同じ性質のものを極力抑えることができるため、フィニッシャー枠が少なくて済む。 短所 [編集]言うまでもなく《異端流し オニカマス》には弱い。しかし、このデッキが流行した頃の環境ではGR召喚に対して効き目の無い《異端流し オニカマス》を採用しないプレイヤーも多く、だからこそ流行したデッキと言える。最悪、《ヒラメキ・プログラム》で2コストクリーチャーを《終末の時計 ザ・クロック》に変えて相手のコスト踏み倒しメタの解決を打ち切るというルートもある。 《ヒラメキ・プログラム》をメインエンジンにする都合、山札に必要パーツが揃わなかった場合コンボが止まってしまう。採用枚数を調整すればそうした裏目は避けやすくなるが、あまりコンボ用パーツの枚数を増やすとコンボまでの準備段階で事故が起きやすくなる。 《DG 〜裁キノ刻〜》などの山札利用メタ、《獣軍隊 ヤドック》などのcipを使わせないコスト踏み倒しメタもキツイ。 環境において [編集]このデッキが公の場に初めて登場したのは『DMGP-8th』Day2(殿堂レギュレーション)で、たった1人しか使用者がおらず、その使用者は7-2で予選落ちであった。 後に当該プレイヤーが『DMGP2022 Day2:プレイヤーインタビュー~デッキビルダー。マスターズを目指して~』に語ったところによると、《サイバー・K・ウォズレック》の情報が判明してからコスト3の呪文を全部洗い出し、一番強そうな呪文として《デビル・ドレーン》と《ヒラメキ・プログラム》が候補に挙がり、これで勝てそうだと思ってデッキをまとめたという。だがデッキをコンパクトにまとめるのはかなり難しかったようで、最後にフィニッシャーの《超竜バジュラズテラ》を見付けるにもかなり時間が掛かったとのこと。参考 このデッキの登場を機に【赤白ミッツァイル】以外の低速系デッキが軒並み死滅したことからも、その影響力のほどがうかがい知れよう。 だが環境が進むにつれて《異端流し オニカマス》を違和感なく採用できる【赤青覇道】、《超竜バジュラズテラ》によるランデスが殆ど効かない【モルト NEXT】など、苦手なデッキも増えた。《ヘブンズ・フォース》+《転々のサトリ ラシャ》を採用してこちらのデッキに対策を施した【赤白ミッツァイル】も登場。メタゲーム自体は回ってはいたが、そうはいってもこのデッキの存在自体が多くのプレイヤーのデッキ選択や構築を歪ませたのは事実である。 現役終盤には【チェンジザドンジャングル】が《神秘の宝箱》で《ニコル・ボーラス》を装填して大規模ランデスに対して《サイコロプス》を構える準備をするというガンメタが行われていた。状況次第では《オリオティス・ジャッジ》で返すこともできた。 2019年7月1日にコンボのメインパーツである《ヒラメキ・プログラム》がプレミアム殿堂となり構築不可能となった。 同年6月20日に殿堂レギュレーション改定が発表され、デッキ消滅を待つばかりであったDMRP-10発売日の同月22日、通算3体目の5コストGRクリーチャーである《C.A.P. アアルカイト》を獲得。3ターン目《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》からのヒラメきコンボが現実的となり、最後の活躍を果たした。 参考 [編集] |