蒼狼(せいろう)大王(だいおう) イザナギテラス》 [編集]

蒼狼の大王 イザナギテラス P(VR)(R) 水文明 (4)
クリーチャー:ナイト/オリジン/ポセイディア・ドラゴン 3000
ブロッカー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から1枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

DMBD-18で登場したナイト/オリジン/ポセイディア・ドラゴン

cip山札の上5枚から1枚サーチし、コスト3以下の呪文手札から1枚コスト踏み倒しする。肉体面はコスト4でパワー3000の種族ドラゴンナイトを持つ攻撃制限なしのブロッカー

能力は調整版《蒼狼の始祖アマテラス》といったもの。《アマテラス》のような銀の弾丸戦術やループの始動は難しくなったが、その代わり召喚コストは下がっており序盤から呪文踏み倒しを狙える。

DMEX-17に続々収録されたナイト呪文ツインパクトとの相性は最高の一言。自身がナイトなので何もないところからナイト・マジックを放つことが可能。白青黒で組むと水が不足しがちなナイトではマナ基盤としても便利。
ちなみに2021年10月現在対応可能なのは6枚(ツインパクト版含めるなら7枚)である。

3コスト以下には《フェアリー・ミラクル》《T・T・T》といった強力なリソース系呪文が存在するため、雑にそれらを撃っても悪くない。《超英雄タイム》などのメタカード系もこのクリーチャーから放つのに相応しい。

呪文踏み倒しを抜きにしても攻撃制限のないドラゴン《スペース・クロウラー》ということで、革命チェンジ持ちカードのサーチとチェンジ元とを兼ねて使える。
cip《瞬閃と疾駆と双撃の決断》などを唱えてスピードアタッカーを付与することで、《ボルシャック・サイバーエクス》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》にスムーズにチェンジ可能。

コスト4以下のクリーチャーなので《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》でも呼び出せる上に、《その子供、可憐につき》スピードアタッカー化できる。

パワーも3000と【我我我ブランド】ウィニーには粗方当たり負けしないため、【絶望神サガループ】などのコンボデッキがカウンター《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》のような展開系S・トリガーを捲って複数体並べれば、大抵の【速攻】が沈黙する。

DMBD-18で想定される使い方としては、これで《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》をサーチして呪文面を唱えて《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》をマナゾーンに装填し、《蒼狼の王妃 イザナミテラス》マナゾーンから《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》を呼び出す、といったところか。

深く考えなくとも軽量級初動ハンデス《「本日のラッキーナンバー!」》が範囲に入っているため、【白青黒GRハンデス】にも適性がある。

優秀な踏み倒しカードだが、踏み倒しのカウンターで踏み倒す《流星のガイアッシュ・カイザー》の着地を相手に許してしまう点は忘れないでおきたい。

環境において [編集]

大方の予想通り、登場早々【白青赤鬼羅.Star】で活躍。3ターン目《T・T・T》で3ドロー、4ターン目《エヴォ・ルピア》《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》→こちらからの2枚目の《T・T・T》詠唱から《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》を使っての連鎖に繋げると、《その子供、可憐につき》を利用した4コスト軸の場合、4ターン目に比較的安定してワンショットできる。《瞬閃と疾駆と双撃の決断》にアクセスして2回攻撃付与打点補強するのも良い。このカードのおかげで《T・T・T》を1ゲーム中に唱える平均回数が増えたことから、殿堂入り《単騎連射 マグナム》を引っ張り込みやすくなったと言える。

【白青赤緑ドギラゴン閃】にほぼ《メンデルスゾーン》専用機として投入されて結果を残した例もあった。遅くともDMRP-20期になると、そちらのデッキは初動呪文を《メンデルスゾーン》から《フェアリー・Re:ライフ》に替えたケースが目立つようになったが、このように初動マナブーストの最大出力を下げたにもかかわらず今度は《「本日のラッキーナンバー!」》を探すための手段として重宝された。

【青黒緑退化】《龍脈術 落城の計》を掘り当てる手段としておしゃれ枠的に1枚積みされて上位入賞したケースもある。

【絶望神サガループ】が発祥するとそちらに汎用系枠として就職。

考察が甘い時代は、単に「最速3ターン目に開始したサガループでアンタップマナを作るカード」程度の認識で《黙示賢者ソルハバキ》あたりと選択な存在だったが、《「迷いはない。俺の成すことは決まった」》と組み合わせることで見切り発車できるようになったこと、《蝕王の晩餐》《「…開けるか?」》など様々な呪文をサポートすること、上述のループで【我我我ブランド】対策ができることなどから、【絶望神サガループ】における必須カードとなった。逆に色が弱くマナ回復マナ回収しか役割がない《黙示賢者ソルハバキ》の評価が落ちた。

【青黒赤緑邪王門】に使われる場合もある。【絶望神サガループ】対面では《お清めシャラップ》系をリクルートできるのが大きく、肉体が生き残れば《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》革命チェンジすることで呪文軸の型を封殺できる。DM23-RP2発売前最終週末からこれを採用した型が流行。

DM23-BD2DM23-BD3期時点では1枚積み20種類から24種類程度の【準ハイランダー青黒緑CRYMAX ジャオウガ】で1枚積み枠として採用される場合がある。

【アーテルマトリクスループ】が環境に進出すると、そのパーツの1つとして使われるようになった。

その他 [編集]

  • 名前の由来は日本神話に登場する男神であるイザナギ。神産みや黄泉の国での神話で有名だが、黄泉のケガレを清める為に行った禊の際にも多数の神が産まれており、そのとき最後に産まれた神が他ならぬアマテラスオオミカミツクヨミスサノオである。
  • DM22-EX1で再録された際、レアリティがベリーレアに変更された。
    • さらにDM24-EX2にてレアに格下げ。この速度でレアリティ格下げとなったのは珍しい。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMBD-18
    イザナギテラスは、かつて海の龍神が治めし地域を再構成した不安定な神殿を本拠地とした。
  • DM22-EX1
    五龍神を封じた蒼狼の一族は、五龍神に代わって超獣の信仰を集めるための神を神歌によって呼び寄せることにした。
  • DM22-BD2
    唱える呪文そのものを手札に加える必要はないので、エヴォ・ルピアや鬼羅.Starを探しながらあらかじめ抱えていた呪文を唱えるといった使い方もできます。
  • DM24-EX2
    蒼狼の一族、それは「神歌」を歌うエンペラー・キリコに付き従う一族。だが、その真意はまだ謎に包まれている。

収録セット [編集]

参考 [編集]