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球乗りコゾウくん C 自然文明 (2) |
クリーチャー:ジャイアント・ドリームメイト 2000 |
このクリーチャーが出た時、相手のパワー5000以下のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。 |
DM23-RP4で登場した自然のジャイアント・ドリームメイト。
cipで相手のパワー5000以下のクリーチャーをマナ送りできる。
同コストで除去付きドリームメイトの代表格である《Disガンバ》と比べると、パワー4000の相手と相打ちがせいぜいだったそちらより除去範囲が1000ほど強化され、自身をタップする必要もなくなっている。
他の文明まで視野を広げてみても、《できんダック》《ハエタタ・チュリス》など2マナ帯の除去付きウィニーは極端に範囲が狭いかデメリットが重いものが多く、それらの中では圧倒的なコストパフォーマンスの高さを誇る。
一方で、除去の方式がマナ送りなので相手のマナブーストを手伝ってしまうリスクがあり、序盤から考えなしに能力を使っているとプレイングミスにあたる可能性が高い。例えば、2・3ターン目に相手の《天災 デドダム》や《AQvibrato》をマナ送りすることは推奨されない。それらはcipを使った時点で八割方の仕事を終えており、もしマナ送りしてしまえば相手に無料で《フェアリー・ライフ》を打たせながらドローもさせるようなものだからである。
侵略や革命チェンジを警戒する場合も、返しのターンの《樹界の守護車 アイオン・ユピテル》《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》《調律師 ピーカプ》などの召喚をケアできない時点で対策としては不十分。
また、一応cipは任意なので使わない選択肢もあるが、cipを使わなかったり使えなかったりした場合、低パワーの準バニラでしかなくマッハファイターの良い的である。
コスト踏み倒しメタや速攻メタの対策として起用するのが有効だろう。このクリーチャーから間を置かずに自分の切り札を踏み倒して制圧できれば、マナ送りのデメリットは事実上なくなる。理想は相手が増えたマナを活用し始める前に勝利、またはそれに近い状態を目指す。
一般にメタカードは軽いほど汎用性が高いとされているため、カードタイプがクリーチャーでありさえすればこのクリーチャーのcipで除去できることは多い。登場時点の環境で使われているメタクリーチャーでなおかつ射程外なのは《ベイB セガーレ》程度か。
また、《Disジルコン》《龍素記号wD サイクルペディア》《Disコットン&Disケラサス》などの非進化ブロッカーは大抵マナ送りの射程に収まるため、それらの対策としても使える。
この場合もcipを使うのは溜めた打点でワンショットする直前が望ましいため、このクリーチャーを召喚するのは終盤に差し掛かってからになる。