樹界(じゅかい)守護車(しゅごしゃ) アイオン・ユピテル》 [編集]

樹界の守護車 アイオン・ユピテル C 自然文明 (2)
クリーチャー:フィオナ・ガーディアン/ソニック・コマンド 4000
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

DMEX-18で登場した自然フィオナ・ガーディアン/ソニック・コマンド

相手プレイヤー攻撃制限の掛かった4000マッハファイターだが2コストのコマンドであるため、最速2ターン目から《SSS級天災 デッドダムド》《超獣軍隊 ゲリランチャー》などに侵略できる。侵略すればプレイヤー攻撃制限も事実上消すことができる。
【我我我ブランド】が先攻2ターン目までに3体クリーチャーを並べるといったゲーム展開であっても両者の除去能力と自身のマッハファイターによる肉弾戦で相手盤面を一掃できる。

意外に凶悪なのが《獣軍隊 ランボンバー》。序盤の展開数が少ない時だと上記のクリーチャーは破壊過剰になる事もあるが、《獣軍隊 ランボンバー》ならターンの終わりにマナ送りされる為、除去しながら3ターン目で5マナに到達可能。

また、素のパワーも4000と高いため、侵略を妨害するコスト踏み倒しメタが立っていても、侵略せずにそれを除去しにいける。ただし、マッハファイターが失効する次のターンは相手プレイヤーへの攻撃制限によって侵略が難しくなる。

マッハファイターの性として1番困るのは相手のクリーチャーがいない時だろう。特にこのクリーチャーは相手を攻撃できないため、バニラ以下の性能に成り下がる。
2マナ溜まる段階では相手のクリーチャーがいないことはザラなため、そんなバニラ以下を手札に抱え込むことも少なくはないだろう。

それでも、たった2コストで除去になるカードが侵略元のスロットを奪わないのは大きなメリットである。

ただ、終盤に出して《轟く革命 レッドギラゾーン》革命チェンジする場合は他に適格なコマンドが存在しており、【青黒緑デッドダムド】系統なら終盤そこまでマナがタイトにならないので、これを使う必要性は生じづらい。

【青黒緑ハンデス】の場合は、《虹速 ザ・ヴェルデ》の4コストは重いため、《有象夢造》リアニメイトできるこちらにも手が伸びる。また、《SSS級天災 デッドダムド》を剥がしてから出たターンを過ぎると置物になる点も、《堕魔 ドゥポイズ》《有象夢造》バトルゾーン墓地→バトルゾーンと循環させれば問題ない。

ただ単にパワー4000以下のクリーチャーを除去したいだけであればこのクリーチャーをデッキに入れる必要性は皆無なため、現状では早期侵略も兼任させる以外に明確な採用理由を見出しづらい。とはいえ、それだけでも今後開拓が進むことに期待の持てるカードだろう。

環境において [編集]

登場早々DMEX-18期からオリジナルの【青黒緑ハンデス有象夢造】において、「《虹速 ザ・ヴェルデ》に代わる軽量マッハファイター」としての需要を得た。《有象夢造》リアニメイトできる侵略元というのが大きい。ただし、腐りやすいため2枚程度の採用とするなど枚数を押さえた採用がメインで、まるで《虹速 ザ・ヴェルデ》墳墓避けのような使い方をされる。

DMEX-18終期には一部で《裏斬隠 カクシ・レシピ》と同時採用して【我我我ブランド】対策を厚くした型の【青黒緑デッドダムド】も確認された。

同じ時期に、【青黒赤緑ヴァイカー】の基盤を維持しつつオリジナル版に構築し直した【青黒赤緑レッドギラゾーン】でも結果を残した。このデッキでは3ターン目に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》《天災 デドダム》を2体出しすることで出来上がった2マナでオマケのように召喚することもできる。また、肉弾戦に比較的弱いという【青黒赤緑ヴァイカー】時代の難点も、《SSS級天災 デッドダムド》に早期侵略することができるこのカードのおかげで解決されたと言える。

DMRP-22発売をきっかけに【青黒緑ハンデス有象夢造】が躍進すると、このカードの評価も急上昇。次第に3枚積む構築が増え、同時に《虹速 ザ・ヴェルデ》の方が採用枚数を1枚に抑えられるケースがテンプレ化。《秩序の意志》が環境に増え、封印からの復帰が低コストでできる手段としても重宝されるようになった。遅くともDM22-RP1期には4枚積みした構築の優勝が報告されるまでになった。

背景ストーリーにおいて [編集]

その他 [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 不死鳥編とは別の、どこかの世界線で展開されたストーリーにおいて、《エバード・ゼノム》に相当する役割を持っていたクリーチャー。「どこかの世界線」の具体例としては、少なくともDS世界が該当する。
[2] ソースDMEX-18発売に際して公式が諸YouTuberと提携して販促する企画の一環として、同チャンネルに公式からこれらの情報が提供された。