【バグ(まる)くんコントロール】 [編集]

【クリーチャーコントロール】《バグ丸くん》《オーバーキル・グレイブヤード》のコンボに特化させたデッキ。黒赤ないし青黒赤黒赤緑で組まれる。
比較的低予算のデッキとして知名度が高く、DMR-21期にデュエ祭で流行していた。

バグ丸くん C 闇/火文明 (2)
クリーチャー:ファンキー・ナイトメア 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引く。
オーバーキル・グレイブヤード UC 闇文明 (3)
D2フィールド
自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。(「スレイヤー」を持つクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

主要カード [編集]

《バグ丸くん》核。スレイヤーを付加して効果バトルを仕掛ける
《オーバーキル・グレイブヤード》核。コストの軽さが強み。自軍へのスレイヤー付与
《Dの魔城 ブリティッシュ・パビリオン》↑の強化版。
D2スイッチでサルベージ
《禁断U サベージ》主要パーツを墓地回収
《凶鬼03号 ガシャゴズラ》複数体のリアニメイトでアドを取り、《ザビ・ミラ》の種も用意。
自軍へのスレイヤー付与

候補クリーチャー [編集]

《葬送の守護者ドルルン》状況によっては1マナの確定除去に。
シチュエーションを選ぶが墓地肥やしもついている
《魔薬医 ヘモグロ》セルフハンデス、自己リアニメイト
《ポーク・ビーフ》ブロッカー。pigによるキャントリップも。
《グレイブヤード》とコストが被っているのが難点か
《暗黒鎧 ヘルミッション》pigアンタップ獣除去。
シールド・セイバー1ショットキルの妨害にも
《禁断X ナーグル》相手がブロックされなかった時、自身と相手を破壊。
《異端流し オニカマス》にも有効
《学校男》アンタッチャブル貫通の軽量除去
《堕魔 ドゥポイズ》
《解体人形ジェニー》定番ハンデス。クリーチャーなので墓地回収も有効
《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》
《機械を絡繰るケムリ》ターンの終わり墓地肥やしと条件付きドロー
ブロッカーなので《グレイブヤード》の恩恵を受けやすい
《暗黒鎧 ヴェイダー》
《凶鬼09号 ギャリベータ》ターンの終わり墓地肥やしドロー墓地召喚可能
《禁断V モードス》cip攻撃時ウィニーリアニメイト
《死神術士デスマーチ》進化速攻、バトル中4000以下を一方的に除去
《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》大型ハンデス。好みで選ぼう
《悪魔龍 ダークマスターズ》
《エミール・シオラン/怒髪の鎮魂打》
《ウソと盗みのエンターテイナー》色の合うコスト踏み倒しメタ
《ナグナグ・チュリス》5枚目以降の《バグ丸くん》。アドバンテージは少なめ
《光牙忍ハヤブサマル》定番ニンジャ・ストライク
《スキマ・デ・ミール/こちらにイラッシャ〜イ…!!》相手次第でハンデスも可能。自軍へのスレイヤー付与

水の候補クリーチャー [編集]

自然の候補クリーチャー [編集]

候補呪文・城 [編集]

《改造治療院》ハンデスと墓地回収を一度に行う
《超次元リバイヴ・ホール》汎用性、コストパフォーマンスの塊
《ドドンガ轟キャノン》汎用除去。スーパー・ボーナスも強力。手打ちも十分考慮の範囲内
《ブレイン・タッチ》定番ハンデス。呪文なので墓地回収が比較的困難
《伝説の秘法 超動》マナ基盤、ドロー、軽量除去。S・トリガー付き
《未来設計図》山札の上6枚からサーチ
《百鬼の邪王門》《ガシャゴズラ》をサーチしてカウンター
《サタン・キャッスル》《ガシャゴズラ》や《ザビミラ》を毎ターンリアニメイト

フィニッシャー候補 [編集]

《復活の祈祷師ザビ・ミラ》主流のフィニッシャー。《ヴォルグ》が居なくなっても現役
《龍覇 グレンモルト》の定番出張フィニッシャー
《ボルメテウス・蒼炎・ドラゴン》安全な勝ち筋。ブラックなど他のボルメテウスでも可
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》《蒼炎》と異なりSAアンブロッカブルは持たないが、
黒赤で運用できる上に上手くロックすればこれでも事足りる
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン GS》
《S級不死 デッドゾーン》の定番フィニッシャー。《モードス》からでも侵略可能

超次元ゾーン [編集]

《勝利のプリンプリン》相手にプリン効果を付与して足止め
《勝利のリュウセイ・カイザー》打点補強、疑似ランデス
《勝利のガイアール・カイザー》サイキック版の《バグ丸くん》、V覚醒リンク
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》除去持ちとして定番のサイキック
《激天下!シャチホコ・カイザー》上手くいけば毎ターン《バグ丸くん》で確定除去
《時空の賢者ランブル》《ベララー》と相性抜群
《超時空ストーム G・XX》サイキックによる1ショットキルフィニッシャー
《ヴォルグ・サンダー》《ザビ・ミラ》で出してフィニッシュ、現在はプレ殿

デッキの回し方 [編集]

基本的に《オーバーキル・グレイブヤード》が手札にあれば3ターン目にそれを展開するのはほぼ確定であり、後は除去やハンデス、スレイヤー化したブロッカーでのビートダウン抑止が中心である。頃合いを見て《凶鬼03号 ガシャゴズラ》でリアニメイトを行い、そうして出したクリーチャーを種にして《復活の祈祷師ザビ・ミラ》でフィニッシュするのがデフォルト。

バトルゾーンに《激天下!シャチホコ・カイザー》、墓地に《悪臭怪人ゴキーン》《学校男》があれば自分の山札を減らさないで毎ターン相手が今引きで出したクリーチャーを除去できる。

長所 [編集]

基本的に妨害がビートダウン全般に刺さるので、ハマれば速攻には刺さる。墓地利用のおかげで中盤以降の息切れも防げる。ハンデスもほぼ全てのデッキに刺さり、特にコントロールに対して強気に出ることができる。相手が場に何も並べてこないと《バグ丸くん》らが腐りかねないが、ハンデスや生贄役も用意されているので仕事は出来る。
《オーバーキル・グレイブヤード》D2フィールドなので、カード指定除去やD2フィールドによる貼り換えがなければ除去の恐れがない。クリーチャー中心で動けるので呪文メタにも強い。

新章デュエル・マスターズ環境では、【白緑メタリカ】【ジョーカーズ】など初動を場に残す必要のあるシステムクリーチャーに頼る上に構築も非スピードアタッカーが多めになっているデッキが少なくなく、運と相性が良ければ完全なロックを実現することも不可能ではない。

短所 [編集]

《凶鬼03号 ガシャゴズラ》を使うので墓地利用メタコスト踏み倒しメタには弱め。
除去力が高いと言ってもそれはあくまで軽量除去を《オーバーキル・グレイブヤード》で確定除去に変換しているだけであって、大量展開に対しては手に負えないことも少なくない。《異端流し オニカマス》は自然型でないと《学校男》程度でしか退かせない。

最悪の場合はスレイヤー化したブロッカー1ショットキル失敗時の保険としつつ、地道に並べたクリーチャーを打点として総攻撃を仕掛けるしかない。
妨害札と墓地回収などにデッキスペースの多くを割くことから、能動的かつまとまった量の墓地肥やしドローは苦手。そこにハンデスを受けたり速攻を仕掛けられたりすると非常に弱い。手札事故墓地リソースの不足によって何もできずに負けるというのが最大の弱点であろう。

環境において [編集]

それまで環境と縁がなく、ただ単に「店舗大会レベルでは強い低予算デッキ」程度の立ち位置でしかなかった。

しかしDMEX-18発売から1ヶ月近くが経過した頃のアドバンス環境で、【赤黒邪王門】折衷型がチャンピオンシップ優勝を果たした。といっても、デッキにはこれといった鬼タイム鬼エンド促進手段がなく、《「貪」の鬼 バクロ法師》などのビートダウン要員もこれといって採用されていない、完全なコントロールであった。また、超GRを採用しつつもGR召喚手段がない事実上のオリジナル仕様であった。

DMGP2022』Day2(アドバンス)ベスト128に【青黒赤邪王門】折衷型が残っていた。そちらは《有象夢造》《コオニ童子》《特攻人形ジェニー》リアニメイトしてのハンデスを駆使しつつ、頃合いを見て《BAKUOOON・ミッツァイル》を使ってのワンショットを行う型であった。リソース確保手段として他に《滅亡の起源 零無》を採用していた。

その他 [編集]

このデッキの最大のコンセプトは「安くて強い」という点である。そのため、贔屓目に見て9枚目以降の《凶鬼03号 ガシャゴズラ》と言わざるを得ない《暗黒皇女アンドゥ・トロワ》や時代に取り残された感のある《アクア・サーファー》などが、安ければストレージを漁ってタダ同然で手に入るという理由から採用されることすらある。

殿堂ルール改定前の話だが、《異端流し オニカマス》を退かすのが困難だと判断したら無視して【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】に切り替える手もあった。それも《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》によって無効化される事もあったが。

参考 [編集]