《神人類 ヨミ》 - デュエル・マスターズ Wiki

《神人類(しんじんるい) ヨミ》 [編集]

DMR-09で登場したビクトリーの無色ゴッド・ノヴァ/オラクル。

無色の中央G・リンク持ちとしては最も大きいコスト8であり、カード3枚でリンクしていれば一切自分のシールドをブレイクされなくなるという、サイズに相応しい強力なリンク時効果を持つ。
3体リンクしていてシールドが一枚でもあれば、相手はダイレクトアタックで勝てなくなる。当然相手はリンクを破壊しようとするが、3体リンクした際はパワーもコストも合計されるため、それらを参照する除去は粗方無効化でき、リンクが欠けたとしてもS・トリガーによりリンクが回復できる可能性もある。さらに《神の裏技ゴッド・ウォール》を唱えてしまえば、ほぼ確実に次の相手のターンは凌ぐ事が出来るといった具合に、総合的な防御力はかなり高い。
リンク時能力はシールドが0枚だと機能しなくなる弱点があるが、そこは同じゴッド・ノヴァの《双天右神クラフト・ヴェルク》や《黄泉秘伝トリプル・ZERO》等で上手くカバーしたい。

加えて、召喚された時には3枚までドローできる。リンク時効果によって時間を稼ぎつつ、確保した後続によって展開を有利に進める事が出来るだろう。

運用にあたっては、8コストと重いこのクリーチャーをいかに早く出しつつ3体リンクを完成させるかが鍵となる。定番の《プロジェクト・ゴッド》や《ゴッド・ゲート》の他、《妖精左神パールジャム》を何度もリンクさせる、《戦慄のプレリュード》を使うなど、考えられる手段は多岐に渡る。

しかし、ゴッド・ノヴァのデッキにおけるフィニッシャーとしては、非常に強力かつ汎用性の高い《無法神類 G・イズモ》＋《極限龍神ヘヴィ》がライバルとなる。あちらは3体リンクにより完全耐性を得つつ強制的な攻撃誘導を行うため、総合的な盤面干渉力は《神人類 ヨミ》を上回っている。
無論、タップせずともブレイクを防げたり、バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できる能力を無力化できるなど差別化できる点はあるので、デッキコンセプトを無色ゴッド・ノヴァに寄せるなどして独自性を保ちつつ運用したいところ。
ややオーバーキル気味だが両者を併用するというのも有りだろう。

• リンクが完成していれば、《海底鬼面城》や《ローズ・キャッスル》のようなシールド身代わり効果のない城も安定して使うことができる。皮肉な事に、背景ストーリーでは敵対するアウトレイジのシールド・ゴー持ちも守る事ができ、そこそこ相性が良い。

• ブレイクを封じるので《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》のようなシールド焼却能力は未然に防げる。が、《ティラノ・リンク・ノヴァ》や《CRYMAX ジャオウガ》のようにシールドを直接手札や墓地へ送る能力は無力化できない。

• 3枚でリンクしている時にシールドが残っていてもプレイヤーを攻撃をすることは可能。「相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時〜」の能力の誘発をかえって促してしまう危険性もある。

• 由来は日本神話における死者の世界「黄泉」。

• 設定上ではオラクルの最上位とされ、ゴッド・ノヴァに魂を吹き込んだことで「神人類」と呼ばれるようになったとされる。
  • オラクルの最上位でありながら位階を持たないのは、自身が信者ではなく神であるからだろう。

• 今までのビクトリーとは違い、赤色で加工されている。シークレットカードには、金色、緑色、紫色で加工されているものが存在し、全種類集めるのにはかなりの苦労を要する。

• アニメ「ビクトリーV3」ではヨミが勝太戦で使用。自身の事を「全能なる神」と称した。第9話では単体での登場で、手札補充を行ったのみであった。
  第13話では《戦慄のプレリュード》でコスト軽減されて出され、すでに出ていた《爆裂右神ストロークス》と《妖精左神パールジャム》で中央G・リンクした。最終的には、《悪魔右神ダフトパンク》と《聖霊左神ジャスティス》と中央G・リンクした。

• 漫画「ビクトリー」においては、カツドンを探す宇宙人として登場。北九州弁で話す。勝太とカツドンを賭けてデュエルするも敗北。レイジクリスタルの力で乗ってきたUFOを巨大カレーパンに変えられてしまい、捨て台詞を残して退散した。

• 漫画「Duel Mastrs Rev.」にて、黒澤恵里の弟、世観として登場。PREVO実験の最高傑作として、ゴッドを操る力「神人類」を得たが、その強大な力を恐れた父親に能力と魂をカードとしてブラック・ボックスに封印されていた。PREVO以外を旧人類とみなし、彼らを滅ぼして神人類の世界を築くべく、封印を解いた白鳥 愛実に憑依した。豪華客船での敗北後は黒澤世観本人として復活し、虹矢 未来に再度デュエマを挑む。

• 伊原しげかつ氏の背景ストーリー漫画「ストーリー・オブ・デュエル・マスターズ」では《イズモ》が倒された後に遅れて登場。彼を倒した《紅き血の テスタ・ロッサ》を捕まえてヨダレを垂らしながら「ミンチにするか犬のエサにするか」という《百万超邪 クロスファイア》ですらドン引きするサディストな一面が垣間見えた。また、頭髪に隠れた左目には見た者を金縛りにさせる《支配のオラクルジュエル》が埋め込まれている。これは後にイズモに引き継がせる予定だったらしい。

• 背景ストーリーでのヨミは、《神の裏技ゴッド・ウォール》では、アウトレイジの攻撃からオラクルの信者を身を盾にして守っていたり、《闇噛のファミリア ミョウガ》のフレーバーテキストでは自身に足りなかった物に最後の瞬間に気が付いたりと、これまでの背景ストーリーでの敵対勢力の長としては珍しく残虐的な描き方はされていない。
  • リンク時の能力は、オラクル信者を守ろうとするようなヨミの慈悲深い精神性が反映された物と言えるだろう。また、オラクルが至高神として崇める《「無情」の極 シャングリラ》の能力とも類似する。あちらは攻撃そのものも封殺できる事から、ゼニスの力がどれほど強大かがよく分かるだろう。こちらの勝る点はタップしなくて良い点と攻撃によらないブレイクを防げる点がある。

• アニメや漫画、そして背景ストーリーでのヨミはどれも性格などの描写が異なっている。ここまで描かれ方が異なっているクリーチャーも珍しい。

リンク対象 [編集]

• 右G・リンク、右G・リンクOMG

  +

  一覧

  《双天右神クラフト・ヴェルク》 《右神のイザナイ ゾロスター》 《封魔右神グラストンベリー》 《悪魔右機 フリル》 《悪魔右神ダフトパンク》 《悪魔右神メタモルフォーゼ》 《戦攻右神マッシヴ・アタック》 《極限右神 オメガ》 《極限右神ダフトパンク・アライブ》 《極限超絶神ゼン》 《極限龍神メタル》 《爆裂右神ストロークス》 《真滅右神ジーザス・メリーチェーン》 《真滅右神ブラー》 《真滅右神ラウドパーク》 《邪帝右神 ブロック・パーティー》 《邪眼右神ニューオーダー》 《霊騎右神ニルヴァーナ》 《霊騎右神ワイアード》 《魔天聖邪ビッグディアウト》

• 左G・リンク、左G・リンクOMG

  +

  一覧

  《光器左神サマソニア》 《光器左神ラブパレード》 《光姫左神ブラッディ・バレンタイン》 《双魔左機 ミルク》 《双魔左神ディーヴォ》 《堕天左神エレクトラグライド》 《夢幻左神スクエア・プッシャー》 《妖精左神パールジャム》 《封魔左神リバティーンズ》 《左神人類 ヨミ》 《極大左神 マックス》 《極限左神クロス・ジャスティス》 《極限究極神アク》 《極限邪神M・ロマノフ》 《極限龍神ヘヴィ》 《精霊聖邪ライジング・サン》 《紫電左神ヴィタリック》 《聖霊左機 コットン》 《聖霊左神ジャスティス》 《邪妃左神 バンバーシュート》 《霊騎左神ロラパルーザ》 《龍機左神オアシス》

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-20で実装。

オラクルとオラクリオンに対応するシンパシーを得た。
召喚時のみだった任意ドロー効果は踏み倒しでも引けるようになったが、引く場合は3枚固定になった。
また、シールドをブレイクされない能力は3体でのリンク中かつタップ状態でのみ発動と条件が厳しくなった。

リンク中の扱いとしては《神人類 ○○》と名付けられた1体のクリーチャーになる。（この処理は公式Q&Aから推測でき、実際にゲーム中の情報表示でも確認できる。）また、本来ならW・ブレイカーとパワード・ブレイカーの2つの「ブレイカー」能力を持つはずでも、内部的にはW・ブレイカーが抜け落ちており、パワー6000未満になると攻撃でシールドを1つしかブレイクできない。

それぞれの召喚先が優秀な効果を持っているが、リンクする場所の都合で両立できない組み合わせもあるので注意。例えばコスト6以下のリアニメイトと3000火力の2体選択はどちらも右側なので両立できない。

• 《神聖斬 アシッド》と《策士のイザナイ ゾロスター》の能力範囲が拡大し、それらでのコスト踏み倒しが可能になったことは間接的な強化点である。
  • それ以上に《インガ・ルピア》のコスト軽減が1から2に上昇しているのが運用面で大きい。シンパシー込みで8から3軽減された5マナで召喚できる。

リンク中の特性 [編集]

環境において [編集]

• DMPP-20環境では、専用デッキでは早期踏み倒しや軽減召喚、非専用デッキではドロー保証かつバトルゾーンでスタンバイできる行動として使われた。いずれにせよNew Divisionでは《リバティーンズ》の面が《光器パーフェクト・マドンナ》を除去できる貴重なカードであることも採用理由になっているだろう。
  • 専用デッキの【オラクル】は、小型オラクルを使ったシンパシー、《聖邪のインガ スパイス・クィーンズ》、《インガ・ルピア》、《策士のイザナイ ゾロスター》、《神聖斬 アシッド》のいずれかあるいはそれらの複合を用いる。
  • 非専用デッキでは、【カイザー「刃鬼」】系統や【トリガーミケランジェロ】などにサブフィニッシャーとして銀の弾丸的に1〜2枚採用されるケースがあった。普通に8マナ召喚することもあれば、《母なる大地》経由で登場させることもできる。

• 2023年6月28日メンテナンス後は、《お目覚めメイ様》の弱体化により《神聖斬 アシッド》や《母なる大地》などとの運用が弱体化されたものの、マナチャージ・除去・ハンデスで一度マナゾーンや墓地に行ってしまった《神人類 ヨミ》を6マナ呪文詠唱で再利用できる《大地と永遠の神門》を獲得した。

• DMPP-21以降の【オラクル】は、光臨を活用し、手札ではなくバトルゾーンからリソースを稼ぐようになった。シンパシーで軽量化できるシナジーがあるとはいえ、正直なところ光臨展開で相手の制圧を完了させてから光臨非対応オラクルが3ドローできても蛇足であることが否めないため採用は見られなくなった。
  非専用デッキのグッドスタッフでの採用も、マナチャージで色を発生でき、即座に《ドンドン吸い込むナウ》など、3体ロックで完璧な呪文ロックできる《無法神類 G・イズモ》のほうが適性があった。

• 《神人類 ヨミ》を使うデッキの運用上で準必須カードであった《透明妖精リリン》と《インガ・ルピア》だが、DMPP-23をもってそれらを蹴散らす《超次元リュウセイ・ホール》がNew Divisionからいなくなったため、かなり使い勝手が改善された。
  2ターン目《リリン》(※自然抜きの場合)→3ターン目《インガ》→4ターン目《ヨミ》と動くのが鉄板で、《インガ》が生き残っていれば5ターン目に3体リンク状態まで到達でき、3枚ドローで引き込んだ《神の裏技ゴッド・ウォール》で除去もできないシールドブレイクもさせないという「ほぼ敗北回避[1]」から雑に詰めるのが強力。

その他 [編集]

• フレーバーテキストがDMR-09版の《イズモ》と全く同じである。

関連カード [編集]

• 《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》
• 《左神人類 ヨミ》
• 《神人類 イズモ》
• 《機械神類 ヨミ》

• 《聖霊左神ジャスティス》
• 《悪魔右神ダフトパンク》

• このクリーチャーが描かれているカード
  • 《黄泉秘伝トリプル・ZERO》
  • 《神の裏技ゴッド・ウォール》
  • 《神の試練》
  • 《ヨミとイズモの計画》

フレーバーテキスト [編集]

• DMPP-20、DMPS-11
  オラクルの最上位であるヨミは、ゴッド・ノヴァに魂を吹き込み、神人類と呼ばれるようになった。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

• illus.kawasumi
  • DMR-09 「エピソード3 レイジVSゴッド」（V1/V2）
• illus.アートアンフ
  • DMART-13 「神アート デュエマ×デュエプレ」（1/6）

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

• CV:閻子丹
• illus.kawasumi
  • DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨-」
  • DMPS-11 「ザ・ゴッド・サンクチュアリ」

参考 [編集]

• ゴッド・ノヴァ
• オラクル
• 召喚
• cip
• ドロー
• T・ブレイカー
• 中央G・リンク
• リンク
• シールド
• ブレイク
• ビクトリー
• シークレットカード
• ヨミ

• 【オラクル】 (デュエプレ)