《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン・ネクサス》 [編集]

ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン・ネクサス SR 光/水/闇/火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 9500
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置く。それがすべて異なる名前なら、その中からコスト7以下のカードを1枚、コストを支払わずに実行してもよい。こうして実行しなければ、その中からカードを1枚、自分の手札に戻してもよい。
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。

DM26-BD1?で登場したアーマード・ドラゴン。

ボルメテウス伝統のシールド焼却能力に加え、墓地肥やしと変則的な踏み倒し(または墓地回収)を内包したcipを持つ。

常在型能力のブレイク置換効果(焼却)については、4色という重い文明構成であるにもかかわらず、自身がスピードアタッカーやジャストダイバーといった「自己完結で攻撃を通すための能力」を持たない点がネックとなる。

純粋なシールド焼却要員として見た場合、自己軽減効果を持つ《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》や《ネオ・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》に一歩及ばないケースがほとんど。しかし、受けられるサポートの違いによって、本カードが最適解となるデッキも存在するだろう。

+  例

とはいえ、基本的にはcipによるアドバンテージを主軸に据えたい。
めくれたカードから《ロスト・Re:ソウル》や《英知と追撃の宝剣》といったコントロール札にアクセスできれば、召喚酔いしているこのクリーチャーを相手が対処できない状況を作り出せる。なお、単に召喚酔いをケアするだけでは、構築を縛る割に《ドリーム・ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》などの劣化になりかねないため、《魔誕の猛将ダイダロス》のように「+α」でシナジーを形成できるカードと組み合わせたい。

cipの成功条件は、山札の上から4枚のカード名がすべて異なること。この際、めくれた中にコスト8以上のカードが含まれていても、名前さえ被っていなければ能力自体は不発にならない(踏み倒し対象に選べないだけである)。
ただし、4枚すべてを事前にコントロールするのは容易ではなく、《ブレイン・ストーム》や《魂の呼び声》を使ってもトップをすべて固定することはできない。また、事前のコンボで4枚を仕込む手間をかけたとしてもコスト7以下の制限があるため、自分の山札の上4枚からコストの上限なく1枚踏み倒しを引き起こす《ミラクルとミステリーの扉》を超えるようなロマンあるリターンは得られない。
山上4枚を自力で調整することは考えず、《ミラクルとミステリーの扉》の使い方と同様に「下準備なしでトップから最大値を発揮できるデッキ」、すなわちハイランダー(あるいは準ハイランダー)での運用が主軸となる。後述の通り、確率的には準ハイランダーでも十分な成功率を確保できるため、純正ハイランダーにこだわらない限りは2〜3枚積みを交えた構築になるだろう。

万が一コスト8以上のカードしかめくれなかった場合でも、墓地回収効果側にはコスト制限がないため、専用構築であれば「何も起きない」という最悪の事態は回避できる。なお、同名カードがめくれて完全失敗した場合の裁定(条件を満たさなかった場合に墓地回収ができるか)は現状不明だが、もし「失敗しても回収は可能」という裁定であれば、最低限のサーチ+墓地肥やしとして機能する。
しかし、こうなった際はコスト論的に3マナ相当(《プライマル・スクリーム》[1]等と同等)の挙動にとどまり、手札に戻したカードをそのターン中使えないならコスト7のカードに見合わない大幅なテンポロスを強いられる。一応、後続を手札に引き込む保険にはなるが、これらはあくまで失敗時の副産物である。本カードのバリューを最大限活かすためにも、やはり事前のデッキ構築段階で可能な限り成功率は高めておきたい。

+  主な早出し方法

踏み倒しは「コスト7以下」であればカードタイプを問わない。クリーチャーや呪文はもちろん、タマシードやフィールドなど、あらゆるカードをコストを支払わずに使用できる。
踏み倒し候補は多岐にわたるが、特筆すべきは《ブレイン・スラッシュ》。
《ネクサス》は水と闇の文明を持つため、《ブレイン・スラッシュ》の両方の効果(ドロー&蘇生)をフルに活用できる。《ネクサス》の墓地肥やしと《ブレイン・スラッシュ》のドローが合わさることで、山札の上7枚・墓地・手札という広大な領域から好きなコスト8以下のクリーチャーを展開できるようになり、選択肢が劇的に広がる。また、《ブレイン・スラッシュ》自体は墓地に残るため、《ネクサス》→《ブレイン・スラッシュ》→《龍風混成 ザーディクリカ》→《ブレイン・スラッシュ》……といった、【ブレスラチェイン】に近い挙動も狙える。
呪文の踏み倒し要員としては《龍風混成 ザーディクリカ》や《ソーシャル・マニフェストII世》、《邪眼教皇ロマノフII世》など多くのライバルが存在するが、それらのカードと違って「事前のフィールドや墓地など下準備なしで機能し連鎖も狙える」点が《ネクサス》の強みである(ただし、デッキ構築の段階でハイランダー気味にするという『試合前の下準備』が必要な点には注意したい)。

主な踏み倒し候補は以下の通り。

+  踏み倒し先の呪文
+  踏み倒し先のクリーチャー

このように踏み倒し先が広い分、踏み倒し先とのコンボは多い。しかし《ネクサス》を特定のカードの射出装置として採用する場合、射出先を絞る《ネクサス》の構築方針と再現性の確保をどう両立するかが課題となる。本来4枚積めるカードを1〜2枚に抑える構築では、《ネクサス》を採用しても狙ったカードを射出できるとは限らない。

「コスト7のカードを経由してコストX以下のカードを踏み倒す」という構造自体は、有名なもので《龍風混成 ザーディクリカ》(7以下呪文アクセス)や《邪眼教皇ロマノフII世》《聖霊左神ジャスティス》(6以下呪文アクセス)と一致していても、前者は公開領域から呪文を、後者は必要カードをフル投入したデッキで山上5枚の範囲から呪文を唱えるという特徴込みで既存のアーキタイプに組み込まれており、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン・ネクサス》はそれらの構築論が流用できないという点も難しさがある。

そのあたりは、別名の類似効果を持つカードを併用することで動きの再現性を高めたり、効果の失敗率が上がることを許容して上記の《ブレイン・スラッシュ》の様な一部の強力な射出先のみ3〜4枚採用したり、cipを再使用できるカードを多めにして狙ったカードを射出できるまでcipの再使用を狙うなど、様々な方法はある。
このあたりのバランス調整は、デッキビルダーの腕の見せ所だろう。

  • このクリーチャー自身は2枚までなら採用しても失敗のリスクが無い。例外としてcipの発動前にデッキバウンスされた場合、盤面に出て戻された《ネクサス》と元から山札にあった《ネクサス》でダブりが発生する可能性がある。
  • 準ハイランダーの構築の目安として、完全ハイランダー(すべて1枚ずつ)の状態からカードの枚数を増やすと、1種類ごとに以下の割合で成功率が低下していく。
     • 2枚積みが1種類増えるごと:約0.81% 減
     • 3枚積みが1種類増えるごと:約2.3% 減
     • 4枚積みが1種類増えるごと:約4.4% 減
    実際のゲーム中では、引いたカードによって山札の状況が変化するため数値は前後するが、「どこまで失敗を許容するか」の重要なラインとなる。特に2枚積みは確率への影響が非常に小さいため、動きの安定化のために最も許容しやすい選択肢と言える。
    参考として、構築パターンごとの成功率目安が下記となる(※《ネクサス》が1枚場に出ている状態)
     • すべて2枚積み(20種):約84.8%
     • すべて3枚積み(13種+余り1):約71.9%
     • すべて4枚積み(10種):約58.8%

ルール [編集]

墓地肥やしで同じ名前のカードが含まれていた場合の処理は不明。

  • 「こうして実行しなければ」が「そうしなければ」や「前の文が条件を指定していたその後」と類似だとするなら、それがすべて異なる名前でコスト7以下のカードを1枚実行扱いで踏み倒しする権利があった場合のみ、そうせず墓地回収の処理を選択する権利が得られることになる。
  • 「こうして実行しなければ」が「残り」や「《野望の決闘》の処理」と類似だとするなら、単にカードを実行したか否かだけを観測して墓地回収をする権利を得られることになる。
    • 参考:《五輪の求道者 清永》で失敗時にも3ブーストに移行する。直前に条件が入っているからといって、必ずしもその条件を達成しなければすべてが不発になるという裁定ではない。

その他 [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM26-BD1?(?/?)
    ボルメテウスはすべての中心にいる。
  • DM26-BD1?(㊙1/㊙1)
    気高き怒りに触れる者、百万回死んでもおかしくない。
  • DM26-BD1?(?/?)
    伝説は、いつまでも語り継がれるから伝説なのだ。

収録セット [編集]

  • illus.Shishizaru
    • DM26-BD1 「ドリーム英雄譚デッキ ボルメテウスの書」?(?/?)(?/?)
  • illusKIRITADA
    • DM26-BD1 「ドリーム英雄譚デッキ ボルメテウスの書」?(㊙1/㊙1)

参考 [編集]


[1] そちらは墓地肥やしする前から墓地にあったカードも回収できるが、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン・ネクサス》は墓地肥やしした4枚からしか回収できないため、《斬札ウィン&ジャシン》のほうが近いかもしれない。