《「戦鬼(せんき)」の頂天(ちょうてん) ベートーベン》 [編集]

「戦鬼」の頂天 ベートーベン SR 自然文明 (13)
クリーチャー:ゼニス・セレス 19000
水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
マッハファイター
Q・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、好きな数のクリーチャーを相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを裏向きにして、マナゾーンに置く。
このクリーチャーがタップしていれば、相手のクリーチャーは自分を攻撃できない。
エターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)

DM23-EX3で登場した自然ゼニス・セレス

水晶ソウル3とマッハファイターQ・ブレイカーエターナル・Κを持つ。
召喚限定cipは山札の上3枚を見てクリーチャーを好きなだけ回収し、残りを水晶マナにする能力。また、このカードがタップ状態の時、プレイヤーを対象にした攻撃を出来なくさせる攻撃ロックを持つ。

ゼニス・セレスの中でも特に重い13コストが目を引くが、《「呪怨」の頂天 サスペンス》と召喚難度はそう変わらない。
4ターン目までに「水晶マナ×3と緑を含んだマナ×4」or「水晶マナ×4と緑マナ×1」さえあれば召喚できる。
前者は《「この私のために華を咲かすのだ!」》の水晶マナ1ブースト+《シャングリラ・クリスタル》または《「これは命懸けのデュエルなのです」》の水晶マナ2ブーストで、後者なら《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》の水晶マナ化2回と《シャングリラ・クリスタル》で4ターン目には召喚コストが揃う。
比較として、前者なら3〜4ターン目に《水晶設計図》を使う余裕があり《ベートーベン》を回収しやすい他、単純にマナの総数が多い。
後者はマナの枚数こそ少ないが《タブラサ・チャンタラム》のDスイッチでの上振れに期待できる。また、ベートーベンを召喚しても1マナ余る為、それが緑マナだった場合《ベートーベン》のサーチとも合わせて2体目《ベートーベン》の着地も狙える。
他のゼニス・セレスと異なり、《奪取のクリス アラカン》だと軽減幅が足りず召喚できない。

召喚限定cipはデッキトップ3枚を確認し、クリーチャーを好きなだけ手札に加えた後残りを水晶マナにする、水晶マナ《剛撃古龍テラネスク》と言える能力。
水晶ソウルにより実質コストは5〜7程度で出せるのでコスト帯も近い。
単純に3マナブーストにした場合、エターナル・Κによる耐性が1回分増える計算になる。自身を召喚する際には大抵の場合水晶マナは3枚以上ある可能性が高いので、2回分の耐性を持つことになる。除去耐性が増えるのは後述の疑似攻撃誘導と相性が良く、次のターン以降のゼニス・セレス召喚の布石にもなる。
特に《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》はこの水晶マナブーストにより水晶マナ5枚をほぼ達成できるので次のターンを待たずG・ゼロで展開出来る。

仮に全てを回収に回したとしても、このクリーチャーを召喚できるマナゾーンが整っているということは、《クリス=タブラ=ラーサ》以外のゼニス・セレスを召喚できるという状況と等しく、次のターンにほぼ確実に後続のゼニス・セレスを呼び出せる。

《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》Dスイッチとも相性が良く、回収したゼニス・セレスを同ターン中に並べることが出来る。

このクリーチャーがタップしている場合、プレイヤー対象の攻撃を禁止する効果は、自身が耐性を持っていることと合わせて《零獄接続王 ロマノグリラ0世》に近い。
エターナル・Κによる耐性は自身のcipで回数を増やせ、EXライフと異なり再補充する手段もあるため、硬さは《ロマノグリラ》以上と言える。
一見すると《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》だけではフィニッシャーには見えないが、運用上2回程度エターナル・Κが狙えるため、3回除去を浴びせないと退かせないリーサルロックとして使える。《ロマノグリラ0世》より場から剥がされづらいため、特定の相手には単騎で十分エンドカードとなる素質を持っている。

《「戦慄」の頂 ベートーベン》とは違い、能動的なタップはマッハファイターに依存しているため速攻メタ攻撃ロックが1ターン遅れてしまうのには注意。また、攻撃誘導ではないのでアビスラッシュなども防げる一方、他の味方クリーチャーへの攻撃は守れず一長一短。

攻撃ロックによって自身が蓋になる殴り手である《「無情」の極 シャングリラ》と共通で、《逆転王女プリン》で強引にアンタップされる・プリン効果で能動的なタップをできなくされる・封印すると直接的な除去以外で対策もできるため、力押しで殴らず後続のゼニス・セレスが着地するまでの中継ぎとして切り替えるのも良い。

ルール [編集]

  • 4つ目の能力のcipは「召喚によって出た時」限定であるため、《ベートーベン・キューブ》をはじめとするほとんどのコスト踏み倒しでは使用できない。《クリスタル・ドゥーム》などの「コストを支払わずに召喚する」カードであれば、cipを使うことができる。
  • 5つ目の相手のクリーチャーの攻撃を制限させる能力は、攻撃クリーチャー指定ステップでの攻撃宣言をできなくする能力である。相手クリーチャーが攻撃宣言した後にこのクリーチャーがタップされても、既に攻撃宣言済みのため、相手クリーチャーの攻撃は継続される。

コスト軽減早見表 [編集]

使用カード実質コスト支払い
《奪取のクリス アラカン》13-2=11[水晶(4)]と[自然(1)]の5枚 ※通常と変化なし
[水晶(3)]と[自然(2)]の5枚
《流星のガイアッシュ・カイザー》13-4=9[水晶(3)]と[自然(1)]の4枚
[水晶(2)]と[自然(3)]の5枚

環境において [編集]

登場早々、【黒緑ゼニス・セレス】での上位入賞が報告された。
【緑零ゼニス・セレス】に変化しても変わらずフィニッシャーとして採用されている。
《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》を獲得した事で水晶マナブーストがそのG・ゼロ達成の助けになる点が【緑零】において評価され、《偽りの名 ワスプメリサ》を減らして《ベートーベン》を4枚積みするレシピが主流。

サイクル [編集]

DM23-EX3スーパーレアゼニス・セレスサイクル。全て水晶ソウル3とエターナル・Κを持ち、エピソード2に登場したゼニスを元ネタとする。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]