邪杯と魔術の決断(パーフェクト・カースマインド) [編集]

邪杯と魔術の決断 VR 水/闇文明 (5)
呪文
このターン中に、カードがいずれかのプレイヤーの墓地に置かれていたら、この呪文を唱えるコストを2少なくする。
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、自分の墓地にあるカード1枚につき、そのクリーチャーのパワーを-1000する。
▶コスト4以下のタマシードを1枚、自分の墓地から出す。

DM22-RP1で登場した/呪文

ターン中、どんな方法であれカードがどちらかの墓地に置かれていたら自己コスト軽減が発動するパーフェクト呪文

墓地肥やし破壊捨てる捨てさせる唱えた後の呪文を墓地に置く、など様々なアクションの後に3マナで唱えられる。《ア・ストラ・センサー》《♪面白き こともなき墓地を 面白く》と相性が良い。

3ターン目に3マナで唱えるには、メインステップまでにマナを消費せずにカードを墓地に置く工夫が必要になる。
2ターン目に《十・二・神・騎》ギャラクシールドで置いておいたり、3ターン目に《暗黒鎧 ザロスト》を起動したり、《人形の裏技ペット・パペット》などのG・ゼロ呪文を使ったりが考えられる。

5マナ溜まってしまえば、コスト2のハンデス《天災 デドダム》と組み合わせて簡単にコスト3呪文として扱えるだろう。

《絶望と反魂と滅殺の決断》と異なり除去テキスト踏み倒しのテキストより上にあるため、コスト踏み倒しメタ墓地利用メタを破壊してから踏み倒すことができる。
《深淵の支配者 ジャシン》はコスト4以下のタマシード/クリーチャーのため《邪杯と魔術の決断》でも出せ、自分のターン開始時に1枚墓地肥やしして自動で《邪杯と魔術の決断》を軽減してくれるので相性が良い。墓地の枚数が多ければパワー低下の射程も広がっていく。
また、《シラズ死鬼の封》をリアニメイトすることで実質《絶望と反魂と滅殺の決断》のような使い勝手となる。

3種類のモードの組み合わせは以下の通り。

①+① [編集]

累計4ドロー2ディスカード。疑似《魔弾ロマノフ・タイフーン》な手札の総量を増やせる手札交換となる。

ただし1度2枚引いてその時点で1枚捨て、もう1度2枚引いて1枚捨てるので、山札の上から3,4枚目にあったカードは2度目にしか捨てることはできない。

①+② [編集]

《エマージェンシー・タイフーン》の効果後に《虚∞龍 ゲンムエンペラー》シンカパワー効果。

《龍装鬼 オブザ08号》とは違いカードタイプ不問でカウントできる。
パワー低下効果を発動する時点で、手札交換時に捨てた1枚を数えることができるので《魔弾ルナンド・ストライク》が一番近いか。
除去しつつ手札も整えられるのは《デモンズ・ライト》も彷彿させる。

①+③ [編集]

《エマージェンシー・タイフーン》の効果後にコスト4以下のタマシードリアニメイト
差し引き手札消耗なしにバトルゾーンにコスト4以下のタマシードを出せる。疑似的に手札から捨てたタマシードや元から墓地にあったタマシードにキャントリップ(実際には墓地肥やしのオマケ付き)付与のようなアドバンテージとなる。

踏み倒しは墓地からだが、手札交換の最中に踏み倒し先を捨てることで、実質手札にあるタマシードでも着地可能。

博打になるが、手札にも墓地にもタマシードがない状態でも、手札交換で墓地に落とせる可能性がある。

②+② [編集]

相手獣1体を自分の墓地のカード1枚につき-2000のパワー低下、もしくは2体選んでそれぞれに枚数×(-1000)。

②+③ [編集]

パワー低下後にリアニメイト

除去のモードが踏み倒しのモードより上にあるため、コスト踏み倒しメタ墓地利用メタを破壊してから踏み倒すという器用なこともできる。
《若き大長老 アプル》はパワー3000なので、②+③パターン使用時は《邪杯と魔術の決断》を唱える前に3枚以上墓地肥やししておくのはスタートラインとなる。

③+③ [編集]

2枚リアニメイト。

シビルカウントや擬似シビルカウントの補助に優れる。
《ブレイン・コンチェルト》も相性が良い。

環境において [編集]

【青黒緑ハンデス有象夢造】で終盤に《深淵の支配者 ジャシン》をリアニメイトするために1枚積みされる。

【青黒タマシードハンデス】でも使われ、こちらでは4枚積みが多い。

ルール [編集]

  • 先に選択肢から2回選んでからそれぞれの効果を上の行に書かれたものから優先して実行していく。具体的には1つ目の選択肢で引いたカードを見てから2回目を判断することはできない。
    • 予め1つ目と3つ目を選んでおき、1つ目の効果処理により引いて捨てることで新たに墓地に確保できたタマシードを、3つ目の効果処理の際に出しても良い。同様に1つ目で自分の墓地にあるカードの枚数が増えれば、2つ目のパワー低下はその枚数で計算される。

サイクル [編集]

DMRP-22以降に登場した多色パーフェクト呪文サイクル。自己コスト軽減またはコスト踏み倒し能力を持つ。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.相手の《龍世界 ドラゴ大王》がバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地から「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを召喚しました。バトルゾーンに出る際に墓地に残りますが、自分が《邪杯と魔術の決断》を唱えるコストは2少なくなりますか?
類似例:《ナーガの海黒環》の「各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時」の能力
A.いいえ、唱えるコストは少なくなりません。保留状態になったカードが再度同じゾーンに置かれても、そのカードはそのゾーンに置かれたことにはなりません。

+  総合ルール 409.2a

引用元(2022.9.16)

Q.相手の《若き大長老 アプル》がバトルゾーンにいる状況で、自分は墓地から「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを召喚しました。バトルゾーンに出る際に墓地に残りますが、自分が《邪杯と魔術の決断》を唱えるコストは2少なくなりますか?
類似例:《ナーガの海黒環》の「各ターン、はじめてカードが自分の墓地から離れた時」の能力
A.いいえ、唱えるコストは少なくなりません。保留状態になったカードはゾーンを移動していません。保留状態になってから移動せずに墓地にとどまっているので、カードが離れたことにはならず、墓地に置かれたことにもなりません。

+  総合ルール 409.1.

引用元(2022.9.16)