【白青黒超次元】 (デュエプレ) [編集]
概要 [編集]
TCG版から存在する【超次元コントロール】の代表格である、光・水・闇の3文明で構築されたデッキ。タッチで火が採用される場合もある。
サイキック・クリーチャーが実装されたDMPP-13から登場した。
TCG版と同様に【ドロマー超次元】、【白青黒(ドロマー)ハンデス】などとも呼ばれる。
基本的な構築・戦術はTCG版における覚醒編の【白青黒超次元】とほぼ同じだが、ハンデスカードの使い勝手が悪くなっており、序盤からハンデスによるロックは仕掛け難くなっているほか、バウンスカードも同様に弱体化しているため対超次元系デッキの相性関係が悪化傾向にある。
一方で、覚醒条件が変更された《時空の尖塔ルナ・アレグル》がサイキック・クリーチャーの選択肢の一つに加わっており、フィニッシャーの1枚として活躍している。
王機聖者ミル・アーマ R 光/水文明 (3) |
クリーチャー:グレートメカオー/イニシエート 3000 |
ブロッカー |
自分の呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。 |
時空の尖塔ルナ・アレグル PS 水文明 (7) |
サイキック・クリーチャー:サイバー・ムーン 5000 |
自分のターン終了時、カードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。 |
覚醒:自分のターン開始時、自分の墓地に呪文が6枚以上あれば、自分の墓地からすべての呪文を山札に戻してシャッフルする。その後、このクリーチャーを《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》のほうに裏返す。 |
覚醒後⇒《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》 |
主要カード [編集]
クリーチャー [編集]
呪文 [編集]
サイキック・クリーチャー [編集]
超次元呪文 [編集]
その他の候補カード [編集]
このデッキの回し方 [編集]
《王機聖者ミル・アーマ》や《氷牙フランツI世》を召喚して最速で《雷電の覚醒者グレート・チャクラ》を覚醒させてビートダウンを仕掛けたり、
《シークレット・クロックタワー》や《天雷の導士アヴァラルド公》でデッキボトムを確定して《時空の賢者ランブル》を覚醒、その後はタップキルやハンデス呪文などで牽制してコントロールする基本戦術はTCG版から変わらない。
TCG版と異なるのは、覚醒条件が変わった《時空の尖塔ルナ・アレグル》の存在である。
序盤に唱えた呪文で《ルナ・アレグル》の覚醒条件を満たせるので、《ゴースト・タッチ》などを序盤から積極的に多用して中盤に《ルナ・アレグル》を安全に覚醒させる戦術も可能となった。
《要塞の覚醒者ルナ・アレグリア》への覚醒と《王機聖者ミル・アーマ》の確保ができれば、手札の確保には困らなくなるだろう。盤面ではやりたい放題となる。
《ゴースト・タッチ》はセルフハンデスとなったので、相手に《翔竜提督ザークピッチ》や《蒼狼提督・M・ジェスティ》の利用を許してしまう。
特に《蒼狼提督・M・ジェスティ》は呪文に対するコスト加重効果を持つため、【エンペラー・キリコ】に《ゴースト・タッチ》を迂闊に唱えるべきではない。
長所 [編集]
豊富なドローソース、除去、ハンデスを有するので長期戦には強い。
相手に応じてサイキック・クリーチャーを使い分けられるので柔軟な戦い方ができる。
短所 [編集]
呪文に頼りきりなので《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》や《悪魔神王バルカディアス》などの呪文メタには弱い。
《王機聖者ミル・アーマ》や《氷牙フランツI世》の呪文コスト軽減役に依存しやすいので、ここを狙われると動きが鈍る。
ハンデスで相手の動きを妨害したとしても、《超天星バルガライゾウ》などのデッキトップ次第で形勢が逆転しうるデッキ相手にはどうしても不安が残る。
デッキの変遷 [編集]
DMPP-13期の実装当初、デュエプレ内のハンデスカードの使い勝手が若干悪いことからハンデスを主体とした【超次元コントロール】は使用率の低いデッキであった。
中盤以降は、《時空の尖塔ルナ・アレグル》と《シークレット・クロックタワー》や《ゴースト・タッチ》などの低コスト呪文の相性の良さが注目されて【白青黒超次元】のアーキタイプが徐々に周知されていった。
この頃は《氷牙フランツI世》を中心とした【ナイトコントロール】としての側面も持ち合わせていた。
DMPP-14では新たに《王機聖者ミル・アーマ》や《ジェニー・ダーツ》、新規超次元獣・呪文を獲得した。
扱いやすい《超次元ドラヴィタ・ホール》や《超次元ミカド・ホール》の登場や、《時空の封殺ディアス Z》の殲滅返霊と《時空の尖塔ルナ・アレグル》の覚醒条件の相性が悪いことから、デッキ構築の見直しが必要となった。
DMPP-15でついに《超次元ガード・ホール》や《時空の支配者ディアボロス Z》、《超時空ストームG・XX》といった強力なフィニッシャー格が登場し、フィニッシュ手段には困らなくなった。
しかし、《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》や《大邪眼B・ロマノフ》などの墓地利用デッキが環境の一角を占めており、それらに対するメタカードとして《お清めトラップ》や《超次元エクストラ・ホール》の採用率が高まっている。
依然として《時空の封殺ディアス Z》との相性が悪く、墓地に呪文が貯まり難くなったことから《ゴースト・タッチ》などを減らして《時空の尖塔ルナ・アレグル》の覚醒を無理に狙わない構築が見られるようになった。
また、呪文を封殺する《悪魔神王バルカディアス》が登場したため、環境に対する優位性はやや低下した。
DMPB-03での再録と同時に《ゴースト・タッチ》の能力がランダムハンデスに修正される。
これによって、DMPP-16で収録されていた《特攻人形ジェニー》《西部人形ザビ・バレル》などと合わせて軽量ハンデスカードを厚く採用できるようになった。
これらを採用しハンデス軸で組まれた型がDMPP-20期の《眠りの森のメイ様》の能力調整後、ランクマッチで結果を残した。
元来苦手としていた【刃鬼】や【リキッド・ピープル】といったデッキが、【墓地ソース】の台頭によって数を減らしたことに加えて、前弾で収録された《光器パーフェクト・マドンナ》がその【墓地ソース】に対しての有効札として働いたことで、環境で一定の立ち位置を手にした。
その後はDMPP-15のスタン落ちで《超覚醒ラスト・ストームXX》をはじめとする多くのサイキック・クリーチャーが使用不可になったことで、ND環境からはほぼ消滅した。
DMPP-22にて新たに収録された《制御の翼 オリオティス》を採用した形がスタン落ちのないAD環境で結果を残した。
《クリスタル・ツヴァイランサー》や《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》といった、環境デッキのフィニッシャーに対する有効札を得たことで、コントロール性能がさらに向上したことによるもの。
参考 [編集]