偶発(ぐうはつ)弾幕(だんまく)要塞(ようさい) [編集]

偶発と弾幕の要塞 R 水/火文明 (5)
呪文
自分の山札の上から、クリーチャーが出るまでカードを表向きにする。そのクリーチャーよりパワーの小さいクリーチャーをすべて破壊する。表向きにしたカードをすべて自分の墓地に置く。

DM-13で登場した/呪文
《転生プログラム》全体火力が合体したようなカードである。

効果の範囲は非常に不安定。自分のクリーチャーも犠牲になり、山札も削られてしまうことから、汎用性では同エキスパンション《雷撃と火炎の城塞》に大きく劣ると言わざるを得ない。
しかし、デッキ構築次第で《ミリオン・スピア》を遥かに上回る全体火力を撃つことができる。
また、クリーチャーを減らせば大量に墓地肥やしできる性質を買われ墓地利用と組ませられる事もある。

墓地に送られると山札を回復する《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》とは極めて強力なシナジーを形成する。
序盤は低コスト呪文で乗り切る構成にし、クリーチャーを《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》数枚とその他高パワークリーチャーに限れば、ライブラリアウトを一切気にせず、5マナで全体8000未満火力、もしくはそれ以上という非常に高性能かつ理不尽な破壊力を持つ除去となる。(>【悠久弾幕】)

新章デュエル・マスターズ以降パワー15000前後に【悠久弾幕】の有用なパーツが増えたため、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》自体は引き当てると火力参照元としてハズレの部類に入るようになったが、依然として山札回復手段としては有用。

後に、非クリーチャーかつ同じ条件で山札回復ができる《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》が登場。デッキクリーチャーを高パワークリーチャーのみにしつつ山札回復ができるようになり、さらに強化された。

【悠久弾幕】の他には、「表向きにしたクリーチャーパワーを参照する」点と「出たカードはすべて墓地に置かれる」という点から、《魔光帝フェルナンドVII世》の補佐に使われることが多い。
パワー11000未満のクリーチャーを一掃した上に、墓地に大量の呪文をため込むことができる。

《時空の邪眼ロマノフZ》《再誕の聖地》とも相性がよい。前者なら覚醒条件を軽々満たせるうえにライブラリアウトも防げる。後者なら大量のマナ加速も可能。

変わったところでは《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》との相性も悪くない。
デッキ魔導具魔導具呪文で構築することで《弾幕》により大量の魔導具呪文墓地に送りこみ、《ガ・リュザーク》が落ちればパワー11000未満の全体火力を放ちつつターンの終わりに無月の門・絶により《ガ・リュザーク》が出てくる。呪文面のS・トリガー獲得の手助けにもなる。
《弾幕》用に文明を加えなければならないため、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》と同時採用してもいいかもしれない。

使いづらいが、デッキの組み方次第で絶大な威力を発揮するカードである。
「普通じゃないカードを使うには普通じゃないデッキを組めばよい」ということを示す好例だろう。

  • 基礎パワー0のクリーチャーが捲れた場合、空打ちになる。パワー0以下の状態でありながら置換効果など何らかの方法によって破壊を免れているクリーチャーは破壊除去を無効化するはずなので、そうしたクリーチャーを選んでも破壊はまずできない。
  • この呪文を基盤に組み込むデッキは、俗に「弾幕○○デッキ」と呼ばれる。
  • ちなみに弾幕というのは敵の攻撃を防ぐため、たくさんの弾丸を飛ばすのを幕にたとえた言い方である。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

偶発と弾幕の要塞 VR 水/火文明 (5)
呪文
自分の山札の上からクリーチャーが出るまでカードを墓地に置く。そのクリーチャーよりパワーの小さいクリーチャーをすべて破壊する。

DMPP-18で実装。ベリーレアに昇格した。

《ヴォルグ・サンダー》と同様に、あえてクリーチャーが少ないデッキで採用すると大量墓地肥やしができる。
とはいえ【M・R・C・ロマノフ】では手軽に墓地進化GVの種に使える《特攻人形ジェニー》のパワーが1000しかなく、そちらでは除去呪文としては微妙かもしれない。

TCG版でも考案されていた《魔光帝フェルナンドVII世》の専用デッキでなら墓地肥やしが十分活用できる。

不具合 [編集]

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]