アビス・レボリューション環境 (オリジナル) [編集]
2023年4月から6月 [編集]DM23-RP1発売に伴い、《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》が色の合うあらゆるデッキに採用されるに至った。特に白青赤基盤や青黒緑基盤での活躍が目覚ましい。 【絶望神サガループ】環境進出当初は他のデッキもメタカードを2種8枚以上投入するガンメタ構築が主流であったが、2023年のゴールデンウィーク辺りになるとその余裕はないため1種4枚で最低限時間を稼ぎながら勝つ構築が主流化。 【絶望神サガループ】は6月2週時点で、オリジナルでは上位入賞母数251件中85件入賞と、入賞率にして33.9%を記録している。一般にCS上位入賞率が25%以上で一強、または二強とされるため、この33.9%という数字が如何に異常であるかが理解できよう。 DM23-RP2の強化パーツによって【メカ・メクレイド】や【チアスカーレット アカネ】、【赤単アーマード・メクレイド】がそこそこ健闘。とはいえ【絶望神サガループ】環境進出当初と同じく、【絶望神サガループ】と【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の二強構造は変わらない。DM23-RP2の新規としては特に《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》の活躍が目覚ましく、登場から瞬く間に色の合うデッキ全般に採用されるようになった。コロコロコミック7月号付録カードの《深淵の文暴具 ケシカス=カース》も【黒単アビスロイヤル】や【絶望神サガループ】を中心に色の合うデッキで大活躍。 2023年7月 [編集]しかし、7月初頭になると《なぜ離れ》により【サガループ】メタデッキが台頭したことで環境全体の速攻に対するガードが下がり、その隙を突く形で【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】の入賞数が激増。 16日に開催された『超CSV in 新潟』(オリジナル)では、【絶望神サガループ】が悲願となる大型大会での優勝を獲得。優勝したのは青黒の《蝕王の晩餐》型であった。準優勝は【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】。3位に【我我我ブランド】、4位に優勝者と同じような型の【絶望神サガループ】が残っていた。 DM23-EX1の発売に伴い【白赤アーマード・サムライ】、【メクレイド刃鬼】が環境に進出。 29日に開催された『超CSV in 大阪』(オリジナル)では、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が優勝。2位は【青黒赤サガ】、3位は【青魔導具】、4位は【白青ライオネル.Star】。 2023年8月 [編集]2023年8月11日付の殿堂レギュレーション改訂によって【絶望神サガループ】が消滅。代わりに【黒ガイアッシュ覇道】、【白ガイアッシュ覇道】が《勝利宣言 鬼丸「覇」》の殿堂解除により強化。 新殿堂が施行されるなり【絶望神サガループ】に締め付けられていた【キリコチェイングラスパー】や【カリヤドネループ】が環境に戻り、8月11日と12日に開催されたチャンピオンシップの上位入賞154件だけで30を超えるデッキタイプが確認された。新殿堂施行直後はほぼ無規制も同然であった【青魔導具】や完全に無傷であった【5色ザーディクリカ】が最上位帯に位置し、その1つ下で【白赤アーマード・サムライ】、【キリコチェイングラスパー】、【我我我ブランド】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が鎬を削る構造となっている。盆暮れ頃には【青魔導具】と【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】の2強対決構造となった。新殿堂施行2週目には【黒単アビスロイヤル】が入賞数トップに躍り出た。 8月4週のオリジナルでは上位入賞率1位から3位まで【青魔導具】、【黒単アビスロイヤル】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】となっており、墓地利用メタ、コスト踏み倒しメタが少ない環境であることが窺い知れる。 2023年9月 [編集]9月初週に入ると、【青魔導具】に比較的強い【我我我ブランド】や【白赤アーマード・サムライ】が増加し、それぞれ週間入賞数2位と3位を飾る結果に。 しかし、これらの不利対面の増加をものともせず【青魔導具】は入賞数1位を保持。 一方で【青魔導具】と並ぶ有力デッキだった【黒単アビスロイヤル】はあまり得意でない速攻系統の流行によりやや勢力を縮小。 第二週に入ると【白赤アーマード・サムライ】と【我我我ブランド】の勢力は更に増し、さしもの【青魔導具】もついに週間入賞数トップから陥落し2位に。入賞数トップは【白赤アーマード・サムライ】が飾った。【我我我ブランド】は入賞率3位を記録。 第3週はDM23-RP3が発売して環境が混沌とし出したこともあって、速度とデッキパワーで押す【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】が入賞数首位に立った。だが2位から順番にそれと大差ない入賞率で【白赤アーマード・サムライ】、【青黒魔導具】、【黒単アビスロイヤル】が追うなど、群雄割拠の様相を呈している。 第4週では《同期の妖精/ド浮きの動悸》と《アーテル・ゴルギーニ》を獲得し大幅に強化された【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が2位の【黒緑アビス】にダブルスコアの差をつけ入賞数トップに。この週で【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が入賞率28.4%を叩き出したが、20%以上の入賞率を叩き出したのは【絶望神サガループ】以来では初となる。 第3週末から月末辺りまでに【ブレスラチェイン】の入賞も散見される。 2023年10月 [編集]9月末から10月初頭の第1週末にかけて【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の勢いは止まらず、先週とほぼ変わらない入賞率28.2%を記録。 10月第1平日から10月第2週末にかけては、入賞率1位から順に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】(22.4%)、【青赤マジック】(10.6%)、【青黒魔導具】(10.1%)の3強となっており、この合計45%近くが《飛翔龍 5000VT》を投げ合う環境となった。 DMGP2023-2ndは優勝と準優勝が【青黒魔導具】、3位が【青赤マジック】、4位が【黒赤緑テレスコ=テレス】であった。ベスト8に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が2人、【青赤マジック】が1人、【青黒赤バイク】が1人残っていた。ベスト128進出で予選突破の実績は1位が【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】で29人、2位が【青赤マジック】で17人、3位が【黒緑アビス】で13人であった。 事前メタゲーム予想では【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が最強格とされていたが、少し前までは《ボン・キゴマイム》の維持が課題であった。しかし《アーテル・ゴルギーニ》と《同期の妖精》の登場を機に、場持ち、復帰力が格段と上昇し、その課題は解決された。そちらのデッキに対する生命線は《飛翔龍 5000VT》となり、それが使えるデッキの筆頭であり中速ビートダウンプランも取れる【青赤マジック】が対抗勢力となった。ただ、【青赤マジック】は手札にパーツを抱えることが必須で相手の動き全てに対応できる柔軟性はないため、使用難易度が高いという弱点があった。また、【黒緑アビス】はそのデッキパワーで《飛翔龍 5000VT》を使わず環境に抗える上にプレイングも簡単なデッキとして期待され、こちらも対抗勢力と目された。【青魔導具】は《好詠音愛 クロカミ》により、4ターン目無月の門99発動、《卍 新世壊 卍》なしでの《「無月」の頂 $スザーク$》着地など、柔軟で強力な動きを多く取ることができるため、エレメント除去さえ気を付ければ強力な対抗勢力の1つとして目されていた。【青黒魔導具】は《卍 新世壊 卍》と《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》の7枠を《堕∞魔 ヴォゲンム》4枚に圧縮できるため、《流星のガイアッシュ・カイザー》や《飛翔龍 5000VT》といったメタカード系を積む余裕が生まれるという利点がある。その代わり、《卍 新世壊 卍》がないということは呪文ロック対策が一切ないということである。 グランプリ終了後の10月第2平日から第3週末にかけては、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】がが入賞率27.1%で、入賞率12.0%で2位の【青赤マジック】を引き離して1位に輝き、まさしく一強となった。入賞数3位は【黒緑アビス】で入賞率10.2%を記録。この週には《飛翔龍 5000VT》と《飛ベル津バサ「曲通風」》が入って水を最早メインカラーの1つとした【青黒アビスロイヤル】という【黒単アビスロイヤル】の派生形が2件入賞していた。 2023年11月 [編集]11月2週目には【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が8週連続CS上位入賞1位を記録。母数284件中69件(24.3%)という圧倒的なシェアを記録。同州の2位は【青黒魔導具】の40件(14.1%)、3位は【青魔導具】の32件(11.3%)と、この3デッキでほぼ半数を記録しており、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】と【青黒魔導具】/【青魔導具】の対決構造となっている。細部は異なるが11月1週目も同様の対決構造であった。4週目には【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が10週連続CS上位入賞1位を記録。 2023年12月 [編集]12月初週の報告では【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が11週連続CS上位入賞1位を記録。 10日に開催された『ジュニア グランプリ2023』では【黒単アビスロイヤル】が参加者271人中36人使用と使用率1位。D4進出は【赤黒テレスコ=テレス】、【赤黒バクロ法師】、【赤黒テレスコ=テレス】、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の4デッキ。 DM23-RP4発売を機に【白黒メカ】、【チアスカーレット アカネ】が環境に本格的に進出。 12月4週目に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が14週連続CS上位入賞1位を記録。 12月最終週に【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】は首位を【青黒魔導具】に明け渡し、連続CS上位入賞1位が14週でストップ。 2024年1月 [編集]1月初週は【青赤マジック】がCS上位入賞数1位(27.1%)、【青黒魔導具】が2位(16.8%)で、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】は3位(11.7%)まで落ち込んでいる。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が失速したのは、普通の構築の場合《キャディ・ビートル》を引けないと安定3ターンキルができる【青赤マジック】を咎められないためであろう。 中旬には【青黒COMPLEXコントロール】が急浮上。 『超CSⅥ in福岡』は優勝が【アカシック3】、準優勝が【青黒魔導具】、3位が【青赤マジック】、4位が【青黒COMPLEXコントロール】。ベスト8には【青赤マジック】、【オボロティガウォック】、【白青赤ライオネル.Star】、【青赤マジック】が1人ずつ残った。 2024年2月 [編集]1月最終週から2月初週にかけての1週間は、【青赤マジック】がCS上位入賞数1位(19.4%)、【アカシック3】が2位(13.4%)、【COMPLEX】が3位(11.4%、青黒型が20件、青黒緑型が3件で、合計23件)。2023年12月4週目に14週連続CS上位入賞1位を記録し、一時期一大潮流であった【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】は入賞数7位(6.5%)にまで低迷している。 2024年2月2週目には遂に【アカシック3】がオリジナルの入賞数1位に輝いた。 DM23-EX3発売に伴い、水晶マナを活かした【ゼニス・セレス】系統がそこそこ結果を出すに至った。 2024年3月から4月 [編集]2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂により【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】と【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】、【青赤マジック】と【5色ザーディクリカ】、そして【アカシック3】と【青魔導具】/【青黒魔導具】が弱体化。特に【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】と【青魔導具】/【青黒魔導具】は致命傷を受けたと当初は多くのプレイヤーは判断された。 だが【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】は逆にリソース基盤を活かして《オンソク童子 <ターボ.鬼>》からのソニック・コマンドへの侵略によるビートダウンを軸とするようになり、弱体化には至らなかった。【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】も2コスト初動としての《幻緑の双月/母なる星域》の替わりならいくらでもある上に、コスト踏み倒し手段としての《幻緑の双月/母なる星域》の2枚目以降なら《母なる星域》が無制限なので、それほど傷は深くなかった。ただ、【青赤マジック】は完璧な詰めを伴うフィニッシュが《ファイナル・ストップ》を唱えられる4ターン目以降になったため、無視できない弱体化となった。【アカシック3】も2枚目以降の《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》を失い、リペアが《巨大設計図》範囲外の《激烈元気モーニンジョー》であるため、4ターンキルの安定性が低下。 新殿堂施行直後には他にも、優良な基盤を押し付けられる【青緑ジャイアント】がそこそこ活躍した。新殿堂初週は入賞数1位が【黒緑アビス】で、入賞率24%と一強と言うべき状態となった。【青赤マジック】も同集計では2位の10%と、弱体化したとはいえひとまずそこそこの立ち位置を示した。 月末の集計では【黒緑アビス】が3週連続入賞数1位を記録。 『全国大会2023』では優勝が【青魔導具】、準優勝が【黒赤緑アビスロイヤル】、3位が【青赤マジック】、4位が【黒緑アビス】であった。他にベスト8に【青赤マジック】が3人、【青黒魔導具】が1人残っていた。参加者48人中オリジナル用のデッキ使用実績1位が【白緑巨大天門】で14人、2位が【青赤マジック】で7人、同率3位が【青黒COMPLEXコントロール】、【青魔導具】、【アカシック3】、【黒赤緑アビスロイヤル】、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】の各3人であった。 全国大会終了後の4月に入ったころ、全国大会でも使われた【青緑ジャイアント】が若干流行し、全国大会での活躍が宣伝となって激増した【白緑巨大天門】に刺さりが良いということで【青緑Gジョラゴン】も増加。 参考 [編集]タグ:
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