被アタックトリガー [編集]
相手のクリーチャーが攻撃することで誘発する誘発型能力、またはその能力が誘発することを指す俗語。
アタックトリガーの逆であり、攻撃の被害者が使えると考えると俗語の意味が分かりやすい。
テキストの類型 [編集]
被アタックトリガーには以下のようなテキストの類型がある。
○○が攻撃された時~ [編集]
エコロバルーン・ビートル R 自然文明 (5) |
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 4000 |
自分のクリーチャーが攻撃された時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうした場合、そのターンの終わりまで、そのクリーチャーのパワーは+3000される。 |
勝利の覇闘 ガイラオウ VIC 火文明 (9) |
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 11000 |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
各ターン、はじめて自分が攻撃された時、このクリーチャーとその攻撃クリーチャーをバトルさせてもよい。 |
龍解前⇒《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》 |
初出は対クリーチャー限定がDM-10の《エコロバルーン・ビートル》、対自分限定がDMD-20の《勝利の覇闘 ガイラオウ》。
「被アタックトリガー」という名前に一番合致するテキストである。
2024年8月末までのカードプールでは「自分または自分のクリーチャーが攻撃された時」のテキストを持つカードは存在しないため、この類型は「相手のクリーチャーが攻撃する時~」よりも適用範囲が狭いことになる。
クリーチャーが○○を攻撃する時~ [編集]
革命の防壁 R 光文明 (3) |
呪文 |
革命0トリガー―クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
自分の山札の上から1枚目を見せ、山札の一番下に置く。それが光のクリーチャーなら、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。 |
この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに山札に加えてシャッフルする。 |
「○○」に入るのが、「自分」や「自分のXX」などになっていれば被アタックトリガーである。
単に「クリーチャー」とだけ書かれている形式はDMR-17の《革命の防壁》等革命0トリガーサイクルが初出。
相手のクリーチャーが攻撃する時~ [編集]
聖帝ファルマハート UC 光文明 (5) |
進化クリーチャー:アーク・セラフィム 7000 |
進化−自分のアーク・セラフィム1体の上に置く。 |
メテオバーン−相手のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、このクリーチャーはアンタップされ、そのターンの終わりまで「ブロッカー」を得る。 |
W・ブレイカー |
初出はDM-19の《聖帝ファルマハート》。
それ以前にも《雲海の守護者メッサ・バーナ》など、このテキストを持つものがあるが、それらはあくまでも強制ブロッカーであることを意味する常在型能力なのでここに含まない。
クリーチャーが攻撃する時~ [編集]
ムッシュ・メガネール C 無色[ジョーカーズ] (4) |
クリーチャー:ジョーカーズ 1000 |
各ターン、はじめてクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーはシールドをさらに1つブレイクする。 |
超機動罠 デンジャデオン MAS 自然文明 (6) |
クリーチャー:グランセクト 6000 |
W・ブレイカー |
自分のターンのはじめに、このカードを自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 |
罠金乱舞:クリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、自分の手札から《トラップ》と名前にある呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
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地獄極楽トラップ黙示録 MAS 自然文明 (8) |
呪文 |
S・トリガー |
相手のクリーチャー1体または相手のシールドを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
一応初出はDMRP-02の《ムッシュ・メガネール》、相手に攻撃を躊躇されるような能力の初出はDMEX-03の《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》。
この類型は、相手のクリーチャーが攻撃する時だけではなく、自分のクリーチャーが攻撃する時にも誘発するため、攻撃的に使うこともできる。
ルール [編集]
- 被アタックトリガーもアタックトリガーと同じタイミングで誘発する。ただし、待機している能力はターンプレイヤーのものから先に解決するため、攻撃されている側の非ターンプレイヤーの被アタックトリガーは後で解決される。
- あくまでも攻撃宣言時にどこに攻撃するかを指定した先が「○○を攻撃した時」や「○○が攻撃された時」の「○○」に該当する。ブロッカー/ガードマン/攻撃曲げ等の攻撃先を変更させる能力は、被アタックトリガーの解決後に機能し、攻撃先を変更した後は被アタックトリガーの解決タイミングを過ぎているため、攻撃先を変更させる能力によって攻撃先を「○○」に変更しても「○○を攻撃した時」や「○○が攻撃された時」は誘発しない。
- 例えば《エコロバルーン・ビートル》・《ブロッカー》・《A》があり、相手のクリーチャーが《A》に対して攻撃を宣言した場合、《A》のパワーをパンプアップすることだけができる。《A》への攻撃を《ブロッカー》でブロックした場合、《ブロッカー》をパンプアップさせることはできない。
- 例えば相手が自分に対して攻撃を宣言し、自分の《変幻の精霊ナイツ・オブ・コバルト》でブロックした場合、相手の山札の上を墓地に置かせることはできない。
参照 [編集]