攻撃の終わり [編集]

クリーチャーの攻撃によるシールドブレイク、またはバトルの処理と、それによりトリガーした効果の解決が完全に終了した直後の瞬間を意味する。
主にカードテキストで用いられる表現。「攻撃の後」とはタイミングが異なる。

総合ルールでは攻撃終了ステップと定義されており、詳しいルールや裁定については以下を参照。

攻撃(アタック)終了ステップ [編集]

キング・ボルバルザーク P 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、自分のクリーチャーをすべて山札の一番下に置いてもよい。そうしたら、このターンの後、自分のターンをもう一度行う。
Code:1059 MAS 水文明 (5)
オレガ・オーラ:ドラゴン・コード/トリックス/デリートロン +4000
これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
DL-Sys:これを付けたクリーチャーの攻撃の終わりに、相手の墓地にある呪文を1枚コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を相手の山札の一番下に置く。その後、このオーラを自分の他のGRクリーチャー1体に付けてもよい。
自分のターンの終わりに、GR召喚する。
オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。

文字通り、クリーチャーが攻撃を終えた時のステップ

決して、攻撃ステップ自体の終了のことではなく、1体のクリーチャーの攻撃が終わったことを指す。

能力テキストでは「攻撃の終わり」と表記される。なお、「攻撃の後」はこのステップが終わった後のタイミングなので、混同しないように注意。

処理の流れ [編集]

  1. 遅延誘発型能力ではないもの[4]は、このステップに到達することではじめてトリガーする。そして「攻撃の終わり」の能力を解決していく。この時、他の能力が誘発すればそれらも解決していく。
  2. パワーアタッカーのような攻撃中に発動する常在型能力の効果が終了する。ブロック側におけるブロック中などの能力も同様。
  3. ここで攻撃終了ステップは終了。次は「攻撃の後」に解決される能力があればそれを解決することになる。

遅延誘発型能力ではないものの補足 [編集]

その他 [編集]

  • 何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが現在進行中の攻撃から取り除かれた場合(封印も含める)、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行する。(総合ルール 505.6a)
  • 前述の通り、「攻撃の後」は攻撃終了ステップではなく、攻撃終了ステップの後のタイミングのことを指す。長らく、公式から何のアナウンスもなかったため、一般的に「攻撃の終わり」と「攻撃の後」のタイミングが混同されていたが、2020年4月17日に公式Q&Aで両者は別々のタイミングであることが明言された。端的に言えば、「攻撃の終わり」は攻撃中であり、「攻撃の後」は攻撃中ではない。

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《ライマー・トール》で攻撃しシールドをブレイクした後、《勝熱英雄 モモキング》の「キリフダッシュ」を使おうとしています。《ライマー・トール》の「攻撃の後、このクリーチャーを破壊する」能力と、「キリフダッシュ」はどちらが先に発動しますか?
A.「キリフダッシュ」を使うのが先です。「キリフダッシュ」のような、「攻撃の終わり」に発動する能力を全て解決し終えてから、《ライマー・トール》が持つような「攻撃の後」に発動する能力を解決します。
引用元

Q.自分の《超音速 ターボ3》が攻撃し、相手のシールドをブレイクしました。「S・トリガー」などによって攻撃が終わる前に《超音速 ターボ3》がバトルゾーンを離れた場合、「攻撃の終わりに」の能力は使えますか?
A.いいえ、使えません。《超音速 ターボ3》のように、バトルゾーンで誘発する「攻撃の終わりに」の能力は、そのカードがバトルゾーンを離れてしまっていた場合には使うことが出来ません。
引用元

Q.自分のバトルゾーンに《BUNBUN・ヴァイカー》がいる時に、自分はクリーチャーで攻撃し、相手のシールドをブレイクしました。「S・トリガー」などで攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、《BUNBUN・ヴァイカー》が持つ「攻撃の終わりに」の能力は使えますか?
A.はい、使えます。攻撃終了ステップの開始時に《BUNBUN・ヴァイカー》がバトルゾーンを離れていなければ、攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れているかどうかは問いません。逆に、《BUNBUN・ヴァイカー》がバトルゾーンを離れていた場合、攻撃クリーチャーの状態に関わらず、「攻撃の終わりに」の能力は使えません。
引用元

Q.相手の《三界 ナラカ・マークラ》が自分のシールドを2枚ブレイクしました。それによってトリガーした自分の《月と破壊と魔王と天使》の「オシオキムーン」能力で、相手が《三界 ナラカ・マークラ》の「攻撃の終わり」の能力で追加したシールドをブレイクすることはできますか?
A.いいえ、できません。《月と破壊と魔王と天使》の「オシオキムーン」能力でシールドをブレイクしたあとで、「攻撃の終わりに」の能力が発動するためです。
引用元

Q.相手の「スレイヤー」を持つクリーチャーによる攻撃を、《サッヴァーク-MAX》でブロックしました。バトルの後、《サッヴァーク-MAX》は破壊されますか?
類似例:《大青守星 イマムーソー》
A.いいえ、破壊されません。「ブロック中」の効果が消えるのは、攻撃終了ステップです。「バトルの後」の能力を解決し終えてから攻撃終了ステップに移るため、「スレイヤー」を解決するタイミングでは「ブロック中破壊されない」効果がまだ消えていません。
引用元(2022.11.11)


[1] ただし、追加ターンを得ていた場合はこの限りではない。
[2] 先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない。
[3] ただし、追加ターンを得ている場合はこの限りではない。
[4] 「このクリーチャーが攻撃する時、(中略)、攻撃の終わりに」の場合は、攻撃クリーチャー指定ステップに誘発して攻撃終了ステップで効果が実施される遅延誘発型能力である。《グッドルッキン・ブラボー》が該当する。