可憐(かれん)メタビート】 [編集]

《その子供、可憐につき》システムクリーチャーを軸とした白青赤中速ビートダウンメインデッキの約6割がシステムクリーチャーという異質な構築となっている。

その子供、可憐につき P 光/水/火文明 (3)
クリーチャー:ヒューマノイド/チルドレン 3500
自分のコスト4以上のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
相手の進化クリーチャーと、「スピードアタッカー」または「マッハファイター」を持つ相手のクリーチャーは、タップしてバトルゾーンに出る。

主要カード [編集]

候補カード [編集]

《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》コスト踏み倒しメタ/呪文メタ
《音奏 プーンギ》耐性付き呪文メタ
《異端流し オニカマス》耐性付きコスト踏み倒しメタ
《*/弐幻サンドロニア/*》手札交換付きオーラ
《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》5枚目以降の《異端流し オニカマス》/サイキックを呼び出せる防御S・トリガー
《MANGANO-CASTLE!》使い捨てスピードアタッカーGRを2体用意
《“乱振”舞神 G・W・D》手札の減らない汎用除去
《DROROOON・バックラスター》GR召喚付き汎用除去
《奇天烈 シャッフ》宣言コストプリン効果、宣言コストの呪文ロック
《U・S・A・BRELLA》GR召喚メタ
《正義の煌き オーリリア》ラビリンスでコスト5以下の呪文ロック
《お騒がせチューザ》タップ中は全プレイヤーに完全な呪文ロック。タイミング次第で《MANGANO》とはトレードオフに
《単騎連射 マグナム》原則全てのクリーチャーによるカウンターを封じる
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》クリーチャー面はほぼオマケ/宣言コストの召喚詠唱ロック
《イグゾースト・II・フォー》呪文再利用、詠唱時にプリン効果《可憐》でサポートしてSAにも
《“轟轟轟”ブランド》引けたらラッキーなタダ出しSA2打点
《終末の時計 ザ・クロック》1ターンを確実に凌げる防御S・トリガー獣

超次元ゾーン [編集]

超GRゾーン [編集]

《ドドド・ドーピードープ》デメリット付き2打点
《グッドルッキン・ブラボー》条件付き2打点
《鋼ド級 ダテンクウェールB》Jトルネードのコストにもなる、無条件でほぼノーデメリットの2打点
《無限合体 ダンダルダBB》Jトルネードで呪文をおかわり
《全能ゼンノー》足止め。頃合いを見てJトルネードのコストにも
《ジェイ-SHOCKER》Jトルネードでクリーチャーによるカウンターを封じる

このデッキの回し方 [編集]

2ターン目に2コスト初動システムクリーチャーで相手を牽制してから3ターン目に《その子供、可憐につき》を立て、4ターン目に《正義の煌き オーリリア》を召喚してすぐにラビリンス発動に繋げるのが理想的な攻撃的プランの1つ。その場合、そのまま《MANGANO-CASTLE!》で追撃してダイレクトアタックに持ち込めれば言う事無し。

耐性付きメタカードを少しずつ並べて打点を貯め、頃合いを見て一気に1ショットキルを仕掛けるプランもある。《DROROOON・バックラスター》《MANGANO-CASTLE!》を組み合わせて相手の盤面を枯らせるのもアリ。

弱点 [編集]

コスト踏み倒しメタ呪文コスト加重が効かない【ライベルモットループ】のような高速ループには滅法弱い。相手が先攻を取って最速の3ターン目にループに入った場合は、ループパーツであるGRクリーチャーを規制する《U・S・A・BRELLA》すら間に合わないので諦めるしかない。

GR召喚への依存度もそこそこ高いので相手が《U・S・A・BRELLA》のようなGR召喚メタを出した場合は展開速度がグンと落ちる。

当然《その子供、可憐につき》では3コスト以下の味方はスピードアタッカーにならない。そのため、序盤は必然と4コスト以上のクリーチャーを温存することになる。そこにピーピングハンデスを合わされると悲惨。そもそも手札補充が無いのでハンデス自体が苦手。

最速で《音奏 プーンギ》《奇石 ミクセル》《異端流し オニカマス》を出せないと【連ドラグナー】の初動である《ヘブンズ・フォース》からの4コストドラグナー踏み倒しには間に合わない。

2コスト帯のメタカードは出したとしても《熱血剣 グリージーホーン》を装備した《龍覇 グレンアイラ》で軽く処理されるパワーラインなので、場持ちの過信は禁物。

デフォルトで入る防御S・トリガーは《終末の時計 ザ・クロック》4枚程度しかなく、足止めをほぼ《その子供、可憐につき》に依存し切っている。防御S・トリガーを足せるとしたら、クリーチャー面がコスト踏み倒しメタである《全員集合!アクア・三兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》程度なものである。

メタカードはどれも《メガ・マグマ・ドラゴン》全体除去にスッポリと収まる。欲張ってシステムクリーチャーを並べすぎると1コストで《メガ・マグマ・ドラゴン》を召喚されて盤面を一掃される恐れがある。

環境において [編集]

DMEX-12期のチャンピオンシップで優勝を、DMRP-15期のチャンピオンシップで4位入賞を果たした。特にDMRP-15期には【連ドラグナー】が役割対象となっていた。

DMRP-17《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》を手に入れ、同期のオリジナル環境における支配者的な立場となった。一方、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》がコントロールに向いた性能をしているので、デッキの基盤を維持しつつ《その子供、可憐につき》を入れない【鬼羅.Star】へと変化を遂げてそれが結果を残している。

《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》の登場後は【白青赤鬼羅.Star】に投入される形で《その子供、可憐につき》がまた採用されるようになり、これも【可憐メタビート】の実績と言える。

参考 [編集]