【ボルバルブルー】 [編集]《無双竜機ボルバルザーク》をフィニッシャーにした【青赤緑ビートダウン】。【青ボルバル】【水ボルバル】などと呼ばれることも。 DM史上有数のタチの悪かったデッキタイプと言われる。下記のように環境によって形を変え、ボルバルザークプレミアム殿堂化までメタゲームの第一線に生き残った。 2004年冬の公式大会、EL(エターナル・リーグ)オープンクラス全国大会決勝トーナメント優勝を筆頭に、公式大会での戦績は数え切れないほど。
《シビレアシダケ》や《青銅の鎧》によるマナブーストと《エナジー・ライト》や《炎槍と水剣の裁》によるドローを連発してアドバンテージを取り、適当な所で《母なる大地》、《無双竜機ボルバルザーク》を使ってとどめを刺す。 ある程度の対策を施したデッキでも、序盤にテンポアドバンテージを握られた後に繰り出される2ターン攻撃を防ぎきることは困難なため、当時の環境では「いかに先に《無双竜機ボルバルザーク》を出すか」という事のみが追求され、その結果、大会参加デッキの7割以上が【ボルバルブルー】及びその亜種という異常事態となっていた。 環境の変動及び《無双竜機ボルバルザーク》の制限処置により、時期によって大きく3つの形に分かれる。 初期 [編集]【ボルバルステロイド】を踏襲して《無双竜機ボルバルザーク》が4枚積み。
ただ、成立したDM-10当初はデッキパーツが弱く、《スケルトン・バイス》、《アクアン》、《光器ペトローバ》を採用できないことがデメリットとまで言われていた。実際のところ当時は、除去の連打でワンショットに中々入れずジリ貧になったり見切り発車したところ防御S・トリガーで受け切られて自滅したりすることが多かった。この頃は強いといってもあくまで「初心者層に対して強い」程度であった。 中期型 [編集]《無双竜機ボルバルザーク》殿堂入りによる一枚制限を受けて、《鳴動するギガ・ホーン》増量などでサーチ能力を高めたり、《紅神龍ジャガルザー》《ツインキャノン・ワイバーン》などの第二フィニッシャーによって攻撃力を上げたもの。 一方、【リキッド・ピープル】折衷型として組まれるなど、《無双竜機ボルバルザーク》への依存度を下げたビートダウンとして生き残りを懸ける型も見られた。 後期型 [編集]増えてきた【除去ボルバル】に対抗するために【ステロイド型】との融合を図ったものである。【除去ボルバル】のほうがコントロール性能が高いため、こちらはビート力を取り戻して対抗した格好。 以上のように、多少形は変わっていったものの、ボルバルザーク禁止まで常にメタゲームを走り続けたデッキであり、前述の通り環境を支配していた期間は悪名高い《アストラル・リーフ》、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》系デッキよりも長い。 主要カード [編集]
サンプルデッキ [編集]2004年全国大会・エターナル(聖拳)・リーグ
殿堂ゼロデュエル型 [編集]マナと手札を伸ばしつつ盤面を並べてからボルバルを呼び出すまでは現役時代の【ボルバルブルー】と同じだが、カウンター封じによって確実に詰めるのがポイント。現役時代は《呪紋の化身》との同居にひと工夫が必要であったが、現在の殿堂ゼロデュエルではカードプールの拡充により6000限定全体火力を気にしなくてよいため、ロックは当時より実現させやすい。 ただ、現実的にはフィニッシュに5ターン程度かかるため、殿堂ゼロデュエルはもちろん殿堂レギュレーション環境基準で考えてもビートダウンとして低速すぎる。そのため、そもそも真剣勝負ではなくボルバル限定戦など嗜みとして使われるデッキという立ち位置。
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