最凶(さいきょう)覚醒者(かくせいしゃ)デビル・ディアボロス Z(ゼータ) [編集]

※正式な表記は《Z》ではなく《Ζ》だが、ページ名は入力のしやすさを優先して《Z》を用いている

最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z SR 光/水/闇/火/自然文明 (20)
サイキック・クリーチャー:ワールド・コマンド 23000
E・ソウル
Q・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手の光、水、闇、火、自然のクリーチャーを1体ずつ破壊する。
解除(このクリーチャーが離れる時、離れるかわりにコストの小さいほうに裏返す)
覚醒前⇒《時空の支配者ディアボロス Z》

DM-39で登場したE・ソウル持ちの5色レインボーワールド・コマンドサイキック・クリーチャー

《時空の支配者ディアボロス Z》覚醒した姿。
アタックトリガーで各文明クリーチャーをそれぞれ1体ずつ破壊するという、単純にして非常に強力な能力を持つ。

単色デッキに対してはただの《チェイン・スラッシュ》でしかないものの、それでも《超神星プルート・デスブリンガー》ゼンアク《ニコル・ボーラス》を見ても分かるように十分すぎる威力を持ち、2文明以上を採用しているデッキに対しては更に凶悪な性能を見せる。

23000という《緑神龍ディルガベジーダ》に並ぶ超高パワーQ・ブレイカーを持ち、前述のアタックトリガーバトルゾーンを薙ぎ払った上でほぼ確実にシールド4枚を吹き飛ばす、まさに「最凶」の名にふさわしい破壊力を持ったクリーチャーである。

1度攻撃を許せばバトルゾーンの壊滅は必至であり、一気に盤面を捲られてしまう。攻守のイニシアチブを取られるのはもちろん、Q・ブレイカーと追加打点でそのままフィニッシュというのもよくある話。
それでいて解除持ち、かつ再覚醒も容易であり、非常に粘り強い。それでありながら、攻撃され続ける限りは盤面の維持は不可能であり、一発解体が出来なければ単体でゲームエンドまで持って行かれてしまう。
覚醒前の質の高さ、加えて超次元呪文を投入するだけで簡単に運用できる割には、破格の突破力を継戦力をもっていると言えよう。

弱点らしい弱点は特に見当たらないが、強いて言うならば無色クリーチャー除去出来ない事、超次元呪文が重いものに限られていること、メジャーな呪文メタコスト踏み倒しメタサイキック・クリーチャーメタに引っ掛かるということか。
しかし、よくセットで使われる《超次元ガード・ホール》が非常に強力であり、先に幅広い範囲で除去を行えるため、進化クリーチャー《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》によるロックでもなれば先に潰してしまえる。一度《時空の支配者ディアボロス Z》を立ててしまえば上記の除去能力によりシステムクリーチャーに睨みを効かせられるため、サイキック・クリーチャーの中ではメタに対してかなり強い方である。
腐っても、アンタッチャブルブロッカー及び解除持ちQ・ブレイカーであるため、場に残ってさえいればゴリ押しが効く。改めてこのカードの基礎スペックの高さが窺える。

とはいえ、このカードを出すためには、最低限6コストの重量呪文を使う必要があり、環境の速度やメタカードの流行具合によっては敷居が高くなりがちである。近年爆発的に数を増やしている無色クリーチャーも、運用性に欠陥が出るわけではないとは言え考慮すべきであろう。
また、覚醒条件で自分の場やマナをガンガン消費するため、いくら高い運用性があれどある程度のカバーが必要である。非常に強力なフィニッシャーには違いないが、やはり環境や投入するデッキは選ぶ必要がある。

総じて、高い汎用性とフィニッシュ力を兼ね備えた、非常に強力なサイキック・クリーチャーである。
能力の派手さやヒーロー性も申し分なく、初代主人公のラストボスに相応しい貫禄を持っているといえよう。

背景ストーリーにおいて [編集]

光文明の力を利用し、闇文明の手によって誕生した《時空の支配者ディアボロス Z》が5文明の力を吸い上げて覚醒した姿。

《神風の覚醒者ストーム・カイザーXX》《剣豪の覚醒者クリムゾン GENJI・XX》が合体し、《超時空ストーム G・XX》が超覚醒の力を手にして覚醒した《超覚醒ラスト・ストーム XX》と三日三晩続いた激闘の末、Ζと共に敗北。連合軍と《超覚醒ラスト・ストーム XX》の勝利でストーリーが終わる。

その他 [編集]

  • 除去効果は1文明ごとに1体ずつ破壊するのでなく、5文明分のクリーチャーをそれぞれ選んでからそれらを同時に破壊する。例えば相手の場にG・リンクしたゼンアクのみがいた場合、自然のどれか1つの枠で、ゼンアクに対して1回のみ破壊効果を適用する。(結果としてゼンアクのリンクは解消されどちらか1体が場に残ることになる。)たとえ対象が複数の文明を持つ場合でも、破壊効果は選択したクリーチャー1体に対して1度しか発生しない。
    • また、相手のクリーチャーを選択する順番はテキストの通り、「光、水、闇、火、自然」の順でないといけない。例えば相手の場に《激沸騰!オンセン・ガロウズ》《レッド・ABYTHEN・カイザー》《ボルバルザーク・エクス》の3体のみがいる時、まずを選ぶので《ガロウズ》は必ず破壊しなければならない。その後に《エクス》と《ABYTHEN》からの枠を選択するが、ここで《エクス》を選べば《ABYTHEN》は選べなくなる。順番を抜かすことはできないが、順番さえ守れば余す事なく5体選びきらなくてもいいというのは覚えておいて損はないだろう。
  • 無色クリーチャー破壊できない。当初は無色の代表格であるゼニスが基本的にエターナル・Ωによる耐性を持っていたため仮に破壊対象に選べても効果は薄かった。
    しかし新章以降ジョーカーズが誕生し軽量の無色クリーチャーを並べるデッキタイプが環境にも姿を見せるようになったため、無視できないポイントとなっている。
  • 「デビル」も「ディアボロス」も意味は「悪魔」で重複してしまっている。
  • アニメ「クロスショック」ではクリーチャー世界編のラスボスとして登場。声優は覚醒前とは異なりザキラ役の安元洋貴氏が担当しているが、冷静無感情な演技でザキラと差別化している。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

DMPP-15で実装。E・ソウルが消去された。パックや生成では入手できず、《超次元ガード・ホール》入手時に特典として付いてくる。

サイクル [編集]

DM-39で登場した、覚醒編クリーチャーが新たに覚醒を得た設定のサイクル解除を持つのは《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》のみ。

関連カード [編集]

背景ストーリーのラスボス [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》の二番目の能力は、どのようにプレイするのですか?
A.《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》が攻撃する時、まず相手の光のクリーチャーを1体選び、それから水、闇、火、自然、のクリーチャーを1体ずつ選びます。それをまとめてすべて破壊します。これで、最大5体、いちどに破壊することができます。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》で攻撃しました。相手のクリーチャーを破壊する前に、相手はブロックすることができますか?
A.できません。「このクリーチャーが攻撃する時」能力は、相手がブロックする前にすべて実行します。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.《希望のジョー星》がバトルゾーンにあります。《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》の「攻撃する時」の能力で、クリーチャーを選んで破壊することはできますか?
A.いいえ、できません。バトルゾーンのクリーチャーは文明を失っているので、この能力で選ぶことはできません。
引用元(2020.7.17)

Q.《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》の「攻撃する時」の能力で、相手の《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》のような多色クリーチャーを2回以上選べますか?
A.いいえ、同じクリーチャーを2回以上選ぶことはできません。各文明ごとに1体ずつ別のクリーチャーを選び、それらを同時に破壊します。

+  (総合ルール 601.1h)

引用元(2020.8.21)